【既存窓でも出来る!】窓の断熱を高める2つの方法を紹介します!

窓を変えると断熱性能や防音性能などを向上出来ると最近テレビCMやインターネット広告でよく目にする様になったと思いませんか?
実はこれ、環境問題にも大きく関わっていて、特に住宅等の断熱性能を向上させる事が日本として、そして世界として目指すカーボンニュートラル社会の実現に大きく寄与すると言われています。

カーボンニュートラルとは温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させる事です。断熱性能と密接な関りがある所で考えると、エアコンを使用する時の”電気”この電気を生み出す為に多くの二酸化炭素を排出されます。
住宅の断熱性能を高めればエアコンの使用頻度や温度設定が変わり、電気を使わない事や節電をする事は、二酸化炭素の排出量を減少する事に繋がります。この様に断熱住宅を目指す事で環境に対して好循環を生むのです。

その為、国を上げて断熱性能の高い窓のリフォームや断熱住宅に対し補助金を予算組みするなど積極的に行っています。

そこで今回は、いま取付けられている窓について断熱性能をアップする2つの方法を紹介していきたいと思います。

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窓の内側に内窓を取付ける方法(その1)

窓の断熱性能を上げる方法と言えば内窓が有名です。内窓はサッシメーカーであるLIXIL(内窓商品名:インプラス)やYkkpa( 内窓商品名: プラマードU)三協アルミ( 内窓商品名: プラメイクEⅡ)などが販売している他、AGC( 内窓商品名: まどまど)や大信工業( 内窓商品名: プラスト)が有名です。

これらの内窓を既存窓の内側に取付ける事により高い断熱性を発揮します。

内窓を取付ける時の注意点

断熱性能をアップする時には内窓に採用するガラスについて慎重に検討する必要があります。

ガラスの種類により断熱性の効果に大きな違いが発生するからです。もっとも性能が良いガラスはLow-eガラスと言われるペアガラスです。ガラスの表面にLow-e金属膜をコーテイングする事により断熱性を高めています。Low-e金属膜はガラスから放射される熱の伝わり(放射伝熱)を軽減する効果があるため断熱性能を高めるとされています。

次に検討するガラスはペアガラスです。Low-eガラスも形態としてはペアガラスですが、Low-e金属膜が施されていない通常のペアガラスを次に検討します。Low-eガラス程の効果はありませんが予算も勘案するとコスパの良いガラスだと言えます。

最後に単板ガラスと言われる一枚のガラスを内窓に取付ける事が出来ます。単板ガラスは複層ガラス(ペアガラス)ではない一枚ガラスなので断熱性能を高める場合はあまりおすすめしていません。価格は最も安く試しに内窓を取付される場合は良いと思いますが、私の自宅の内窓の単板ガラスはあまり期待に応えてくれませんでした。

今のガラスをペアガラスにする方法(その2)

内窓は既存窓の手前に設置する為、内窓を取付つけると有効スペースの減少や圧迫感を感じると懸念される方もいらっしゃるようです。また、庭やバルコニーに出入りする窓に内窓を取付けてしまうと窓を2回開け閉めしなければならず面倒に感じる方もいるかもしれません。その様な時には内窓ではなく、今のガラスをペアガラスに取替えるのはいかがでしょうか?

既存のガラスをペアガラスに取替えれる商品としてアタッチメント付きペアガラスと言われる商品があります。AGC(旧旭硝子)やセントラル硝子、日本板硝子、YKKapが商品を販売しています。

住宅用にサッシの溝幅は9mmや11mm程度です。一般的なペアガラスはガラス2枚の厚み3mm+3mm=6mmや3mm+4mm=7mmとさらに空気層が6mmや12mmあります。ガラスと合計すると12mm以上になる事が通常で、住宅用の一般的サッシには厚さが対応していません。

一方でアタッチメント付きのペアガラスとは、ペアガラスの周囲にアタッチメントが取付けられており、そのアタッチメントでサイズダウンされています。そのため、ペアガラスそのものは12mmあったとしてもサッシの飲み込み部分は9mm開口のサッシにピッタリハマる様に工夫されています。

アタッチメント付きペアガラスのデメリット

断熱性向上が見込めるアタッチメント付きペアガラスですが、デメリットもあります。

1.サッシの動きが重くなる事もある。

今までのサッシはガラス1枚の重量で動いていました。もちろんサッシを動かす戸車も1枚ガラスに対応できる様に当初設計されていたのではないでしょうか?その重さが倍以上になりますので、サッシの動きが重いと感じる様になるかもしれません。また重量アップに伴い故障のリスクが高まる事も考慮する必要があるでしょう。

2.サッシの結露は解消されない。

断熱性能を高めたいと思われる方の中には根本的に窓に対する悩みを持ってらっしゃる方もいます。例えば冬場に発生する結露です。アタッチメント付きペアガラスに取替える事によりガラスに付着する結露は解消できたとしてもサッシは従来のままです。サッシに付着する結露が解消出来ない可能性は残ります。

まとめ

いかがでしたか?本日はカーボンニュートラル社会を実現し、地球温暖化を進めない為に決して他人ごとではない住宅の断熱性について窓にスポットを当てて説明して行きました。冒頭申し上げましたが断熱住宅を推進させて行くために国としても補助金など積極的な施策を講じています。アンテナを高くお得に内窓やペアガラスの導入を検討されてはいかがでしょうか。

Posted by doorrd