浴室のアクリル板が割れてしまい、アクリル板交換のご依頼を受ける事も少なくありません。アクリル板はガラス屋、サッシ屋で交換できる”板”ですが、最近では一部ホームセンターなどでも取り扱いがある様です。浴室のアクリル板を交換するのはガラス交換と同じ要領で、サッシの内寸を測り、飲み込み12mmを考慮したサイズでアクリル板をカットします。交換するには浴室ドア(浴室折戸)を一旦ドア枠から取外し、枠をバラして入れ替える事が可能です。中には接着されたアクリル板もありますが、接着された浴室アクリルは本体ドア(折戸)全体を交換する必要があります。(接着タイプのアクリル板に関してはコチラで詳しく記述していますのでご参照下さい)本日はそんなアクリル板にも”種類があるので注意が必要”と言う内容に記事です。

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浴室アクリル板の種類

アクリル板にも種類が多くあります。見た目に考えると、透明のアクリル板もありますし、カラフルに色のついたアクリル板もあります。最近では、ウイルス対策の為にデスクの仕切りに使用されたりと需要拡大の商品です。一般的な使用方法から、カーポートなどで使用する”耐候用”のアクリル板や電気絶縁性の役割を担う物も存在します。

浴室のアクリル板に限っては、透明のアクリルを使用する事は殆どありませんので、”かすみ”系の部材で交換する事が一般的です。具体的には表面が少しザラザラした感じで乳白色の色味をしています。厚みは2mmを使用されている事が多いですが、中には3mmや4mm程度の厚さもものもあります。

厚み以外に気を付けなければならないのは、ザラザラした凹凸の感じと、色味です。製造された年代やメーカー、商品により凸凹感と色味は多少異なります。上記写真の様なアクリル板が最もオーソドックスな種類となります。

アクリル板の種類を気にしなければならない理由

アクリル板の種類なんて、それ程気にしなくても良いでしょ!とお考えの方もいらっしゃるとは思いますが、アパートやマンションの賃貸住宅にお住まいで、浴室アクリル板の交換が必要な方は、やはり少しは種類について考慮した方が良いかもしれません。

賃貸住宅は退去時に原状回復の義務が生じますので、割れたアクリル板をそのままの状態で退去する事ができません。業者にアクリル板交換を依頼する事になりますがあまりにもかけ離れたアクリル板に取替えてしまうと「これではダメです!」と家主や管理会社から指摘をうける可能性があります。

そもそも、経年劣化した浴室アクリル板の場合はカルキや日焼け等で色が変色している可能性もありますし、古い賃貸物件では全く同じ素材のアクリル板が無い事も考えられます。その様なケースではそれ程気にする必要もないと思いますが、築数年のキレイな物件だとやはりアクリル板の種類も注意した方が間違いないです。

アクリル板の種類が違うと費用も高くなる?

アクリル板の種類によって部材代の価格は多少異なりますが、極端に何万円も差が出る事は滅多にありません。業者に来てもらって取替を依頼する時は、可能であれば取替前に新しく設置するアクリル板を一度見せてもらいましょう。色味や肌触りなども確認して問題なければ取替を依頼し、気になる様であれば別の物を用意してもらうなど納得の上でアクリル板の交換をしてもらいましょう。

まとめ

本日はアクリル板の種類について記事にしました。一口にアクリル板と言っても、多くの種類があると言う事。また浴室のアクリル板に限っても表面の凸凹感や色味が多少異なると言う事を事前に知っておくといざ交換したあとに「しまった!なんか感じが違う!」と失敗する事がありません。最近伺った現場にお客様からも「アクリル板はみんな同じじゃないんですか?」と言われ、一般に携わってない方は種類など考えないよな~と思いこの記事を作成する事に思い至りました。何かの参考になれば幸いです。

サッシのレールがガタガタで困っている方も少なくありません。サッシのレールがガタガタになる原因はサッシの重量や戸車にあります。サッシを開閉する時の重くなって来たな~とレールを見てみると表面がデコボコしていたり明らかに削られている状態の場合もあります。この様な状態ではサッシの戸車も相当に傷んでいる可能性が高くサッシレールの修理と戸車交換を同時にした方がメリットが大きいです。例えばサッシレールだけ修理した場合はレールは新品でもその上を走る戸車が正常でない場合、戸車との摩擦でまたすぐにサッシレールが痛む事も考えられます。、逆然り、戸車だけ交換してもサッシレールがガタガタしていると戸車も通常より早く痛む可能性が高くなります。この様な理由からサッシのレールを修理交換する場合は戸車もセットで考えた方が良いでしょう。

サッシレールの修理や交換ってどうやって行うの?

