お風呂のドアを開きタイプから浴室折れ戸タイプに変更・交換リフォームしました。

本日はお風呂の出入口ドアを中折れタイプの折戸に変更工事を行った現場実績となります。施工写真を中心に、浴室折れ戸の特徴を他の扉と比較しながら記事を書き進めて行きたいと思います。

「そろそろお風呂のドアを取替えたいな~どのタイプの扉にしようかな~」とご検討されている方に向けた内容です。よろしくお願いします。

熊本市東区のお風呂の扉修理業者、サッシ・ガラス屋ドアード(熊本中央)は、浴室ドア交換、浴室ドア修理、浴室折れ戸交換。浴室折れ戸修理などお風呂の扉の不具合は、お任せ下さい。年中無休で見積り無料です!

お風呂のドアを開きタイプから折れ戸タイプに交換リフォーム

工事前のお風呂の開きドア

古くなってドアノブが外れてしまった浴室開きドアです。今回の主役はこちらのドア。「もう30年以上は使っています。ドアノブが外れる様になって最初のうちは閉じ込められない様に上手く使っていたのですが、ある日、娘がお風呂に閉じ込められてしまって、窓から脱出は出来るものの服も着ていないので大慌てになる事がありました。もう古いドアですからね、取替えてもらいたいです」

この様に仰っていました。お客様は最初から折れ戸タイプの浴室扉にされていご意向で「やっぱり10万も20万もします~?」とご予算の目途はお決めになられている感じでした。見積り金額は9万200円(税込み)端数の切り、9万円ちょうどで浴室折れ戸に取替える事になりました。

お風呂の開きドアから折れ戸への工事工程

既存の浴室開きドアを撤去

お風呂の開きドアから折れ戸へリフォーム工事を行う流れを簡単に説明いたします。現場の状況にもよりますが概ね下記の様な工程で進めて行きます。

1.既存の古いドアを撤去

2.枠を調整

3.新しい折戸枠を既存の枠に取り付け

4.新しい折れ戸を枠に建付け(動作確認)

5.コーキング作業

6.最終チェック

順番に説明して参ります。

1.既存の古いドアを撤去

まずは、既存の古くなった開きドアを取り外します。上記の写真は最初のこの工程になります。既存ドアを取り外して撮影しました。ドア本体はドア枠と丁番を介して取付けられています。丁番にはネジが6本~8本程度取付けられており固定されていますので、全てのネジを外すとドアを取り外せます。最後の1本を取り外すとドアが落ちて来ますので、片手で支えながら外さなければなりません。慣れたプロならなんて事はありませんが、素人の方は2名作業で行わないとケガの恐れがありますね。

2.枠を調整

既存の開きドアを取り外すと、ドア枠がむき出しの状態になります。このドア枠に新たな折れ戸枠を取付けますので、気密ゴムや不要なアルミの立ち上がり等をカットして新しいドア枠がフィットする様に調整して行きます。そもそも、プロの工事業者は枠の納まりも検討して工事に臨んでいますので、確認の為に新規枠を試しに当てながら的確に作業を進めて行きます。

3.新しい折戸枠を既存の枠に取り付け

取り付けの土台が綺麗に完成したら、新規枠を既存枠に取付けて行きます。スペーサー等を使用して枠の広がりや、倒れ傾きをレベルで確認し取り付け作業を進めて行きます。この工程が一番大切です。ここでシッカリと新規枠を取付けないと、後々 扉を閉めた時に隙間が空いたり、閉まりが悪いなどの不具合を発生させてしまいます。

4.新しい折れ戸を枠に建付け(動作確認)

新規枠を取付けたら、確認の為に折れ戸本体を建て付けてみます。動作確認を行い、開閉のスムーズさ、扉の納まり具合など細かくチェックします。もしも問題があれば、一旦扉を取り外して再度 枠の取り付けを確認し手直しする事になります。問題無ければ次の工程に進みますが、扉が入ったままではちょっと邪魔なので、いずれにしても扉を一旦取り外します。

5.コーキング作業

防水の意味でもコーキングは重要です。また、既存枠の上から新しい折戸の枠を取りつけていますので、境目にコーキングを充填し、防水しながら一体感を出して行きます。コーキングの色はサッシと同色を使用するので、然程目立つ事もなく自然な感じに仕上がります。

