折戸がキーキーと音を立てて開閉する原因は蝶番!対処法もご紹介

折戸についてこのようなお悩みはありませんか?
「折戸がキーキーと音を立てるのは放置しても大丈夫?」
「折戸がキーキーと音を立てて開閉する」
「折戸のキーキーという音の対処法はあるの?」
折戸を長期にわたって開け閉めしていると、いつの間にかキーキー・ギーギーと不快な音を立てて開閉するようになってしまいますが、適切な対処をすることで簡単に直すことができます。
しかし、折戸がキーキーと音を立てて開閉してしまう原因や正しい対処法を知らないという方も多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では折戸がキーキーと音を立てて開閉する原因とその対処法についてご紹介していきます。
特に、「KURE5-56」などの潤滑剤を折戸に使用している方は間違った対処法になりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
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折戸がキーキーと音を立てるのを放置するとどうなる?
折戸がキーキーと音を立てて開閉することは、長期間折戸を使用しているとどうしても起こってしまう不具合です。
しかし、そのまま放置してしまうとキーキーと音を発生させる「蝶番(ちょうつがい・ちょうばん)」以外の部分が故障や破損してしまい、最悪の場合には折戸をすべて取り替える必要が出てきてしまう可能性もあります。
ですので、折戸からキーキーという音が発生しているのに気づいたら、できるだけ早い段階で対処することで余計な修理費用をかけずに折戸を元通り使うようにすることができるのです。
それでは、まずは折戸がキーキーと音を立てて開閉する原因について詳しくみていきましょう。
折戸がキーキーと音を立てて開閉する原因とは?

折戸がキーキーと音を立てて開閉する主な原因は下記の3つです。
・蝶番が経年劣化している
・蝶番が故障・破損している
・蝶番が歪んでいる
それぞれの原因について詳しくご紹介していきます。
1.蝶番が経年劣化している
メーカーや使用環境にもよって多少変化しますが、蝶番の耐用年数は15年〜25年ほどですので、どんなに大切に折戸を使用していたとしても、期間とともに経年劣化してしまうのです。
蝶番が経年劣化していくと、キーキーという音を立てるだけではなく、折戸が開閉しにくくなったり、錆び付いてしまいます。
折戸本体には異常が見られなくても蝶番が錆び付いているということはよくあることですので、定期的にチェックしてみるといいでしょう。
2.蝶番が故障・破損している
蝶番が何かしらの衝撃で故障・破損している場合には、蝶番が正常な動作をできずに折戸を開閉するたびにキーキーという音を立ててしまいます。
蝶番の価格は数百円〜数千円程度ですので、安っぽい蝶番が使用されている場合には特に故障・破損に注意しましょう。
3.蝶番が歪んでいる
蝶番を長期間使用していると、知らず知らずの間にネジが緩んできてしまってキーキーと音を立ててしまうことがあります。
蝶番のネジが緩んでしまう原因はさまざまですが、主に折戸を開閉するときに緩んでしまうことが多いので、頻繁に折戸を開閉する場合は注意しましょう。
折戸がキーキーと音を立てて開閉ときの対処法

折戸がキーキーと音を立てて開閉するときの対処法は下記の3つです。
・シリコンスプレーを吹きかける
・蝶番を新しいものに交換する
・蝶番のネジを締め直す
それぞれの対処法について詳しくご紹介していきます。
1.シリコンスプレーを吹きかける
折戸がキーキーと音を立てて開閉してしまう場合に、もっとも有効的で手軽にできる対処法はシリコンスプレーを吹きかけることです。
シリコンスプレーは、金属の表面に薄い被膜を作ってくれて潤滑効果を発揮してくれるもので、浸透性がとても高く細かいスキマに入り込んでくれるので蝶番への使用は非常に効果的なものになります。
ここで注意したいポイントとしては、シリコンスプレーの代わりに潤滑油を使用しないことです。
「KURE5-56」などの潤滑油は、錆び取りにも有効的ですし潤滑効果もありますが、蝶番に使用してしまうと、蝶番が錆びやすくなってしまったり、細かいスキマに潤滑油が溜まってしまい動作ができなくなってしまう原因になってしまいます。
建築材料・住宅設備機器業界最大手の企業である「LIXIL(リクシル)」も下記のように記載していますので参考にしてみてください。
恒久的対応方法ではありませんが、 シリコンスプレーを塗布すると解消する場合もあります。
1度シリコンスプレーの塗布をお試しください。(潤滑油は厳禁。)
(LIXIL「クローゼットの折れ戸を開閉するとき異音がする。対処方法を教えてください。」より引用)
2.蝶番を新しいものに交換する
蝶番が錆びていたり破損している場合は、新しい蝶番に付け替える必要があります。
蝶番を付け替えるためには折戸を一度外す必要がありますので、力に自信がない方は2人以上で作業することがオススメです。
また、業者に依頼することで蝶番を交換してくれることはもちろん、折戸に異常がないかを確認してくれますので、合わせて検討してみてください。
3.蝶番のネジを締め直す
蝶番のネジが緩んでいる場合は、ドライバーでネジを締め直すだけでキーキーという音が解消されることもあります。
先ほどもお伝えした通り、頻繁に開閉する折戸の蝶番のネジは緩みやすいので、定期的にネジを締め直すことでキーキーという音も鳴りにくくなりますし、蝶番も長く使用することができるようになるので試してみてください。
まとめ
本記事では折戸がキーキーと音を立てて開閉する原因とその対処法についてご紹介していきました。
お伝えした通り、折戸がキーキーと音を立てて開閉する原因は「蝶番」ですが、蝶番の不具合を起こす原因はさまざまです。
蝶番に適切な対処をすることでキーキーという音を解消することはできますが、間違った対処をしてしまうと蝶番だけではなく折戸全体を交換しなくてはいけなくなります。
特に、動きの悪い金属製品には「KURE5-56」などの潤滑剤を使用するという方は要注意です。
ぜひ本記事を参考にして折戸のキーキーという音を正しく対処してみてください。