防音サッシとは?防音サッシメーカーや防音窓についての説明
本日は、防音サッシや遮音性を高める窓の商品について説明した記事になります。
自宅での楽器の演奏や自宅周辺の騒音被害から身を守るためなど、さまざまな騒音や音問題に対して効果の高い商品が販売されています。しかし、いったい何を基準に商品を選べば良いのかイマイチよくわからないと仰る方も多いのでないでしょうか。本記事では、防音サッシやその他の防音窓について説明しています。窓の遮音にご興味のある方はご一読下さい。
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防音サッシとは?
防音サッシとは、住宅や施設等に設置することのできる防音性の高い窓サッシのことです。
防音サッシで検索をすると、多くは内窓(二重窓)や遮音性の高いガラスの事が説明されている様ですが、実際にはサッシメーカーが製造している特殊な構造のサッシの事を防音サッシと言います。
防音サッシメーカー
防音サッシメーカーとしては「豊和工業株式会社さん」や「協和産業株式会社さん」「YKKapさん」が有名です。
豊和工業株式会社
本社所在地:〒452-8601 愛知県清須市須ケ口1900番地1
資本金:9,019百万円
従業員数:701名
設立:1907年2月9日
東京証券取引所・名古屋証券取引所に上場している企業です。工作機械、空・油圧機器、電子機械、火器、清掃車両、建材の取り扱いがあり、具体的には「路面清掃車両」や業務用の「仮積層機」「防水自動ドア」「火器」「防音サッシ」など一般的には特殊と言われる商品のメーカーとなります。
協和産業株式会社
本社所在地:〒462-0063 愛知県名古屋市北区丸新町243番地
資本金:2,000万円
創立:1977年7月27日
建材(金属製建具)その他アルミ建材の販売および取付工事、総合建築工事の設計および請負業、アスベスト除去が主な事業となっています。ホームページを確認すると、防音サッシ関連商品として、窓やドアなど多くラインナップされています。中部圏・関東圏・北陸に営業所があり直接工事も請けて下さいそうです。
YKKap株式会社
本社所在地:〒101-0024 東京都千代田区神田和泉町1番地
資本金:140億円
従業員数:APグループ 16,788名(海外含む 2022年3月末)
設立:1957年7月22日
【住宅用商品】窓、サッシ、シャッター、雨戸、網戸、面格子、住宅用電装商品、玄関ドア・引戸、勝手口ドア、浴室出入口、室内ドア・引戸、室内階段、フローリング、バルコニー、テラス、オーニング、門扉、フェンス、カーポート、外装材、複層ガラス 等
【ビル用商品】
超高層・高層・中層・低層ビル用窓・サッシ・ドア・カーテンウォール、スチール商品、改装用商品、エントランス商品、景観商品 等
【その他】
アルミ形材、建材加工用機械、建材部品 等
日本を代表するサッシメーカーであるYkkapさんも防音サッシ CHCシリーズを販売されています。メーカーさんになるので実際の取り付け工事は、販売店(工事店)にご依頼する事になると思われます。
防音サッシを取り付けるメリット
防音サッシを取り付けるメリットは下記の2つです。
・外からの騒音を遮音することができる
・室内で楽器の演奏をしても迷惑になりにくい
それぞれのメリットについて詳しくご紹介していきます。
1.外からの騒音を遮音することができる
防音サッシを取り付けることで、外からの騒音を遮音することができます。
住んでいる場所の近くに道路がある場合は、車の騒音や人の喋り声などが室内に入ってきてしまい、場合によってはストレスに感じることもありますが、防音サッシを取り付けることで外からの騒音にストレスを感じにくくすることができるのです。
また、室内からの音に関しても遮音されるため、夜だからといって大きな声で喋りすぎないようにするなどの気遣いをする必要もなくなります。
2.室内で楽器の演奏ができる
基本的には室内でピアノやギターなどの楽器類を弾くことは近所の迷惑になってしまうため、時間を考えて引いたり、そもそも気を遣って自宅では弾かないようにするという方も多いですが、防音サッシを取り付けることで近所に迷惑をかけることなく楽器を弾くことができます。
ただし、楽器によって音の大きさは異なるため、ピアノであれば90〜110dB、100dBほどの騒音を遮音できる防犯サッシを選びましょう。
防音サッシの取り付けが向かないケース
防音サッシを取り付けが向かないケースとして、集合住宅が挙げられます。
防音サッシは室内から窓を通じて出入りする騒音に関しては遮音することができますが、壁を通じて出入りする音に関しては遮音することができないため、集合住宅に防音サッシを取り付けたとしても騒音が漏れてしまう可能性があります。また工事が大掛かりになる事や窓が共有部になる為に、管理会社や管理組合の許可が必要になります。勝手に工事を進める事はできない事がほとんどです。
集合住宅の場合は、防音サッシではなく防音室の導入を検討することがオススメです。
防音性を高める商品
防音性を高める商品としては、内窓(二重窓)がポピュラーです。コスト的にも工事内容も防音サッシの工事と比べると随分ハードルが下がります。内窓取付だけでも十分な防音効果を得られる可能性がありますので、一緒にご検討されてはいかがでしょうか?以下の2商品はネット上でも人気が高い商品となっています。
・AGC旭硝子 まどまど
・大信工業 プラスト
それぞれのサッシメーカーについて詳しくご紹介していきます。
1.AGC旭硝子 まどまど
AGC旭硝子 まどまどの防音サッシは、外側がプラスチック、内側が樹脂で作られています。
防音サッシの枠が85mmとやや厚めになっていますが、その分防音性能に優れており、23mmまでのガラスを設置することができるため、高い防音効果が期待できるのです。
2.大信工業 プラスト
大信工業 プラストの防音サッシは、樹脂で作られています。
防音サッシの枠が78mmとなっており、12.8mmの防音合わせガラスを取り付けることで非常に高い防音性能を発揮してくれるのです。
まとめ
本記事では防音サッシについて概要や取り付け方、メリット・向かないケース、さらにはサッシメーカーについても解説していきました。
防音サッシはサッシメーカーによっても防音性能が大きく異なりますので、用途に合わせた防音性能を持っている防音サッシを選ぶようにしましょう。