クレセント錠のトラブルを放置しているとどうなる!?固い、動きが悪いは早めの修理を。

窓の鍵であるクレセント錠。窓の戸締りには欠かせない設備ですね。とは言え、そもそも”クレセント錠”と言う名称さえも「初めて知った」「へ~そんな名前だったの?」「てっきり窓の鍵が名前かと思ってた!」と認知度はあまり高くない重要部品です。

当社ではクレセント錠に起こる様々なトラブルに対応していますが以下の様な事をおっしゃるお客様も少なくありません。

・ま~あまり使わない部屋なので、そこまで急いでない。

・調子が悪くなって随分経過するのですがそろそろ見てもらおうかとお問い合わせしました。

・安ければ修理して頂こうかと思いまして。

クレセント錠は余程動きが悪くなって、どうしようもない状態にならないと修理の優先順位は非常に低いと言う事です。

今回は、クレセント錠のトラブルを放置する事で起こるデメリットについて考えてみました。

クレセント錠の修理を検討されている方はご確認下さい。

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クレセント錠のトラブル3選

まずは、クレセント錠のトラブルを整理したいと思います。クレセント錠のトラブルは大きく3つに分類する事が可能です。

動きが固い

動きが固い、または全く動かないなどクレセント錠の動きに関わるトラブルです。使用年数が長く古くなっているクレセント錠であれば取替時期になります。15年以上使用していればそろそろ交換時期と言えるでしょう。まだ新しいクレセント錠であればパーツクリーナーなどを用いて一時的に修理できる可能性もあります。

かかりが浅い

クレセント錠は三日月状の”クレセント錠”を”受け金具”にカチッと差し込む事で戸締りできる構造です。じつは、クレセント錠と受け金具の「かかり」も各箇所の調整によって成り立っている部分も大きいのです。調整が狂ってしまうと「かかりが浅い」というトラブルを生じさせてしまいます。一応先端部分は受け金具に入っているので簡単に窓が開く事はないですが少々不安定な状態です。受け金具の位置調整などを行いトラブルを解決する事が可能です。

遊びが多い

クレセント錠はしっかり差し込まれていますが、窓と窓の締まりが緩く遊びが多い状態のなる事もあります。酷いケースではクレセント錠をかけた状態でも、窓に隙間が発生してしまい虫などが入って来る状態になる事も。この様なトラブルも”受け金具”や”クレセント錠”の調整を行い修理します。プラスドライバー1つで、意外と簡単に修理できる事も多いです。

クレセント錠のトラブルを放置している事のデメリット

さて、前述の様に、クレセント錠のトラブルについてご理解頂いた上で、このトラブルを修理せずに放置しておいた場合のデメリット、リスクについてご説明いたします。

非難に際し障害となる

もしもの時に屋外に脱失したい場合、動きが固い、動かないクレセント錠が窓に鍵をかけていたら、その窓から脱出するリスクが格段に高まります。火事場のバカ力と言う言葉もありますので、実際にその様なケースで発動されれば良いのですが、リスクは極力減らしておきたいものです。外部からの侵入者を防ぐ事がクレセント錠の役割ですが、いざ自分が外部に脱出したい時にも速やかに機能する状態を維持しなければなりません。

無施錠と同じ防犯力

クレセント錠のかかりが甘い事に慣れてくると、本当に数ミリしか鍵がかかっていない事もあります。当社で実際に修理対応をさせて頂いたお客様がそうだったのですが、「ふだんから少ししか鍵がかからないので段々なれて来ていつもはこれくらいです」と現状を拝見させて頂くと1-2mmかかっている程度、実際これくらいのかかり具合だと強引に窓を引くと”カツッ”とクレセント錠が外れてしまい、窓が開いてしまう事も。無施錠と変わりません。

泥棒に狙われやすい

クレセント錠に遊びが多いと窓が少し開いた状態になる事があります。泥棒など空き巣は行動パターンの決まった住宅や、防犯意識が薄い住宅にターゲットを絞ると言われています。その方が成功確率が高まるからです。

クレセント錠の修理は自分で出来る?

クレセント錠の修理や交換を自分で行う事は十分可能です。ただし注意する点などもありますので、自分で出来そうか、プロに依頼した方が間違いないかの判断をしなければなりません。

自分で修理する際は、プラスドライバー1つで行える事が殆どです。

クレセント錠の戸締りの理屈は、前面の窓にクレセント錠が取付けられており、背面の窓に受け金具が取付けられています。鍵のかかりが甘い・緩いと言う問題はクレセント錠か受け金具の位置を調整すれば改善できる事が殆どです。

受け金具の調整

プラスドライバーで固定ネジを少し緩めます。固定ネジを全部取る必要はありません。クレセント錠のかかりが甘い(緩い)場合は受け金具の出幅を縮めます。かかりがキツイ場合は逆に出幅を多く出します。一度仮で固定し、クレセント錠をかけて見て調整具合を確認。この作業を繰り返す事で微調整を繰り返し丁度良い位置で本固定します。

クレセント錠の調整

受け金具の調整は”出す””縮める”が主な調整方法ですが、クレセント錠本体は上下に調整出来ます。機種によってはさらに前後の調整も可能で、かなりフレキシブルな位置に設定する事が出来ます。

まとめ

クレセント錠のトラブルをそのまま放置する事のデメリットをメインテーマとして説明しました。クレセント錠の修理や調整については別の2記事でも説明していますので、是非そちらも参考にしてみて下さい。

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Posted by doorrd