本締錠とシリンダー錠の違いとは?それぞれの特徴や設置費用の違いを解説
住宅のさまざまな部分で鍵が使用されますが、当たり前のように設置されているため、そもそもの違いやそれぞれの特徴の違いについて詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。
しかし、本締錠とシリンダー錠はそもそもの構造の違いがあるため、特徴や設置費用にも大きな違いがあるのです。
中でも防犯性能についての違いは大きなものがあるため、これから住宅に設置しようと考えている方は、しっかりと防犯性の違いについても理解しておくことが大切です。
ただし、本締錠とシリンダー錠のどちらとも呼ぶことのできる近藤しやすい鍵のタイプもあるため注意しましょう。
そこで本記事では、本締錠とシリンダー錠の違いやそれぞれの特徴、費用相場の違いなどについて詳しく解説します。
本締錠とシリンダー錠の違いを理解して正しく鍵のタイプを選びたいという方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
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本締錠(ほんじまりじょう)とは?
本締錠とは、鍵・サムターンで解錠できるタイプのドアの中でも、鍵穴を差し込むための設置される筒状の「シリンダー」と、振動や衝撃でドアが勝手に開かないようにするための空締めボルトである「ラッチボルト」が取り付けられていないものを指します。
つまり、本締錠はデッドボルトだけで構成される鍵のことを指します。
本締錠は防犯機能を高めるために本錠と併せて使用する補助錠として使用されることや、施錠する機能のない空錠の本錠として使用されることが多いです。
シリンダー錠とは?
シリンダー錠とは、ラッチボルトとシリンダーが取り付けられている鍵を指します。
シリンダー錠の中にはさまざまな種類があり、鍵の片方がギザギザとした鍵を使用し、構造がシンプルで防犯性の低い「ピンシリンダー」や、鍵の両側がギザギザとしていて防犯性が比較的高い「ロータリーディスクシリンダー(ディスクシリンダー)」、鍵の表面に多数のくぼみがあり防犯性に優れた「ディンプルシリンダー」などがあります。
このように、さまざまな種類のあるシリンダー錠はマンション・アパート・戸建住宅などで一般的に使用される鍵のタイプとなっており、価格も安価なものから高価がものまでさまざまです。
本締錠(ほんじまりじょう)とシリンダー錠の違い
本締錠とシリンダー錠はどちらもドアの施錠をする役割のある製品ですが、大きな違いは鍵の構造にあります。
本締錠はデッドボルトのみで構成されれる鍵のタイプを指すため、ラッチボルトやシリンダーがないものをさし、シリンダー錠はラッチボルトとシリンダーがあるものを指します。
また、鍵の中にはデッドボルトとシリンダーの両方があり、ラッチボルトがないタイプの鍵がありますが、このような鍵は「本締錠」とも呼ぶことができますし、「シリンダー錠:と呼ぶこともできます。
本締錠(ほんじまりじょう)とシリンダー錠の設置費用の違い
本締錠とシリンダー錠は設置する費用にも大きな違いがあります。
先ほどもお伝えした通り、補助錠としても使用されることが多く、ひとつでは防犯性能に不安が残る「本締錠」の取り付け費用の相場は15,000円〜30,000円ほどです。
一方でシリンダー錠を設置するときの費用相場は20,000円〜40,000円ほどですが、防犯性能の比較的低い「ピンシリンダー」の設置費用相場は20,000円ほど、一般的に使用されている「ロータリーディスクシリンダー」の設置費用相場は25,000円〜30,000円ほど、防犯性能の高い「ディンプルシリンダー」の設置費用相場は30,000円〜40,000円ほどとなっています。
このように、錠前ごと交換もしくは設置する場合の費用相場は防犯性能が高いほうが高額になるケースが多いという違いがあるのです。
本締錠(ほんじまりじょう)とシリンダー錠はどちらを選ぶべき?
ここまでは本締錠とシリンダー錠の違いについて解説しましたが、どちらを選ぶかは鍵を設置する目的によって異なります。
玄関ドアや勝手口など、防犯性能が求められるドアに設置する場合は防犯性に優れたシリンダー錠を設置することが一般的ですが、シリンダー錠の補助錠として設置する場合や倉庫などに設置する簡易的な鍵であれば本締錠を選ぶのもいいでしょう。
とはいえ、基本的に本締錠よりもシリンダー錠のほうが優れた機能を持っているため、よほどの理由がない限りはシリンダー錠を選ぶことがオススメです。
不安がある場合は専門業者に相談しましょう
鍵の設置は使い勝手やデザインだけではなく防犯性能という重要な役割があるため、防犯に専門的な知識を持っていないのであれば一度専門業者に相談してみることもオススメです。
専門業者に設置する鍵の種類を相談すると、機能性についてはもちろん予算やデザインなどについても相談に乗ってもらうことができます。
そのため、自分で調べてもわからないことがある場合は専門業者に相談したほうが最適な鍵を選ぶことができるのです。
まとめ
本記事では、本締錠とシリンダー錠の違いやそれぞれの特徴、費用相場の違いなどについて詳しく解説しました。
本締錠とシリンダー錠はどちらも一般的に住宅で使用される鍵のタイプですが、それぞれには違った特徴や設置費用相場の違いがあるため、どちらの鍵にするのかをしっかりと考える必要があります。
とはいえ、防犯対策が重視される現代の住宅においては防犯性能に優れたシリンダー錠が選ばれることが一般的ですので、防犯対策が必要な玄関や勝手口などに設置する鍵はシリンダー錠を選ぶといいでしょう。
ただし、より防犯性を高めるための補助錠としては本締錠は非常に効果的な防犯対策になるため、本締錠とシリンダー錠を併せて設置することもオススメです。
ぜひ本記事を参考にして本締錠とシリンダー錠の特徴や費用の違いをチェックしてみてください。