グレチャンとは？ホームセンターでの購入方法やDIYで交換する方法について
住宅に何年も住んでいるとさまざまな不具合がみられますが、その中でも多いのが”窓周辺のトラブル”です。中でも窓を固定するグレチャンが経年劣化を起こしてしまい窓にトラブルが起きてしまうというケースが多いのです。とはいえ、そもそもグレチャンがどのような部品なのか、交換する場合は専門業者かDIYどちらがいいのか、などについて知らないという方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、グレチャンをホームセンターで購入してDIYで交換する方法・手順などについて詳しく解説します。グレチャンに異常が見られて交換したいと考えている方はぜひ最後まで読んでみてください。
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そもそもグレチャンとは？
グレチャンの正式な名称は「グレイジングチャンネル」といい、窓ガラスをサッシにはめ込むときにできてしまうスキマを埋めるために使用される”コの字”になっているゴムの部品のことを指します。グレチャンを付けることで窓ガラスが安全に固定されるため外れてしまうことなく安全に利用することができるのです。
グレチャンとビートの違い
グレチャンと似たような部品に「ビート（グレイジングビート）」という部品があります。どちらもサッシと窓ガラスを固定するために使用するゴム製の部品ですが、グレチャンは”コの字”であるため窓ガラスのを包み込むようにはめる必要がありますが、ビートはサッシと窓ガラスのスキマに差し込んで埋めるという違いがあります。つまり、グレチャンを付けるためには窓ガラスを外して装着する必要がありますが、ビートは窓ガラスが設置された状態からでも付けることができるのです。
グレチャンを交換するタイミング
グレチャンを交換するべきタイミングは以下の通りです。
- カビが取れないとき
- 経年劣化がみられるとき
それぞれのタイミングについて、以下で詳しく解説します。
交換タイミング①：カビが取れないとき
グレチャンは窓の下に装着される備品であるため結露の影響を受けやすいため、放置しているとすぐにカビが生えてしまいます。カビが発生してもすぐに掃除すれば元通りキレイになりますが、カビを放置してしまってこびりついてしまった場合は交換する必要があります。ついたカビをそのまま放置してしまうと性能が落ちてしまう他だけはなく、カビがアレルギーの原因になったり、虫が湧いてしまう原因にもなってしまうため注意が必要です。
交換タイミング②：経年劣化がみられるとき
グレチャンの耐用年数は10年ほどですので、経年劣化がみられる場合には交換する必要があります。先ほどもお伝えした通りグレチャンはゴム製ですので、耐用年数に達していないタイミングであっても日光の影響を受けやすい場所に設置されている場合には経験劣化が進みやすくなります。固くなったり、ベタベタしている場合は経年劣化が進んでいる合図です。
グレチャンを業者に依頼して交換する費用
グレチャを業者に依頼して交換する場合、10,000万円前後が費用相場になります。窓の大きさによっても異なりますが一般的な窓の大きさであれば10,000円前後だと思っておくといいでしょう。また、交換には時間のかかる工程が少ないため、交換作業にかかる時間は1時間ほどを目処にみておくといいでしょう。
グレチャンはホームセンターで購入できる？
グレチャンを業者に依頼するのは少し高いと感じる方も多いですが、グレチャンはホームセンターで購入できるのでしょうか？結論から申し上げますとグレチャンはホームセンターで購入することができます。ホームセンターでは1mあたり100円前後で販売されているため、専門業者に比べると格安で交換することができます。
グレチャンをホームセンターで購入するときの正しい選び方
グレチャンにはいくつかの種類があるため適当に選んではいけません。一般的に使用されているサッシは9mmと11mmの2種類どちらかを装着することが基本となり、窓ガラスの厚さによって選ぶ分ける必要があります。また、グレチャンにはホワイト・ブラック・グレーなどのカラーがあるため、目立ちにくいカラーを選ぶことも大切です。
グレチャンをDIYで交換する方法・手順
先ほどもお伝えした通り、グレチャンをホームセンターで購入して自分で交換することも可能ですが、グレチャンは窓ガラスを固定する重要な部品であるためサイズが合わなかったり、正しく装着できていないと窓ガラスが外れてしまったり、窓ガラスを開閉するときに変に力が加わってしまいガラスが割れてしまうなど大事故になる可能性もあります。そのため、正確にグレチャンを取り付けることが大切なのです。
グレチャンをDIYで交換する手順は以下の通りです。
STEP①：固定ビスを外す
STEP②：サッシを分解してグレチャンを取り外す
STEP③：ガラスとサッシをキレイに掃除する
STEP④：新しいグレチャンを取り付ける
STEP⑤：必要ないグレチャンをカットする
STEP⑥：固定ビスを付けて設置する
このように、グレチャンを交換する手順自体は簡単ですが、グレチャンを取り付けるときにガラスの角から付けていくのではなく、ガラスの中心からはめ込んでいくことが大切です。万が一グレチャンをDIYで設置したあとに窓が安定しないなどの不具合を感じたら、すぐに専門業者に依頼してチェックしてもらいましょう。
まとめ
本記事では、グレチャンをホームセンターで購入してDIYで交換する方法・手順などについて詳しく解説しました。グレチャンは住宅設備に使用されている部品の中でも耐用年数が短く経年劣化が比較的早いため消耗品として考えておくといいでしょう。グレチャンの交換作業には難しい工程はありませんが、窓を固定する重要な役割を担っているため正確に取り付ける必要があります。ぜひ本記事を参考にしてグレチャンをホームセンターで購入してご自身で交換してみてください。