浴室の折れ戸が閉まらない原因と対処法を解説

浴室の折れ戸が閉まらないというトラブルは多くありますが、問題がない場合もあれば大きな問題がある場合もあります。

とはいえ、症状は折れ戸が閉まらないという同じものとなるため、見分けがつかないことも多いでしょう。

そこで本記事では、浴室の折れ戸が閉まらない原因と対処法について詳しく解説します。

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浴室の折れ戸が閉まらない原因

浴室の折れ戸が閉まらない原因は以下の通りです。

  • 経年劣化によるもの
  • 気密性を高める本来の機能によるもの
  • 折れ戸の戸車が故障している
  • 折れ戸の枠が歪んでいる

それぞれの原因について、以下で詳しく解説します。

経年劣化によるもの

浴室の折れ戸の耐用年数は15年〜25年と言われているため、耐用年数付近では折れ戸が閉まらなくなってしまうというトラブルが見られるケースがあります。

15年以上使用して閉まらなくなった場合、折れ戸の本体や部品が経年劣化している場合が多いため、部品の交換とともにドア本体の交換も検討する必要があります。

また、使用状況によっては耐用年数よりも前に経年劣化が見られる場合も多く、特に折れ戸に付着したカビを放置してしまったり、必要以上に力を入れて開閉することが多い場合などには10年前後で経年劣化が見られることもあるのです。

気密性を高める本来の機能によるもの

浴室の折れ戸は気密性を高める機能が備わっているため、閉めるときに折れ戸が固くなることがあります。

気密性が原因で折れ戸が閉まらない場合は問題ないことが多いため、そのまま放置しても問題ありません。

折れ戸の戸車が故障している

折れ戸が閉まらないだけではなく開きにくいという場合は戸車が故障している場合があります。

戸車の耐用年数は3年〜5年ほどと、折れ戸耐用年数に比べて非常に短くなっているため、いち早く見られる不具合です。

また、戸車に異常がなくても車輪がレールから外れていると閉まらないなどの不具合が生じることがありますので、戸車に異常がありそうであれば確認してみるといいでしょう。

折れ戸の枠が歪んでいる

浴室の折れ戸は金属の中でも比較的柔らかいアルミ製であることが多いため、枠のレール部分が歪みやすくなり、その結果折れ戸が閉まらないというトラブルが発生する場合があります。

とはいえ、強い衝撃が加わらないと歪むことは少ないため、衝撃に心当たりがある場合は確認してみるといいでしょう。

浴室の折れ戸が閉まらないときの対処法

浴室の折れ戸が閉まらないときの対処法は以下の通りです。

  • ラッチに異常がないか確認する
  • 調節ネジで調整する
  • 戸車を交換する
  • レールに汚れが詰まっていないか確認する
  • 折れ戸本体を交換する

それぞれの対処法について、以下で詳しく解説します。

ラッチに異常がないか確認する

折れ戸は上下についているラッチにより”カチッ”となるまで閉めることができますが、経年劣化や普段使用するなかでラッチが緩んでしまうと閉まりにくくなります。

そのため、折れ戸を閉めるときにカチッとならない場合はラッチを調整してみると改善される可能性があります。

ラッチの具体的な確認方法は以下の通りです。

  1. ラッチがきちんと引っかかっていることを確認する
  2. ラッチが汚れていたり、曲がっていたりしていないかを確認する
  3. ラッチの取り付けネジが緩んでいないかを確認する
  4. 問題があればドライバーでラッチを調整する
  5. 調整できない場合は新しいラッチに交換する

ラッチの調整・交換はドライバーだけで行うことができますが、交換する場合は折れ戸をレールから取り外す必要がある場合もあるため、不安な方は専門業者に依頼しましょう。

調節ネジで調整する

折れ戸の閉まりが悪いと感じる場合は調節ネジを調整することで閉まり具合を調整することができます。

折れ戸を使用していると調整ネジが緩んできてしまうことがあり、緩んでしまうと閉まらなくなってしまったり、気圧の変化で勝手に折れ戸が開いてしまうことがあります。

調節ネジを調整することで折れ戸の高さや傾きについても調整することができますので、閉まらないトラブルを解決することができるのです。

調節ネジはドライバーで簡単に調整することができますが、メーカーや製品によって異なる場合がありますので、メーカーの取扱説明書などを参考にするといいでしょう。

戸車を交換する

浴室の折れ戸が閉まらない原因の中でも特に多いのが戸車の異常によるものですので、戸車を交換することで改善されることも多いです。

折れ戸の戸車はドライバーで交換することができるため、DIYでも行うことができますが、折れ戸の規格に合った戸車を選ぶ必要があり、すでに廃盤になっている場合は代替品を用意する必要があります

とはいえ、メーカーに問い合わせたり現在使用している戸車をホームセンターに持っていくことで正しい戸車を購入することができるため、よほど古い戸車でない場合は心配する必要はないでしょう。

レールに汚れが詰まっていないか確認する

折れ戸のレールに汚れが詰まっていると正常に戸車が動作しにくくなるため、閉まりにくくなってしまいます。

汚れを放置してしまうと折れ戸が閉まらなくなるだけでなく、戸車に汚れが詰まってしまい故障の原因になることもあります。

そのため、まずは折れ戸のレールの汚れをとりのぞく対処をしてみるといいでしょう。

折れ戸本体を交換する

折れ戸の耐用年数付近になっている場合、経年劣化によって閉まらないというトラブルになっている場合があります。

経年劣化の場合は折れ戸本体を交換する必要があります。

自分で対処できない場合は専門業者に相談しましょう

ここまでお伝えしたとおり、浴室の折れ戸が閉まらない原因はさまざまですので、自分で対処できる原因もあれば、専門業者でなければ対処できない原因もあります。

もし自分で調整できない原因であることが判明したり、なぜ折れ戸が閉まらないのか分からない場合は、速やかに専門業者に相談することがおすすめです。

小さな原因で折れ戸が閉まらなくなるケースもありますが、力任せに修理しようとしたり、闇雲にネジを調整したりしてしまうと直せないだけでなく元に戻せなくなってしまい別途修理が必要になってしまうケースもあります。

このような理由から、本記事で紹介した対処法で直すことができない場合はメーカーに問い合わせたり、専門業者に修理を依頼することがおすすめです。

まとめ

本記事では、浴室の折れ戸が閉まらない原因と対処法について詳しく解説しました。

折れ戸が閉まらない原因はさまざまとなっており、汚れが詰まっているなどの小さなトラブルもあれば、経年劣化によって折れ戸本体がトラブルを起こしていることもあります。

見分けがつきにくい場合もありますが、耐用年数付近まで折れ戸を使用しているのであれば経年劣化によるトラブルであることを疑いましょう。

ぜひ本記事を参考にして浴室の折れ戸が閉まらないトラブルに対処してみてください。

Posted by doorrd