室内建具のガラス交換。え!?このガラスってどうやって取替えるの?

室内にある廊下とリビングを間地切っているガラスが割れた場合、「これってどうやって交換するのだろう?」「え!?まさか取替できないタイプで扉一式交換とかいわれないよね?」とご心配の方に向けた記事になります。「安心して下さい。交換できますよ!」と言えるのは国産建具に関してです。外国製やステンドグラスだとそうとは言い切れないケースもありますが9割以上はガラス交換可能と言えます。

本日は、そんな室内ドアガラスの交換写真を掲載していますので、気になる方は参考にして下さい。

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室内ドアガラスがどうやって交換するの?

はい。まずは室内ドアガラスの取替方法についてお伝えします。基本的には”押縁(おしぶち)”と言われる枠がガラスの縁にありますので、その押縁を取り外してガラスを交換します。

押縁はガラスが取付けられている枠の一部に設けられている事もあれば2箇所、又は3箇所、さらには四方全て外れる事もあります。

業者としては四方全て枠が外れてくれた方がガラスの入替が楽ですが、割合としては1つの枠だけが押縁になっている事の方が多い様に感じます。

押縁の外し方、取り付け方

押縁は、大抵ほそく目立たないビスで固定されています。枠の大きさにより3~4本は止まっていると思いますので注意深く枠の周りをみて下さい。通常のプラスドライバーではサイズが大きな場合があります。無理やり外そうとするとネジ山が壊れて大変な事になります。ネジのサイズに適した道具で取り外します。全部のネジを外し終わったらスクレーバーの様な平べったい工具を枠の隙間に差し込み少し捏ねる様に押縁を浮かせます。私も失敗の経験がありますが、ネジを外し忘れていて「なかなか押縁はずれないな~」と無理にグイグイやると押縁が割れてしまう事があります。少しずつ慎重に作業を進めなければならない局面です。

ガラスを入れ替えて再度押縁を元に戻す時にネジが無くならない様に、ネジはまとめてわかる場所にとっておきましょう。

コーキングで接着している事も珍しくありません。

押縁が無事外れると、通常であればガラスを建具枠から取り外す事ができます。しかし、現場によってはガラスが外れない事も。原因はガラスと建具がコーキング(シリコン)で接着してあるからです。この様な場合はカッターでコーキングとガラスを切り離してガラスを建具から取り出します。

ガラス交換後は用心のためにコーキング充填

建具の中でガラスと建具をコーキングで接着するケースと、枠の隙間からコーキングを充填しガラスの接着強度を上ケースと現場によって仕上げ方を選択します。もちろん、コーキングを打たない事もできますが、どの様なメリットがあるか説明いたしますね。

コーキングで接着するメリット

建具ガラスをコーキングで固定すると2つのメリットがあります。

・ガラスのガタツキがなくなる

・万が一ガラスが割れても大きく割れ落ちる可能性が軽減される

ガラスのガタツキがなくなる

例えば、サッシのガラスだとサッシとガラスを押さえるためにグレチャンやビートの様なゴムで固定していますのでガタツキは一切生じません。しかし、建具の場合はその様な押さえがありません。昔の家で使用される多くの室内木製建具は、ガラスが入れっぱなしになっており固定がされてないので戸を動かす度にガタガタと音がします。コーキングで固定しなくてもガラスが落ちる事はありませんが、カタカタうるさいのでコーキングで固定をした方が良い場合はあります。もちろんコーキングをせずとも、ガッチリ納まっているガラスであれば音はしませんのであしからず。

万が一ガラスが割れても大きく割れ落ちる可能性が軽減される

万が一ガラスが割れてしまった場合、コーキングでガラスの端が固定されていると、大きなガラス片が抜け落ちる可能性は低いです。中心部分だけ大きく落ちる可能性はなくなりませんが、安全面を考えるとコーキングしておいて損はないと思います。

まとめ

本日は、室内建具のガラス交換について、交換方法やコーキングのメリットについて説明しました。もしも、ガラスが割れて今から業者を呼ぶ、もしくは自分で取替を行うという方は、記事を参考に押縁や、コーキングのポイントを確認してみて下さい。

Posted by doorrd