サッシとガラスの隙間を5つ道具で簡単に埋める方法を解説しています。

築年数の経過と共にガラスとサッシの間に隙間が発生する事があります。本日は気になるサッシの隙間について原因と対処法を解説して行きたいと思います。DIYでも出来る隙間を埋める方法も紹介しますのでご確認下さい。

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サッシとガラスに出来る隙間の原因

そもそも、サッシとガラスの間にあるゴムの様なモノは何かご存知でしょうか?状況により3つのモノが存在します。

ガラスが単板の場合・・・・

ガラスが複層(ペア)ガラスでは無い単板の場合は基本的にグレイジングチャンネル(グレチャン)もしくはビートと言われるゴム製のガラス固定材が使用されています。木造住宅やアパート、マンションで広く一般的に普及していると考えて下さい。

その中でもマンションのサッシにはグレチャンやビートでは無く、コーキング(シリコンやシールと表現したりもします)が使用されている事も多々あります。

従って木造住宅では、ほぼほぼグレチャン。

マンションではグレチャンかビートかコーキングが使用されている。。とご理解下さい。

ここまでは、単板の話しです。では、複層(ペア)ガラスではどうでしょうか?

ガラスが複層の場合・・・・

特殊グレチャンと言って”軟質塩ビ”のグレチャンが使用されている事が多いです。通常のグレチャンも使用されている事もありますが最近では殆どが軟質塩ビではないかと思われます。

何故隙間が出来るのか?

そこで本題の「何故隙間が出来てしまうのか?」と言う事ですが、まずグレチャンで起こるケースではサッシの歪みやガラスの寸法によりゴム製のグレチャンがサッシ内部に巻き込まれる事によって隙間が発生する事があります。

ビートに関しても同様の原因と追加してゴムの劣化により”縮む”事が原因となりサッシの角に隙間が発生する事も考えられます。

次にコーキングの場合では、経年劣化でコーキングの収縮によりコーキングが切れるという現象が発生します。当初の施工時にしっかりシリコンが充填されていればこの様なケースはあまりありませんが、充填量が不足していると後々”隙間”となると言う事ですね。

ちなみに軟質塩ビでは殆ど隙間が発生する事はないと思います。と言うか私は見た事がありません(苦笑)

サッシの隙間を埋める5つの道具

隙間の原因として解説したゴム製のグレチャンとビート、そしてコーキングの隙間の埋め方についてですが、どちらの場合も”コーキング”で隙間を埋める方法が最も簡単で経済的です。グレチャンやビートの隙間埋めとして新たにゴムを巻き直す方法もありますがこの場合は業者に依頼しなければ一般の方では少々ハードルが高いと思います。コーキングでの手直しであればホームセンターで揃う5つの道具で解決出来ます。

(道具1、コーキング剤)コーキングも色が多数用意されています。ホワイト・グレー、ライトグレー、アーバン、クリアなどありますのでサッシの色に合わせた色を揃えます。

(道具2、コーキングガン)コーキングを充填する際に使用する道具です。200~300円で販売されています。

(道具3、マスキングテープ)サッシやガラスにコーキングが付着しない様に、また綺麗な仕上がりをする為にマスキングテープで養生します。

(道具4、コーキングヘラ)コーキングを切って行くために必要です。コーキングを充填する幅に合わせて適切なサイズを選びます。

(道具5、カッター)カッターもしくはハサミ、最悪包丁でも可です。コーキングの先端をカットしコーキングが使用出来る様にする為に使用します。

サッシの隙間を埋める施工方法

まずは、コーキングを充填したい所にマスキングテープを貼って行きます。ガラス側とサッシ側両方に貼りますが充填したい箇所の長さが仮に20cmとした場合、上下10cm以上はずつ長めに養生して下さい。コーキングヘラとも関係して来ますのでマスキングの幅には十分に注意する必要があります。

続いてコーキングの先端をカッター等でカットしコーキングガンにセットします。カットするサイズはガン先端の充填口が充填するマスキング幅よりも少し広めに調整します。

あとはコーキングを充填しヘラでコーキングを切れば完成です。マスキングを剥がし作業完了です。

仮に何等か失敗した場合、コーキングを指でそのまま触るとベタベタと指について収拾がつかない事になりますので、コーキングを指で触る場合は洗剤などを指に少量付けると指にコーキングが付かずに済みます。

まとめ

本日はサッシの隙間について原因や対処方法を解説しました。隙間をそのままにしておくと隙間風や雨水の侵入は勿論、ガラス割れの原因にもなりますので早めの対処が必要です。

Posted by doorrd