6.最終チェック

コーキングは1~2日で完全に乾きますが、それまで待っている訳にも行きません(表面は数時間で乾きます)コーキングに触れない様に再度扉を建て込み、最終確認を行います。また、お客様にも工事が終わった事をお伝えし、折れ戸を実際に触って頂き、お客様ご自身で開閉確認を行って頂き問題ないようでしたら引渡しとなります。

以上が、オーソドックスな浴室折れ戸への交換工程です。開きドアから折れ戸折れ戸から折れ戸開きドアから開きドア、カバー工事で扉を交換する際にはどの扉へ交換しても基本的な工程は同じです。

イレギュラーな―ケース

上記のオーソドックスな工程ですんなり終わる現場が殆どですが、中には工事を開始して「あれ?これは・・・ちょっと・・」という現場もあります。

・枠の内部が腐っている

・床がスカスカ

既存枠の下地の問題です。お風呂の出入口と言う事もあり、湿気などでサッシ枠の内部がスカスカであったり腐ってブヨブヨと言う事も珍しくありません。現地調査の時に可能な限り調査しますが、ネジを打って初めて気が付くと言う事も。もちろんリカバリーはしますが作業時間は大幅に押す事になります。

浴室折れ戸への交換工事完了

取り付け工程をしっかりと終えて浴室折れ戸への交換工事が完了しました。今回の現場では特にトラブルも無く3時間程度で工事を終えました。

浴室折れ戸へ交換完了

古い開きドアにはガラスが入っていましたが、今度の折れ戸はアクリル板仕様です。「随分軽くなったし、これなら万が一割れても安全ですね」と使用感が良くなった事で高評価です。

現場情報は以上となります。

続いてお風呂の扉の種類とその特徴についても少し説明したいと思います。

お風呂の扉の種類と特徴

お風呂の扉の種類は大きく3種類あります。普段は自分の家の扉しか見ないので自分の家のお風呂の扉がベーシックタイプと思いがちですが、もしかしたらそんな事はないかもしれませんよ。

開きドアタイプ

浴室ドアの種類(開きドア)

今回取替えた浴室開きドアタイプの建具です。築年数の古い戸建て住宅やマンション・アパートで使用されている事が多いです。中身はガラスとなり、割れると危険です。最近ではアクリル仕様の開きドアもありますが、古いドアでは稀です。

開きドアタイプの特徴

開きドアは、リビングの間仕切りドアや玄関ドア、勝手口ドアなど開きドアは色々な場所で使用されています。特にお風呂で使用する場合は、円を描く様なドアの軌道となる為、洗い場に開くドアでは、お風呂の中に入っている人が洗い場にいるとぶつかってしまう恐れがありますので注意が必要です。

中折れタイプ

浴室ドアの種類(折れ戸)

こちらも今回使用した扉ですね。折れ戸タイプとなります。こちらの折れ戸タイプにはアクリル板が入っているケースが多く、古い折れ戸でガラスタイプもありますが、ガラスタイプの折れ戸も少々稀です。最近の建物の浴室扉と言えば、折れ戸が使用されているケースが圧倒的に多い印象です。

中折れタイプの特徴

中折れドアの特徴は、扉の真ん中で折れ曲がる様に扉が開く事です。有効スペースが失うのを最小限に留める事が出来る特徴があります。その為、お風呂のスペースが確保しずらい間取りでも出入りに支障も無く、浴室内に人や物があってもあまり邪魔になりません。

引き戸タイプ

浴室ドアの種類(引き戸)

最後は引き戸タイプの浴室扉となります。写真は2枚引き戸ですが連動した3枚引き戸や片引きの1枚扉(引き戸)もあります。既存の扉が引き戸である場合は基本的に同じ引き戸にした方が経済的にもメリットがあるかと思います。引き戸をから開き戸や折れ戸に変更出来なくもないですが、本格的なリフォーム工事となります。

引き戸タイプの特徴

引き戸タイプの開閉は、お風呂洗い場の空間、脱衣所の空間を全く侵す事無く開閉、出入りが可能となります。介護が必要で洗い場に複数で入る場合など、引き戸タイプだと扉が邪魔にならずに大変便利に使用出来ます。2枚建て以上の引き戸にするとそれなりに間取りのスペースを確保しなければならないのがデメリットと言えます。

まとめ

本日は、お風呂のドアを開きタイプから折れ戸タイプに取替えた施工例をメインにお風呂の扉について色々と考えてみました。参考にして頂ければ幸いです。

Posted by doorrd