サッシのレールがガタガタ、デコボコの状態でサッシレールを修理する場合”レールの交換”をしない事の方が多いです。

この場合はレールの交換ではなくオーバーレールと言って、サッシレールの上に新しいレールを被せるようにしてレールの修理を行う事になります。ネットで「オーバーレール」とキーワードを入れて調べてみて下さい。上の写真の様なアイテムが沢山表示されると思います。その中から適切な物を選択しレールの修理を行う事になります。

サッシのレール交換をした方が良いのでは?

サッシのレール交換をすればサッシ全体が新しくなるのでその方が良いのではとお考えの方もいらっしゃると思います。もちろん、サッシのレールからガラスが入っている障子(ガラスが入ったサッシの枠組みを障子(しょうじ)と言います)を交換すれば窓が新品になりますので、戸車も新しくなり最も理想的な修理方法です。ただし、オーバーレールを用いて行う修理に比べかなり高額になりますので、予算との兼ね合いも出て来ると思われます。さらに戸建ての住宅であれば窓の交換は自由に出来ますがマンションの場合では、それが例え自己所有の物件であっても勝手に窓の交換は出来ない事が原則です。(マンション窓が勝手に交換出来ない理由は”マンションの窓リフォームは許可が必要って知ってます?二重窓はどうなの?”の記事で詳しく説明していますので参考にして下さい。)

サッシの交換とオーバーレールDIY費用の比較

サッシの交換を行う場合はその窓の大きさや種類によって変わって来ますが、10万円~30万円程度が相場になります。小窓や腰高窓で10万円~15万円程度。リビングなどの掃き出し窓で15万円~25万円程度4枚建てサイズや高さが1900mmを超える大きさの窓では20万円~30万円もしくはそれ以上になる事が多いでしょう。

一方オーバーレールであれば自分でサッシ修理を行う事が可能です。部材代だけを考えれば2,000円~3,000円程度でサッシ修理が可能です。戸車を合わせて交換する場合でも、戸車代も2,000円~3,000円程度。合計で4,000円~6,000円の部品代で修理が可能となります。

ちなみにオーバーレール交換を業者に依頼する場合は部品代のみとは行かないので、オーバーレール交換だけで15,000円~25,000円程度。戸車交換でも同様の費用が掛かります。オーバーレールと戸車交換を同時に業者に依頼した場合、30,000円~50,000円が相場となります。

オーバーレールの購入ポイント

オーバーレールをネットで購入しサッシを修理する方法が最もコスパが良い事は分かりました。では実際にどこをポイントとしてオーバーレールを入手すればよいのか説明して行きます。

オーバーレールは形状と太さを考えて購入しなければなりません。網戸用や小窓用、テラス窓用、玄関用などその種類は多くはないものの適切なアイテムを選ばなくては実際に取付する際に上手く行きません。ネットで購入する場合はサイズや形状が記載されているサイトで購入する様にしましょう。その際に太さと形状をしっかり確認すれば誤った商品を購入せずにすむと思います。分からない時はお問合せフォームからショップの方へお問合せしてみて下さいね。長さに関してはご自宅のレールの長さを測っておきましょう。販売されているサイズは一般的に1820mm~4020mmの長さの物が多いです。

オーバーレールの取付け方法

形状と太さがあっていれば取付方法は至っって簡単です。適寸にカットします。工具のお持ちの方はサンダーでカットすれば手っ取り早いです。工具が無い場合は”金切りのこぎり”で切断する事が出来ますのでこちらもホームセンター等で事前に揃えておきましょう。

仮で上から被せる様に取付けて綺麗にハマる様であれば、コーキングをオーバーレールに薄めに付けてレールにはめ込めば完了です。

下記の写真はサッシのレールが変形しておりレールをある程度真っすぐに戻した上でオーバーレールを取付けました。

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【オーバーレール取付完了】

まとめ

本日はサッシのレールがガタガタ、デコボコでサッシの動きが重たいとお困りの方向けにオーバーレールと言うアイテムをご紹介しました。サッシ窓交換は費用が高額になるので当社の修理では結構お喜び頂いているサッシ修理方法です。特にマンションなど、そうそうサッシ交換など出来ない住宅ではそのメリットは大きいのではないでしょか。参考にして頂ければ幸いです。