玄関引き戸がガタガタうるさい時の原因と修理方法。
玄関引き戸も使用年数が長くなってくると玄関の開け閉めをするたびにギーギーやキュルルルル、ガタガタといった異音が発生して大変うるさく耳障りになる事があります。筆者の自宅玄関も横引きの引き戸なのです。築年数は16年で一度も修理した事がないのでその使用年数も16年という事になります。三協アルミ製の玄関引き戸で、筆者は一応業者なので修理の必要な部分も分かっていますし部品も入手出来るのですが奥さんから「早く修理してくれたらいいのに！」と言われながら中々重い腰があがりません。
筆者と同じ様に、修理しなくてはならないけどな～と思いながらもそのままになっている玄関引き戸のうるさい異音の原因とその修理方法について共有する為の記事となります。
よろしいでしょうか？
それでは参りましょう。
玄関引き戸がガタガタ、ギーギーうるさい原因とは
音の種類によって大体どの部分に問題があるかおおよその検討はつきます。その不具合部分に対しての原因と修理方法は経験上ほぼ推測可能ですので一緒に見て行きましょう。
ガタガタ音がする時の故障原因
まず、ガタガタうるさい時の原因についてです。
1つ目の原因はガラスの振動によって起こっているケースがあります。主に木製の玄関引き戸で使用されている場合に発生する事が多くガラスと木製建具がしっかり固定されてない時に異音として発生します。
2つ目の原因は引き戸レールです。レールが古くなりレール表面に凹凸が発生すると引き戸に揺れが生じてガタガタ音を立てます。
3つ目の原因は戸車の不具合です。戸車が割れているなど不具合がある時に開け閉めをするとガタガタ振動する様になります。そして、この１～３が複合的な原因となっている事も珍しくありません。
ギーギー音がする時の故障原因
ギーギー音の原因は引き戸のレールの間に物（異物）が挟まっていたり戸車の動きが悪い時に発生します。戸車の動きが悪いとは車がクルクルスムーズに回っていない状態で無理に回っている様な動きの事を言います。経年劣化で車が寿命を迎えている状態です。また、レールと引き戸本体が干渉している時もこの様なギーギー音が発生します。
キュルルルルと音が鳴る時の故障原因
キュルルルルと音がなる場合は、8割以上の確率で戸車が悪いです。筆者の自宅引き戸はこのキュルルル音です。
玄関引き戸がうるさい時の修理方法
玄関引き戸を開閉すると異音が発生する時にチェックするべき箇所としては、一番が戸車となります。異音の原因の大部分は戸車に絡んでいる事が多いです。次に、レールの消耗や表面にデコボコが無いかについて確認します。最後に引き戸に何か干渉していないか、異物や引き戸本体と上下レールの干渉を注意深く見て来ます。修理が必要な箇所をまとめると、戸車・レール・干渉、この３つに絞り込まれました。さらに詳しく見て行きましょう。
戸車修理方法
玄関引き戸の戸車は玄関のメーカーと品番がわかれば調べがつきます。業者に依頼すればすぐに戸車を特定してくれるはずです。築年数の古い玄関の場合は純正品戸車が既に廃盤になっている事もありますのでその場合は代替品や汎用品の戸車に交換して修理する事になります。ただし、汎用品戸車は純正品の様な新品状態に戻る訳ではありません。使用感は純正品よりも悪い事が通常です。”しかたなく””安く済ませる為”と言うイメージで使用する事になります。
可能であれば純正品に取替えしましょう。
レールのデコボコ
レールが悪くなっている場合レール交換をする事になります。引き戸を取り外してレールを取り外して新しいレールに取替え。文字にすれば簡単に感じられますが、実はそう簡単に取替が出来ない事も多くあります。レールだけの部材が揃わなかったりモルタルなどの斫り工事が必要だったり。もしもレールの取替が困難な場合はオーバーレールと言う方法も検討可能です。オーバーレールとは現在のレールの上に新しいレールを覆い被せる様に取付ける方法です。上手く行けば安価で新しいレールに早変わりします。
引き戸のレール等の干渉
干渉している事が原因で異音が発生している場合は、まず干渉部分の特定をしなくてはなりません。一箇所だけ干渉している事も複数箇所が干渉している事もあります。一箇所のみ軽微な干渉であれば戸車の高さを調整したりサッシを削ったりする事で修理可能です。しかし複数箇所が同時に干渉している場合は、修理と言うよりも玄関引き戸の交換時期に差し掛かっていると思われます。状況により玄関引き戸全体の交換も視野に検討する時期の様です。
まとめ
玄関引き戸を開閉する度に気になる音が発生した時参考にして頂ける記事を書きました。少し音がしたくらいであれば「ま～そのうち業者を呼ぶなり自分で修理するなり考えてみよう」と考えられる方が多いです。しかし初期段階で修理すれば軽微な修理で済むものが、使用し続けたがために状態が酷くなって色々な部分の取替が必要になる事もあります。可能であれば早めの修理が得策です。え？私は修理しないのかって？・・・そうですね、考えてみます笑