マンションの窓リフォームは許可が必要って知ってます?二重窓はどうなの?

先日マンションにお住まいのお客様よりサッシが古くなって動きが悪いので取替をして欲しいとお問合せがありました。

実際に伺って色々とお話をさせて頂くと、分譲マンションで築30年以上経過、夏場の冷房の効きも悪いと言う事(ちなみにエアコンは昨年取替えたばかり)

なるなどなるほど、とお聞きしていました。

「で、お客様管理組合には既に承認されていますでしょうか」とお聞きした所、「え!?なんで自分の家なのに管理組合に話を通さないとダメなのですか?」とこの様なご認識でした。

分譲マンションだと自分の”家”とのご認識はごもっともですが、窓リフォームに関しては少々微妙な要件が該当します。本日はそのあたりの事について記事にしました。参考にされて下さいね。

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マンションの窓リフォームに許可が必要な理由

賃貸マンションはもちろんの事、分譲マンションでも「窓」は共有部分となっています。

専有部分であるお部屋のレイアウトはどの様に変更しても誰からも文句を言われる事はありませんが、

窓を含む共有部分を許可なく変更すると、「原状回復」の請求をされる事がありますので十分に注意が必要です。

窓に限らず、バルコニーや専用庭、玄関ドアも共有部分(外に面した部分)となっています。その為、玄関のドアのデザインが気にいらないと勝手にドアを変えたり、窓からの日差しが強いと窓を壁に変更したりするには原則管理組合の許可がないと出来ません。

窓をリフォームする時はお住いのマンションの管理規約に沿った手続きが必要となりますので、業者に相談する事も大切ですがまずは管理組合の方に窓リフォームが可能か相談する事が先決です。

ちなみに、マンション標準管理規約の第22条(窓ガラス等の改良)の部分には、

共用部分のうち各住戸に附属する窓枠、窓ガラス、玄関扉その他の開口部に係る改良工事であって、防犯、防音又は断熱等の住宅の性能の

向上等に資するものについては、管理組合がその責任と負担において、計画修繕としてこれを実施するものとする。

2 区分所有者は、管理組合が前項の工事を速やかに実施できない場合には、当該工事を当該区分所有者の責任と負担において実施することができる。

国土交通省から引用
https://www.mlit.go.jp/common/001202416.pdf

この様なフォーマットがあり、あなたのマンションの管理組合がこのフォーマットに準じているのであれば管理組合の回答として、窓リフォームはご自身で責任で行って下さいね。

と言われ許可される可能性が高いです。

※玄関ドアは鍵及び内側の内部塗装部分は占有部分になっている事が一般的です。

※窓とは窓枠サッシ及び窓ガラスを含む部分の事をいいます。

マンションの二重窓も許可が必要なの?

二重窓には内窓を連想される方と複層ガラス(ペアガラス)を連想される方がいますので両方の説明をいたします。

内窓・・・内窓とはLIXIL製インプラスYKK製プラマードUなどが有名です。現在の窓の内側に樹脂製の窓を取付する事により防音・遮熱断熱・結露防止などの効果を発揮します。

内窓は専有部分に取付する事が出来る為、管理組合の許可は必要ありません。

複層ガラス・・・複層ガラスはペアガラスと同じ意味のガラスです。現在のガラスを複層ガラスに交換する場合には注意が必要です。前述したマンション標準管理規約によれば、窓ガラスも共有部分となっていますので勝手に交換する事は原則NGです。私の様なガラス屋にはマンション住人の方からガラス交換

依頼「うっかり窓ガラスを割ってしまったので交換して欲しい」が多く入りますが、現状と同様のガラスを入れ替える事は特に問題ないと言うのが一般的な認識です。ガラスが割れたままでは、防犯上も美観的にも良くないですからね。

ただし機能性をアップしたガラスや見た目が変わるガラスに勝手に変更すると管理組合とトラブルになるケースが考えられます。事前に管理組合に相談しましょう。

マンションの窓リフォームの方法をザックリ勉強しておこう

さあ、晴れて管理組合の許可が取れガラスサッシ業者に窓リフォームの見積りを出してもらう段階に来ました。

ここで業者とのやり取りをスムーズに行えるように窓リフォーム工事とはどの様なものなのかザックリ勉強しておきましょう。

マンションの窓工事は状況により大規模改修工事に該当する事があります。これは管理組合が窓ドア関係の改修工事を事前に計画している場合マンション全体で行う工事で、窓枠から撤去する大変な期間とコストを伴う工事です。騒音や埃も凄く住人の中にはかなりのストレスを感じる方もいらっしゃいます。

現状でも窓枠撤去を伴う工事をされるケースもあろうかと思いますが、近年では窓のリフォーム工事と言えば「カバー工事」が主流の工事工法です。この工事方法は既設の窓枠を撤去しません。

コンクリートに埋まった既設の窓枠を取り出さないので騒音や埃の発生が激減します。その上コストもかなり安く済みます。

カバー工事は既設の窓枠の上から新しい窓枠を取付ける窓リフォーム工法で1窓の工事を終えるのに必要な時間はもちろん大きさなどにもよりますが、ザックリ4時間前後です。

マンションの個別で行う窓リフォーム工事と言えばカバー工事と思っておいて間違いありません。業者と打ち合わせする時に説明があると思いますので覚えておきましょうね。

マンションの窓リフォーム費用

さて、窓リフォーム工事を行いたいけど一体いくらぐらいの予算だろうか?大変気になる所ですね。

一般的には1窓のみの工事よりも、3~5窓の工事を一気に発注する方が1窓あたりのコストは安くなると思います。1窓だけの工事だと諸経費がかかりますので値引きが出来る金額に限りがあります。

3~5窓一気に発注すれば見積り金額のボリュームがありますのでその分値引き交渉にも乗って来る業者が多いのが実情ではないでしょうか。

マンションの窓リフォームリビングの窓交換

20万円~40万円

マンションの窓リフォーム腰高窓の窓交換

8万円~13万円

マンションの窓リフォーム小窓の窓交換

5万円~10万円

※実際の大きさや使用するガラスの性能によって異なります。業者の無料見積り(2~3社)を取る事をお勧めします。

まとめ

本日はマンションの窓リフォーム工事について解説にしました。窓リフォームも内側に取り付ける窓であれば管理組合に許可なく工事できますが窓枠部分の工事は管理組合への申請が必要だとお伝えしました。工事費用も窓枠部分を含む工事は割高になる事が多いです。窓枠を含む工事か窓枠の内側で済ませる工事か、あなたが必要とする窓リフォーム後の環境を業者に伝えれば適切なアドバイスがもらえるかもしれません。快適な生活の為頑張ってくださいね!

Posted by doorrd