サッシ屋が解説|サッシ戸車交換費用の見積もり金額はどの様に決まる?修理費用を安くするには?
サッシの戸車交換は築年数が10年を経過したご住宅であれば発生する可能性がある設備の故障です。一概にサッシ戸車交換と言っても戸建て木造住宅に使用されているサッシとマンションに使用されているサッシではそもそも作りが違いますので使用されている戸車も変わってくる可能性は高いです。
また汎用品戸車や純正品戸車でも部品代が変わってきますのでサッシ交換費用の見積もり金額に直接影響を与えます。
汎用品戸車と純正品戸車については「サッシ修理の戸車交換は純正部品をお勧めします。三協アルミの戸車を交換して来ました!」をご覧ください。
サッシ交換費用は部品代以外にも様々な要素が勘案されて費用が決まります。本日は、サッシ戸車交換費用の金額がどのように算出されるのかを中心に解説して行きたいと思います。
糟屋郡(新宮町・須恵町・篠栗町・粕屋町・志免町・宇美町・久山町)ガラス屋。窓ガラス交換、サッシ修理交換、ドア修理、ドアクローザ交換、ドアノブ交換、戸車交換、網戸交換(網戸作製、網戸修理)、雨戸修理交換、フロアヒンジ交換、丁番修理交換、内窓取付施工、窓とドアの事ならドアードへ!
サッシ戸車交換費用の見積もり金額の構成
サッシの戸車交換を行う場合、業者が見ているポイントとどの様に見積額が算出されるのか見て行きましょう。
施工の難易度
まずは施工の難易度です。汎用品の戸車であれば抜き差しで交換可能ですが、もともと純正品が取付けられている場合、または純正品から純正品への取替の場合はサッシ下部をバラしたて交換する事になります。その際にマンション等であればコーキングを一旦切る作業、元に戻す時には再度コーキング充填を行う等の作業が必要になって来ます。また、窓が大きい場合や、木造住宅でサッシ上部の梁が落ちて来ているケースもあります。サッシが外れな場合はサッシ開口部分のジャッキアップを行うなどより難易度の高い作業になり見積り金額に影響を及ぼして参ります。
戸車部品の調査
汎用品で対応可能なサッシであれば部品の調査を行う手間がなくなりコストカットになりますが、階段式のサッシなど汎用品が取付け出来ないサッシの場合は純正品や代替品を調査する事になります。サッシメーカーや品番が分かっていれば調査も比較的スムーズに進みますがサッシメーカー(戸車メーカー)や品番が不明の場合は戸車の寸法やビスピッチから戸車を探す事になり”手間暇”がかかります。中には無料で調査まで行う業者もいますが、調査費は別途有料であったり依頼の有無に関わらず調査費を請求されたりする事もある様です。業者としては修理依頼を頂かなくても”手間暇をかけて調査するので”と言うのが言い分ですが、お客様からすれば”調べるだけでお金をとるの!?”と納得できないと思われる方も大勢いらっしゃいます。
いずれにせよ部品の調査についても見積り金額に反映されたりや別途請求という形で行われる事があるとご認識下さい。
作業人工の追加
作業人工の追加は「施工の難易度」に関わってきます。前述しましたが、大きな窓で一人でサッシが外せない場合は人を一人、二人と人を追加して作業を行わなければなりません。人件費は業者の中でも大きなコストなので作業に関わるスタッフの数が多ければ多いほど追加人工と言う項目で見積り金額に反映される事があります。ここも要チェックです。
戸車交換個数
戸車交換の個数について一般的な考えとしては多ければ多いほど1作業当たりのコストは安くなります。サッシにはそもそも2つ戸車が取付けられています。仮に1つの戸車を交換した場合と2つの戸車を交換した場合の見積もりを業者にとってみると明確にわかると思います。金額はたいしてかわりません。逆に戸車交換を2つではなく、隣の窓も、居室のサッシもと増やして行く事で1つ当たりの交換施工費が安くなったり全体的に値引きをしてくれる可能性が高まります。
戸車交換費用を安くする方法!
戸車交換費用を算出する項目について確認して行きましたが、それらを踏まえて業者に値引きを引き出す方法をお教えます。ただ絶対に値引きしてくれるとは限りませんのでご了承下さい。あくまで値引きの可能性を高める方法です。
自分で戸車部品を探す
部品を自分で探して見る事を考えましょう。メーカーや品番がわかればわざわざ業者に来てもらわなくてもネットやメーカーに確認する事で戸車の品番や価格などわかる事があります。サッシを外す自信がない場合は部品だけ自分で購入して工事のみを業者にお願いする事によってコストダウンを図る事が出来ます。この時注意する点として「工事だけを請け負ってくれるか?」と言う部分をしっかり確認しましょう。”材工(部品と工事)”でしか仕事を請けない(請けたくない)と言う業者も少なからずいます。その様な業者にお願いした場合、逆に高く見積りを出されてします事もあります。部品を探す業者の手間分安く作業をしてくれる業者であればこの方法でコストカットできます。
積極的に作業を手伝う
作業に追加で人工が必要なケースでは「私が手伝いますので人工分安く出来ませんか?」と提案してみるもの1つの方法です。業者としてはちょっと手が欲しいだけという事も少なくありません。本当に難しい作業の場合は「お客様じゃちょっと・・・(無理~)」と言われる事もありますが、ちょっと手伝いだ要れば良い程度の仕事であれば「お客様が手伝ってくれるなら追加人工分は無しでいいですよ」と言われる可能性は十分にあります。積極的に提案してみてはいかがでしょうか。
まとめ
本日はサッシ戸車交換費用に関する内容を記事にしました。業者はどのポイントで見積り金額をはじいているのか。少しでも安くする方法はないのか。このあたりのポイントを解説しました。何かの参考になれば幸いです。