【施工実例】屋根の波板を交換しました。これで洗濯物を干しても大丈夫です!

洗濯物を干す軒下部分、テラス的な所の屋根が雨漏りをしているという事です。もともとはサッシ修理で伺ったのですが、「こんな修理もできないかしら?」を指をさされたのが劣化していて剥がれている波板です。以前に別の現場で波板の張り替えを行った事がありましたので、専門ではないですが波板を張り替えるぐらいなら出来ますよ!とお伝えし作業のご依頼を頂きました。

本日は、屋根の波板工事の施工実績となります。波板についても色々調べましたので合わせてご覧下さい。

福岡市東区のサッシやガラス修理はお任せ下さい。他にもドア修理交換やリフォーム工事も得意です。詳しくは専用ページでご確認頂けます。

ポリカ波板張替え施工例

それでは早速、波板の工事風景です。

【施工前】

まずは古い波板を全て取り外して行く事から作業を進めて行きます。

はい。一通り取外し完了です。時間にして2時間程かかりました。使用されている木の一部が割れたり細くなっているのでその部分の補強を行わなければなりません。作業中に気付いたのですが、柱を支える部分が一部外れており、その部分の補強も必要な事が判明しました。

上記写真が、実際に外れている写真です。

柱の土台ブロックをしっかり固定し直しました。これで土台の部分は大丈夫です。波板作業に戻りましょう。

まずは波板を設置する木の補強からです。

ヨレヨレになっている木に当てて波板を固定する木をセットしました。回りの色に合わせて塗装も行いしっくり馴染んでいますね。

新しい波板を数枚屋根にあげて行き取り敢えず並べました。一定枚数毎に取付作業を行って行きます。

最後の方は屋根に寝そべった感じで取付作業を行わなければならず、滑り落ちそうな恐怖と闘いながらの作業です。慣れた人ならそんなにないのでしょうが。。。高所作業が得意でない私には必死の作業でした。

最後は雨樋に落ちた細かなゴミくずなど綺麗に片づけて作業完了となります。

最後は新たに取り付けた波板の洗浄も含めて、水漏れチェックを行いました。ホースでジャンジャン水を浴びせましたが屋根の下には水1滴も垂れてこず工事完了です。お客様も「上等、上等、立派なものです!」とご満足でした。ご依頼ありがとうございました。

以下は、今回の工事に際し、波板について改めて勉強しました。せっかく学んだので皆様と共有できればと思います。宜しければ参考にされて下さい!

波板の種類

今回は、安価な塩ビ製の波板を取付けしましたが、波板にも色々な種類があります。こちらでは様々な波板の素材について見て行きたいと思います。

塩ビ

次に紹介するポリカーボネートの波板が普及する以前は、塩ビ製の波板が活用される機会が多かった様です。安価な素材ですが、耐久性は短いデメリットもあります。今回のお客様では、取替える前のバリバリに割れていた屋根も塩ビ製でしたので同じ物で良いと、こちらを設置いたしました。

耐久年数=3年程度です。

ポリカーボネート

ポリカーボネートやポリカと言われる素材の波板があります。素材としては優秀で衝撃や耐候性に優れ、ベランダ、テラス、カーポートなど外部の屋根材として広く普及している商品です。材料費としては塩ビの倍程度しますが、長持ちしますので費用対効果は高いです。

耐久年数=10年程度です。

ガルバリウム

アルミ亜鉛合金メッキの鋼板です。耐久性や強度に優れている材質で住宅の外壁でもたまに見かけます。カラーの選択や使い方によってはモダンな住宅を演出できるのでコア層には人気が高い様です。屋根材としても遮熱性があり、また、耐久性においても他の素材よりも優れているのでお勧めです。

耐久年数=15-20年程度です。

トタン

先に説明した、ガルバリウムがメジャーとなるまでは鋼板と言えばトタンでした。トタン屋根に穴があいて雨漏りする住宅は、筆者が幼少の頃には特段珍しくなかった印象です。昔は金属製屋根材として広く普及しており、衝撃に強く軽量と言うメリットがある商品です。亜鉛メッキ鋼板という素材で錆びに弱いというデメリットがあります。

耐久年数=5~10年程度です。 定期的に塗装を行えば20年ほど長持ちする事も。

波板張替えのポイント

波板を張り替えるにはいくるかポイントがあります。ポイントを抑えて取付ける事により強風時などでも吹き飛ばされずに済みますのでしっかり確認しておく必要がありますね。

波板の設置位置

波板を打ち付ける下地の間隔は550mm以下にする必要があります。また、軒から波板がでる長さは100mm以下となる様に位置決めをします。

波板同士を重ねるコツ

波板を重ねて屋根全体に波板を設置していく工事では、波板同士を重ね合わせる必要があります。その重なり合う山の数は2.5山以上とする必要があり、その部分は必ず固定します。

波板の固定

波板の固定金具は主に3種類あります。傘釘、波板取付ビス、ポリカワンタッチフックです。費用や取り付けのし易さによって選択する事になります。

まとめ

本日は、波板工事の写真を中心にお届けしました。波板の交換はDIYでも十分に可能です。波板張替えを考えられている方は、予算や素材の特徴などを検討しチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

Posted by doorrd