後悔しない為に!引き戸 玄関ドアのメリット、デメリットについて考察!
玄関ドアを引き戸にする予定ですか?
玄関といえば、家の顔ともいえる場所です。
そのため、玄関ドア選びは失敗できないところです。
もし、失敗すると後々まで後悔することでしょう。
では、玄関ドアを引き戸にする時にはどんな点に気を付ければ良いのでしょうか。
今回は 引き戸玄関ドアとは何か・引き戸玄関ドアの種類・引き戸玄関ドアのメリット・引き戸玄関ドアのデメリット・玄関ドアを引き戸にする時に後悔しないようにする点の5点についてわかりやすくご紹介します。
引き戸玄関ドアとは何か?
引き戸玄関ドアとは、左右にスライドさせて開閉する玄関ドアのことです。
引き戸は別名「スライディングドア」ともいいます。
引き戸玄関ドアの特徴とは?
引き戸玄関ドアには、次の3つの特徴があります。
・以前は和風住宅用の引き戸玄関ドアが大半だったが、現在は洋風住宅にも合う引き戸玄関ドアも続々発売されている
・一般的に引き戸玄関ドアは「格子型デザイン」が多い
・引き戸玄関ドアは、高齢者や障害者など、どんな利用者にも使いやすいユニバーサルデザインとの相性が良い
引き戸玄関ドアの種類とは?
引き戸玄関ドアには、一体どんな種類があるのでしょうか?
こちらでは、引き戸玄関ドアの種類についてご紹介します。
引き戸名 | 説明 |
❶引き違い戸とは? | 引き違い戸とは、2枚の戸を左右どちらかにスライドさせて開閉する引き戸のことです。 戸は2枚ですが、最大1枚分の戸の広さの出入り口を確保できます。 |
❷片引き戸とは? | 片引き戸とは、1枚の戸を左右どちらか一方にスライドさせて開閉する引き戸のことです。 最大1枚分の戸の広さの出入り口を確保できます。 片引き戸は「外引き込み戸」ともいいます。 戸が開く時は、玄関の外側にスライドします。 |
❸両引き戸とは? | 両引き戸とは、2枚の戸を反対方向にスライドさせて開閉する引き戸のことです。 最大2枚分の戸の広さの出入り口を確保できます。 4枚建(4枚戸)もあります。 |
❹2枚片引き戸とは? | 2枚片引き戸とは、2枚の戸が同じ方向に連動してスライドし、開閉する引き戸のことです。 別名「2枚連動引き戸」ともいいます。 最大2枚分の戸の広さの出入り口を確保できます。 |
❺内引き込み戸とは? | 内引き込み戸とは、2枚の戸が玄関内で、反対方向にスライドして開閉する引き戸のことです。 別名「玄関内引き込み戸」ともいいます。 最大2枚分の戸の広さの出入り口を確保できます。 |
❻引き込み戸とは? | 引き込み戸とは、1枚の戸を左右どちらかの玄関壁内の方向にスライドし、収納して開閉する引き戸のことです。 最大1枚分の戸の広さの出入り口を確保できます。 |
引き戸玄関ドアのメリットとは?
玄関ドアを引き戸にすると、一体どんなメリットがあるのでしょうか?
こちらでは引き戸を玄関ドアにした時のメリットについてお伝えします。
玄関ポーチを広く使える
1つ目のメリットが「玄関ポーチを広く使える」ことです。
もし玄関ドアが開き戸であれば、玄関ポーチの大半は使えません。
その理由はドアの可動範囲が全てデッドスペースになるからです。
それに対し、引き戸玄関ドアであれば、開閉の時にドアが邪魔にならず玄関ポーチに干渉しません。
そのため、玄関ポーチを有効に、広く使うことができます。
玄関ポーチとは、戸建て住宅の玄関前の庇(ひさし)下のデッキのことです。
どの位置に止めても急に閉まることがない
2つ目のメリットが「どの位置に止めても急に閉まることがない」ことです。
もし玄関ドアが開き戸であれば、開けっ放しにしていると風が吹けば「バタン!」と閉まります。
また、好きな位置で止めることもできません。
それに対し、玄関ドアが引き戸であれば、バタンと急に閉まることがなく、どの位置にでも止めることができます。
引き戸玄関ドアのデメリットとは?
玄関ドアを引き戸にすると、一体どんなデメリットがあるのでしょうか?
こちらでは引き戸を玄関ドアにした時のデメリットについてお伝えします。
引き込み先のスペースが必要になる
1つ目のデメリットが「引き込み先のスペースが必要になる」ことです。
引き戸玄関ドアは左右に動きます。
そのためドアを開く時は、必ず引き込み先のスペースが必要になります。
引き込み先の掃除が必要になる
2つ目のデメリットは「引き込み先の掃除が必要になる」ことです。
引き戸玄関ドアは、開ける時には必ず引き込み先が必要になります。
そのため、引き込み先のレールにゴミが溜まるとスムーズに動いてくれません。
引き戸のスライドをスムーズに行えるように、引き込み先の掃除は必須です。
玄関ドアを引き戸にする時に後悔しないようにする点とは?
これから玄関ドアを引き戸に交換しますか?
引き戸は、日本人と相性が良く、使いやすい玄関ドアです。
ただし、注意点もあります。
知らないと、大きく後悔してしまいます。
では、一体どんな点に注意すればよいのでしょうか。
こちらでは玄関ドアを引き戸にする時に後悔しないようにする点について詳しくご紹介します。
防犯性が低い
1点目が、引き戸玄関ドアは「防犯性が低い」ことです。
理由は、一般的に引き戸玄関ドアは「戸の重なり」にカギが設置されており、外からの攻撃に弱く、バールなどを使うと簡単に壊されるおそれがあるからです。
セキュリティが高い住宅をお求めであれば注意が必要です。
断熱性が低い
2点目が、引き戸玄関ドアは「断熱性が低い」ことです。
理由は、引き戸玄関ドアはガラス戸が多く、さらに「戸の重なり」などすき間が多いからです。
そのため熱が逃げやすく、冷暖房の効率を大きく下げます。
高気密高断熱住宅をお求めであれば注意が必要です。
洋風住宅との相性が低い
3点目が、引き戸玄関ドアは「洋風住宅との相性が低い」ことです。
理由は、一般的に引き戸玄関ドアは、和風住宅に向いたデザインだからです。
そのためどちらかというと、洋風住宅に向きません。
洋風のおしゃれな住宅をお求めであれば、注意が必要です。
まとめ
今回は 引き戸玄関ドアとは何か・引き戸玄関ドアの種類・引き戸玄関ドアのメリット・引き戸玄関ドアのデメリット・玄関ドアを引き戸にする時に後悔しないようにする点の5点についてご紹介しました。
引き戸玄関ドアは、日本人との相性がよく、使いやすい玄関ドアです。
ただし、洋風住宅に設置する時には注意が必要です。
もし現在、引き戸玄関ドアのことでお悩みであれば、ぜひ一度引き戸玄関ドアの専門業者にお問い合わせすることをおすすめします。