ドアの本体がドア枠に干渉する時の修理方法は5つ!あなたでも簡単にドアの修理が可能です。

サッシ修理のご依頼の中で”ドアの不具合”のカテゴリーがあります。ドアの不具合では、ドアクローザの開閉不具合やドアノブの動きが悪い、掛かりが悪いとドアに関するご相談を多く頂きます。その中で「ドア本体がドア枠に当たって(干渉)ドアの開閉がスムーズにできない」と言う内容のご相談も一定数お問い合わせがあります。

本日はそんな「ドア本体がドア枠に干渉してスムーズな開閉ができない」とお困りのお客に向けた記事を書きたいと思います。

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ドア本体がドア枠に干渉する原因

ドア本体がドア枠に干渉する原因ですが、基本的に古いドアに起こる症状です。何らかのトラブルにより新品の時にはスムーズにドア枠に収まっていたドア本体が収まらなくなった事により”干渉”しています。概ね下の3つのケースが考えられます。

ドアの丁番がズレてしまった。

ドアの丁番はビスで躯体とドア本体をつないでいます。躯体側のビスが経年劣化でズレてしまったりドア本体を止めているビスが緩んでしまったりする事で通常収まるべきドア枠に収まらずに干渉する事となります。

ドア枠が変形してしまった

ドア枠が変形する事は殆どありませんが、マンションなど鉄筋コンクリート造での案件では、ドア枠付近の錆びの影響で一部分が膨張してドア枠を押し変形させている現場を何度も経験しています。従いましてドア枠の変形がドア干渉の原因にもなると考えられます。尚、木造住宅では基本的にこの症状は発生しないと考えます。

ドア本体が歪んでしまった

ドア本体が歪む事があります。厳密には框と言われる部分です。木造住宅では丁番の取付けられている部分はアルミ製がほとんどです。強風などで煽られたドアには無理な力が掛かりアルミの部分が持ちこたえられず歪み・変形してしまう事があります。それがズレの原因となり干渉する事になります。

ドア枠の干渉を修理する3つの方法


ドアの干渉を修理するには上記の原因を解決して行く必要があります。

1.まずは、丁番等のビスの緩みをチェックします。ドライバーでしっかり締めこんで行きます。

2.改善されない場合は丁番起こし(上記写真の工具)を使用して丁番を曲げる事により干渉部分の改善を行います。また丁番交換も検討します。

3.また、ドア枠が変形している場合はサンダーを用いて少しだけ削る事により干渉改善を行います。

4.下部が枠と干渉している場合などには丁番部分にリングを入れる事によりドア全体を数ミリ上げて調整を行う事も可能です。(下記画像参照)

5.ドアのアルミ框が歪んでいる場合は、一旦丁番を取り外しアルミを叩いて歪みを戻す作業を行います。

ドア枠の干渉修理を業者に依頼する時の料金

ドア枠の干渉を修理する費用ですが、以前の記事で鉄扉(スチールドア)に関しては「マンション鉄製ドアが閉まらない!?開閉不具合はどの様に修理する?」こちらの記事に鉄扉についての不具合を解説をしました。その内容も踏まえて料金の整理をすると下記の料金が一般的な相場になると考えられます。

・丁番調整・丁番起こしの費用=8,000円~15,000円

・ドア及びドア枠を削る費用=20,000円~35,000円

・アルミの叩き出し調整費用=15,000円~20,000円

・丁番リング調整費用=8,000円~15,000円

まとめ

本日はドアがドア枠に干渉するトラブルに関して解説しました。以前記事にした 「マンション鉄製ドアが閉まらない!?開閉不具合はどの様に修理する?」 と合わせてご覧頂ければ全体的に把握頂けるのではないでしょうか。

Posted by doorrd