マンション鉄製ドアが閉まらない!?開閉不具合はどの様に修理する?

マンション等で使用されている鉄製ドア(スチールドアや”鉄扉てっぴ”と言われます。)の閉まりが悪くて修理のご依頼を頂く事も多くあります。本日はそんな鉄扉の閉まり不具合について記事にしました。

鉄製スチールドア(鉄扉)の開閉不具合が発生する場所

鉄製スチールドア(鉄扉)の閉まりが悪いとご相談される場所はマンションの玄関ドアが一番多いです。その他にマンション屋上のドア、ボイラー室のドア、施設のドアなどです。

鉄製スチールドア(鉄扉)が開閉不具合になる主な理由

鉄製スチールドア(鉄扉)は経年劣化で開閉不具合を起します。表面の塗装が剥がれ鉄の部分が露出すると錆が発生します。その錆が原因で膨張や変形をする事で鉄製ドアの枠に干渉する事で閉まりが悪くなると言う症状を引き起こします。また鉄製スチールドア(鉄扉)の吊元丁番が取付位置からズレる事によりドアが枠に干渉する事もあります。

鉄製スチールドア(鉄扉)が使用される所は主に鉄筋構造の建物なので躯体が歪む事が原因になる事は殆どありませんが地震や地盤変動の可能性もありますのでゼロではありません。

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鉄製スチールドア(鉄扉)の開閉不具合修理方法

鉄製スチールドア(鉄扉)の開閉不具合の修理方法は主に3つあります。ここで言う開閉不具合とはドアがドア枠に当たってしまいしっかり閉まらない(ドア枠に収まらない)時の状況です。ドアクローザーやドアノブの故障が原因の場合はではありませんのでご注意下さい。

丁番の調整・丁番起こし

費用の目安/8,000円~15,000円

まずは、もっとも費用の安い方法から考えてみます。ドアの吊元(ドアノブと反対側)にドアが動く為の”丁番”が取付られています。ドア本体とドア枠に取付られていますが、この丁番が”ずれている・傾いている”事が原因でドアがドア枠に当たりスムーズに閉まらない事があります。

”丁番起こし”と言う道具がありネットでも販売されています(価格は5,000円~10,000円程度)この道具を使用し丁番をドアの傾きと逆の方法に曲げる事によりドアとドア枠の干渉が無くなりトラブルが解消される事があります。

ドアとドア枠を削る

費用の目安/20,000円~35,000円

丁番起こしで解決出来ない場合はドアやドア枠を数ミリ削る事によりドア枠への干渉を無くす修理方法です。電動サンダーを使用します。鉄用の刃を使用し丁寧にドア及びドア枠を削ります。削れる範囲は各1~2mm弱、あまりダイナミックに削ると空洞部分が見えるのであまりよろしくありません。ドアとドア枠の当たっている所を細か確認しながら丁寧に作業して行きます。スムーズに開閉できるまでになったら仕上げとしてドア及びドア枠の塗装をし錆防止の対策をしておきましょう。

ドアの交換

費用の目安/130,000円~250,000円

鉄製スチールドア(鉄扉)を交換する事も可能です。通常カバー工法と言う方法でドア交換を行います。既設のドア枠に新しいドア枠を取付し新しいドア枠とセットになっている新しいスチールドアを取付ける事によりドア枠から替えてしまおうと言う修理方法です。費用は一番高くなりますが新品のドアが付きますのでまた20年以上は安心して使用できます。

まとめ

本日は鉄製ドア(スチールドア・鉄扉)の開閉具合としてドア本体がドア枠に当たる時の修理方法について記事にしました。丁番起こしや、ドアやドア枠の削りくらいならDIYで出来そうですね。

Posted by doorrd