サッシや網戸の取り外し方法を解説します。
サッシの動きが悪いのでサッシを外して戸車の動きを確認したい。網戸を外して水洗い洗浄したい。ほこりが溜まっているサッシのレールを掃除したい。
日頃あまり気にならずに開け閉めしている窓のサッシと網戸ですが、ひょんな事で取り外しをしたいケースも出てくると思います。本日は窓枠に納まっているサッシ及び網戸の取り外し方法について解説いたします。
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サッシは外から順番に外していく
まず基本的な事なのですが、一部の例外を除いて窓枠に納まっているサッシ、網戸は外側から外して行きます。サッシが乗っかっている下のレールを確認してみて下さい。室内から屋外に向かって階段状に下がっているはずです。(もしもフラット状態であれば内側から外せるタイプの可能性もあります)この形状のサッシは一番外側の網戸を外して、次に外側のサッシを外す事になります。
サッシを外すには「外れ止め」を知る必要がある。
2枚引き違いのサッシの上部を横から撮影した写真です。①②③の順番で屋外~室内になります。赤で囲った所が”網戸”の外れ止めです。(一番屋外側)左右についていますのでプラスドライバーで緩める事で簡単に網戸を取り外す事が出来ます。プラスチック製の素材で、網戸本体が上方向に上がらない様にする為の物が外れ止めです。これを緩めてフリーの状態にし屋外から網戸を持ち上げ、外側に抜く様にすれば網戸が外れます。網戸の種類によっては本体下の戸車がレールにひっかかる事もありますのでカードなど薄くて比較的固い素材の物で網戸戸車を掬ってあげるとすんなり外れると思います。
続いて②番目のサッシを取り外します。ここにも外れ止めが設置されているケースが一般的です。この部分を外す時の外れ止めは多種類あります。例えば下の画像。
赤〇部分が外れ止めです。こちらもプラスドライバーで簡単に解除できます。ネジを上方向にセットし固定すればサッシの外れ止めが掛かった状態。ネジを下にすれば(写真の状態)サッシの外れ止めが解除された状態です。
他には、サッシ枠に設置された外れ止めもあります。
赤□の部分です。(写真はイメージです)要はサッシが上方向に上がらない様に歯止めの役割として取付されている外れ止めです。多くはビスで固定されていますのでビスを緩めて横にスライドさせます。どこまでスライドさせるか?ですが、外したいサッシに干渉しない所に移動させれば大丈夫です。
木造住宅のサッシは大体この様な感じで外れ止めが付いています。ただ、マンションなどのビル用サッシの場合は多少異なって来る事もあります。
・サッシ上部に小さい穴が開いていてそこを千枚通しの様な細いもので押し込むタイプ。
・先程記載した網戸の外れ止めの様な物がサッシにも取付されているタイプ。
・サッシ上部にプラスチック製の部品がついていて(1~2cmの横長)つまみを引き出すタイプ。
・サッシレールの下に外れ止めが付いていてサッシを動かしてサッシに予め切り込みが入っているので、その切込みとレールの外れ止めを合わせてサッシを取り外すタイプ。
大まかにはこの様なタイプの外れ止めを確認してサッシを取り外す事になります。サッシの本体の上の方に「サッシの外し方」と記載されている場合もあります。
外れ止めは何故設置されているのか?
そもそも何故そんな面倒な「外れ止め」が付いているのか?
1つは滑落防止の為。万が一何かのアクシデントでサッシが外れてしまう事を防止する為です。
2つめは防犯上の対策。屋外から網戸やサッシを外す事が出来ます。もし外れ止めが無かった場合、泥棒に知識があれば引き違い窓で鍵が掛かっている場合でも窓を取り外す事が出来るのです。
サッシを外す時は重量や取付にも注意を
いざ、サッシの取り外しに成功してレールを綺麗に掃除完了。でも取付ける時ってどこの場所に取り付ければいいの?案外重くていつまでもサッシを持ってられない。。この様なご依頼が年間数件入ります。特に網入りガラスはかなり重量もありますので自分一人で取付まで可能なのか・・・この辺りも考えて取り外して下さい。(ガラスの重量に関しての記事です。)取付ける時にどこのレールに取り付ければ良いのか迷わない様に事前にスマホで撮影して置く事をお勧めします。
まとめ
本日はサッシと網戸の取り外し方法について解説いたしました。慣れれば案外簡単なのですが、重くて一人では無理。と言う場合もあります。あまり無理せず専門業者に任せた方が良い場合もありますのでご留意下さいませ。