カーポートの屋根、ポリカーボネートの交換を行いました!費用や特徴について解説。
カーポートの屋根に雨戸を落下させてしまい傷をつけてしまったという事で塗装屋さんからご相談が入りました。ポリカーボネートと言う素材の屋根材が傷ついてしまい取替が必要な現場です。本日は施工の実績とともにポリカーボネートの交換費用やポリカ―ポネートの特徴などについて解説していきます。
カーポートの屋根に穴があいて修理が必要な方は是非参考にして頂ければと思います。
カーポートの屋根、ポリカーボネート交換施工実績
まずは、ご相談のあった現場の施工写真となります。ご住宅と一体となっているカーポートでした。雨戸がバン、バンと跳ねながら落ちて行ったという事で2枚のポリカーボネートに傷と小さな割れが発生。3枚のポリカーボネイトでカーポートの屋根が構成されていましたので傷ついた2枚と色味を合わせるという事もあり、3枚のポリカーボネイトを一式交換する事になりました。
【カーポート屋根の張替え施工中】
既存の屋根材、ポリカーボネートを取り外して今から新しいものと交換して行きます。脚立に上りカーポートの屋根よりも胸半身を出して押さえ板で固定して行く施工となります。もっとも先にポリカーボネートを適寸カットしておく必要があります。
下記の写真はポリカーボネートを作業台に乗せいている所です。当社では現地で必要なサイズにカットしそのまま施工を行うスタイルです。
最終的にはカーポートの上に登りビス固定を行っていきます。基本的にはビスで固定するだけなのでDIYが得意な方でも施工可能かと思います。ポイントはポリカーボネートに直接体重をかけない事、高所の作業になりますので2名以上で作業を行い落下防止に注意を払う事です。
【カーポート屋根の張替え施工後】
施工完了です。所要時間は2~3時間と言う所です。
カーポートの屋根、ポリカーボネート交換費用
カーポートの屋根材であるポリカ―ポネートが破損している住宅もたまに見かけます。積雪が多い地方では雪の重みでカーポトの屋根が破損する事もあります。また台風の過ぎ去った後に飛来物などで割れる事や、強風に煽られてパネルそのものが吹き飛ばされる事もあります。大きな台風などでパネルが吹き飛ばない様にブルーシートを被せてガードされているお宅を見かけた事がありますが、パネルを守ろうとするとカーポートの柱ごと強風で持っていかれるので、パネルが保持出来ないレベルの強風であればパネルを吹き飛ばさせて支柱を守った方が被害は少なくて済みます。パネルが吹き飛ぶとカーポートは骨組みだけになるので風の抵抗があまりかからなくなりますので。
さて、そんなカーポートの屋根ですが、破損などで交換する際の費用について述べて行きたいと思います。
業者に依頼する場合は、エクステリア対応の業者、サッシ屋などで修理する事が可能です。
ポリカーボネート1枚当たりの施工費(材工)20,000円~30,000円
今回の様に複数枚の施工になれば割引をしてくれる業者もいますが、枚数が少ないと諸経費もかかるので値引き交渉も難しくなってくると思われます。
DIYで自分で修理する場合は材料費のみ必要です。
平板のポリカーボネートは1枚当たり(600×1800)6,000円~8,000円程度
この辺りが相場となります。事前に寸法を出してオーダーでカットしてもらえれば良いですが、定寸で注文するとカットはご自身で行う事になりますのでご注意下さい。
ポリカーボネートの特徴
カーポートの屋根が割れた時に張替えを行う際、ポリカ―ポネートで無ければダメなのか?この様な疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思います。屋根材なので塩ビの波板みたいな素材やアクリル板でも良いのかな?と。
そこで実際にポリカーボネートとはどの様な素材なのか、その特徴などについて説明したいと思います。
ポリカーボネートとアクリル板、塩ビの違い
まず、屋根に使用する為には圧倒的に耐候用の素材が望ましいです。アクリル素材のものや、塩ビ素材の波板も従来では多く使用されて来ました。しかし現在はポリカーボネート(ポリカ)素材のものがカーポートやバルコニーで使用される事がかなり多くなっています。その理由については下記の様な特徴を持っている素材だからです。
価格・・・一番高いのはポリカ―ポネートです。但し耐用年数を考慮するとコスト安になる可能性も高いです。
ポリカ―ボネート耐用年数・・・15年程度
アクリル耐用年数・・・10年~15年程度
塩ビ耐用年数・・・3年~5年
雨風・紫外線でボロボロになって行きます。
ポリカーボネートは衝撃性に強い特徴があります。塩ビの10倍、アクリルの30倍とも言われる強度です。
一方で他の2種と比べ素材の表面に一番傷がつきやすいと言う特徴もあります。
まとめ
本日は、カーポートの屋根修理の現場実績とともに、その現場で使用したポリカーボネイトについて施工費用や特徴などを記事にしました。カーポートやバルコニーで使用するに際してはポリカーボネートがアクリルや塩化ビニールよりも優れており耐久性も高いとお伝えしました。当初の導入、取替えコスト面ではアクリルも検討に値しますが、将来のメンテナンスコストも合わせて考慮されて下さいね。