ガラスが割れた時の緊急処置方法を事前に知って危機管理能力を高めよう。

永い事ガラス屋を営業していると「ガラスが割れたので直ぐに来て欲しい」とご依頼を頂く事が非常に多いです。室内のガラスであればガラスを綺麗に片づけて数日はガラス屋の対応を待てると思いますが、玄関のガラスや、リビングのガラスなど外に面したガラスが割れた場合、少なくとも当日中には新しいガラスに入れ替えて欲しい、と言うのがお客様のご希望です。当社でも緊急ガラス対応を基本としていますので、最短30分で現地に到着します。車両には一般のご住宅で使用されているガラスから、店舗で使用される事の多いガラスまでストックしていますので到着後すぐにガラスの交換作業が可能な仕組みとなっています。

そうは言っても、外に面したガラスを割れたまま放置しておくのも見かけ的にも悪い(恥ずかしい気持ち)ので少しでも見かけを良くしてガラス屋を待ちたいと言うお気持ちもあると思います。

また、室内ガラスなどあまり人目につかない場所の場合(特に賃貸住宅など)は「とりあえずお金も掛けたくないしこのままの状態でどうにか凌げないものか??」とお考えの方もいらっしゃると思いますので、本日は突発的なガラス割れが起こった時に”どの様な対処方法”があるのかを記事にしてみました。

ガラス屋の選別方法も書いていますので参考にして下さいね。

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ガラスの養生方法

ガラスが割れてしまった場合は、まずは安全にガラスの破片を取り除きます。以前記事にした「割れたガラスの処分方法は・・・どうする!?」を参考にして下さい。

その後ポッカリあいた空間を養生して行きます。室内ガラスが割れてしまった場合の養生方法としては、段ボールや新聞紙で養生すると良いです。特に人目も気にならないと思いますし、必要性といえば”冷暖房の効果維持”と言うシチュエーションの時くらいではないでしょうか?

私が伺ったお客様宅では、そのままポッカリ空間が空いているケースが大半です。中には長期的にガラスが割れたままにされていたのでしょう、好きなアニメのポスターなどビニールテープや画びょうで貼り付けてあるケースもありました。

次に、外に面したガラスが割れた場合、一番ポピュラーなのは段ボールです。多少雨が降っても大丈夫なのでガラス屋が来るまでの数時間であれば十分用を成すと思われます。「見かけが・・・」と思われる方は、

「プラダン」がお勧めです。

正式には「プラスティック段ボール」と言ってホームセンターなどで販売されています。910mm×1820mmサイズ(たたみ一畳分)が350円程度で販売されています。養生テープと一緒に購入してくれば、かなり見栄えの良い養生が出来ます。割れたガラスのサイズにカットするのもカッターで易々と出来ますのでお勧めです。

またはべニア板と言う方法もありますが施工性を考えると個人的には「プラダン」をお勧めします。

もしも仮に、ガラス屋が来た状況でガラス屋が「仮施工」として”養生”を行うのであれば、「プラダン」でも「べニア」でも無く、最低でも「コンパネ」をサッシ枠に入れてもらうようにして下さい。コンパネをサッシ枠に入れてもらう方法が防犯上もっとも良いです。プラダンやべニアでは外部から簡単に破られてしまいますので。。ケースとしては、複層ガラス(ペアガラス)や防犯ガラス、もしくは特殊ガラスの場合です。当日すぐに入替を行う事は困難で、どこのガラス屋に依頼されても基本的にオーダーメイドとなりますので受注生産の後日施工となります。

自分でガラス修理が出来るか考察

自分でガラス修理が出来ないものか??DIYをされる方であれば板ガラスだけを入手してガラス交換を行う事は可能です。注意点としてはガラスの発注寸法を間違えない事です。最近ではネットでガラスを販売している業者さんがいますので自信がある方は挑戦する価値はありますね。寸法の取り方ですが、一般的なサッシでは、ガラスが見えているサイズにプラス12mmすると良いです。四方6mmづつ飲み込みがあると言う事ですね。

もしもサッシを外す事が出来ればサッシ事ガラス屋に持って行ってガラスを入替てもらう方法もあります。この場合はガラス代の他に工賃も必要となりますが出張で来てもらうよりはお安くガラス交換が可能です。ただ、個人で行っているガラス屋は留守にしている事も少なくありませんし、ガラスの店舗販売自体を行っていないガラス屋も多くあります(当社も店舗販売は行っていません)出張専門だったり、取引先のお客様のみの販売だったりと、それぞれの会社毎の事情がある事もご留意下さい。事前に「店舗でガラスカットしてもらえますか?」と連絡の上訪問する事をお勧めします。

ガラス屋に依頼する時の注意点

インターネットやタウンページなどの広告を見て、ガラス屋にご依頼する場合、2タイプのガラス屋があると思っておいて下さい。

1つめの形態として、当社の様に自社のスタッフで広告活動と現場作業を全て自社で行っているガラス屋。

2つめの形態として、広告は広告代理店が行い、ガラス工事は地元のガラス店が行うケース。

どちらが良い、悪いと言う訳ではありませんが、全国対応と謳っている会社さんは「2つめの形態」である事が大半です。もちろん広告代理店への手数料が必要なのでコスト高にはなる可能性が高いです。

また、昔ながらのガラス屋は、軽トラックで依頼先に伺い、一旦サッシを会社の持って帰ってガラスを交換する所も少なくありません。もちろん持って帰っている最中はサッシは無いフルオープンの状態です。万が一車の事故でもあった場合はサッシが戻ってくるのがいつになるやら・・・と言う状況が無い訳ではありません。

車にガラスのストックがあり、お客様宅で直ぐにガラス交換を行えるガラス屋がベターではありますね。

まとめ

急なガラス割れが発生した事を想定して最善の行動がとれる様に材料をテーブルに乗せて見ました。もしもの時どう対処する事がベストなのか事が起こる前にイメージしておいて下さいね。遠くにいるご家族にも的確なアドバイスが出来ると思いますよ。

Posted by doorrd