二重窓とは?カーテンレールがある場合の後付け方法やメリット・デメリットを徹底解説

断熱性能や防音性、結露防止など、さまざまな効果を得たいという理由から二重窓を検討する方も多いですが、カーテンレールがある場合や、窓枠のスペースが少ないなどの理由から設置できるかどうかわからないという方も多いのではないでしょうか。

また、そもそも二重窓の特徴やメリット・デメリットについて知らないという方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、二重窓とはどのような窓なのか、カーテンレールがあっても後付けで設置することはできるのか・設置するメリット・デメリットはどのようなところなのか、ということについて詳しく解説します。

二重窓を設置して日頃の生活をより便利にしたいという方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

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そもそも二重窓とは?

二重窓とは、既存の窓に加えて室内側に新しく窓サッシを内窓として設置するタイプの窓を指します。

窓ガラスが二重になっていることから「複層ガラス(ペアガラス)」と勘違いされやすいですが、複層ガラスは二重のガラスをひとつの窓サッシに取り付けるタイプの窓なのに対し、二重窓はサッシを二重にするためガラスだけが二重になっているではなく、単純に窓が2つついているというイメージを持っておくといいでしょう。

カーテンレールがあっても二重窓にすることは可能?

結論から申し上げますと、カーテンレールがあっても二重窓にすることは可能です。

ただし、二重窓を設置するためには、一般的に70mmほどの窓枠の幅が必要になるため、もし既存の窓枠に十分なスペースがない場合はふかし窓枠を設置して窓枠の幅を広げる必要があるため、すでに取り付けてあるカーテンレールなどを一度取り外してふかし窓枠を設置する工事が必要となります。

また、窓にブラインドや手すりなどがついている場合についても二重窓を設置するときには取り外す必要がありますが、一般的なものはネジで固定されているだけですので簡単に取り外すことができるため大掛かりな工事は必要ありません。

このように、二重窓を設置するためには窓枠の幅に余裕があったり、設置するときの邪魔になる設備がある場合は簡単な工事が必要になりますが、逆を言えばすでに窓枠に余裕があり周囲に干渉する設備がない場合はスムーズに二重窓を設置することができるのです。

ふかし窓枠とは?

ふかし窓枠とは、既存の窓枠のまわりに新しく窓枠を設置することで窓枠の幅を延長させるオプション部材のことを指します。

一般的にふかし窓枠が使用されるケースは、内窓を設置して二重窓にしたいときやリフォームのときに窓枠の幅を広げたいときなどに設置されることが多いです。

ふかし窓枠には、窓枠4辺すべてにふかし窓枠を設置する方法や、床の面がフラットになっている窓の場合は上枠・右枠・左枠の3辺だけにふかし窓枠を設置する方法があります。

また、ふかし窓枠の幅についても種類があり、一般的には40mm・50mm・70mmの幅から選ぶことができます。

このように、ふかし窓枠は一般的に窓枠の幅を広げる目的で設置され、必要な幅によってサイズなどを選ぶことができるのです。

二重窓を設置するメリット

二重窓を設置するメリットは以下の通りです。

  • 断熱性能が高くなる
  • 結露が発生しにくくなる
  • 防音性が高くなる

それぞれのメリットについて、以下で詳しく解説します。

1.断熱性能が高くなる

二重窓にすることで窓と窓の間に空気層が生まれるため、室外の温度が室内に影響しにくくなります。

また、サッシの種類を一般的なアルミサッシではなく、熱伝導率の低い樹脂サッシを選ぶことで、さらに断熱性能を高めることが可能です。

2.結露が発生しにくくなる

冬場の窓まわりを悩ませる結露ですが、二重窓にすることで結露の発生を防ぐことができます。

そもそも結露は外の気温と室内の気温の差が大きいときに飽和水蒸気量の違いから窓周辺に水滴が発生してしまいますが、二重窓の間に空気層ができることで気温と室温の差をダイレクトに伝えることがなくなるため、結露が発生しにくくなるのです。

3.防音性が高くなる

二重窓にすることで単純に窓が2枚になるため防音性能も高くなります。

寝室などに二重窓を設置することで快適に睡眠をすることができますし、室内からの騒音も外に響きにくくなります。

また、二重窓に防音ガラスを設置することでさらに防音性能を高めることも可能です。

二重窓を設置するデメリット

二重窓を設置するデメリットは以下の通りです。

  • 掃除が面倒になる
  • 部屋に圧迫感が生まれる可能性がある
  • 費用がかかる

それぞれのデメリットについて、以下で詳しく解説します。

1.掃除が面倒になる

二重窓は窓サッシを2つ設置するため、単純に2つの窓を設置する手間が発生するのとともに、窓サッシと窓サッシの間を掃除する必要が発生します。

とはいえ、内窓は汚れにくい場所に設置されるため、頻繁に掃除する必要はありません。

2.部屋に圧迫感が生まれる可能性がある

二重窓にするためには既存の窓の内側に新しく窓サッシを設置するため、部屋の内側に窓を設置することになります。

そのため、二重窓を設置することで部屋に圧迫感が生まれてしまうこともあるでしょう。

3.費用がかかる

二重窓を新しく設置するためには、最低でも40,000円〜50,000円ほどの費用が発生します。

大きなメリットのある二重窓ですが、費用がネックになることも多いです。

まとめ

本記事では、二重窓とはどのような窓なのか、カーテンレールがあっても後付けで設置することはできるのか・設置するメリット・デメリットはどのようなところなのか、ということについて詳しく解説しました。

二重窓を設置することで大きなメリットがありますが、いくつかのデメリットや設置するための工事など、いくつかの懸念点があることも事実です。

ぜひ本記事を参考にして二重窓のメリット・デメリットを理解して総合的に設置するかどうかを検討してみてください。

Posted by doorrd