2階の窓に窓シャッターは必要か?「必要」「不要」の意見をまとめてみました。
年々台風の大型化が進む中、窓シャッターで防災対策を検討されている方も大勢いらっしゃいます。窓シャッターは台風などの強風から住宅の窓を守る以外にも泥棒などの侵入者から窓ガラスを割った窓からの侵入を防いだり断熱の用途として活用される方もいらっしゃる様です。本日はそんな、窓の防災、防犯、断熱効果が期待できる窓シャッターについての記事になります。
窓シャッターのテーマの中でも2階の窓に窓シャッターは必要なのか?という部分にスポットを当てています。「必要派」「不要派」それぞれの考えをテーブルに上げて独自の視点で結論付けて行きたいと思います。ご興味のある方は読み進めて行って下さい。
2階の窓に窓シャッターは必要!
まずは、2階の窓に窓シャッターが必要だと考える方の意見としては次の様なものがあります。
1.台風など強風の場合は1階、2階問わず飛来物が飛んで来て窓ガラスを破損させてしまう。
2.工事業者のふりをしてハシゴをかけて窓が施錠されていない2階から泥棒が入る、または窓ガラスを割って侵入すると聞いた事がある。防犯の為にも2階にも窓シャッターを設置すると安心できる。
3.防災と断熱が期待できる商品なので2階に設置しておいて損はないと思う。
2階の窓に窓シャッターは不要!
一方で、2階に窓シャッターは不要だと言う方の意見は下記の様な物があります。
1.予算の関係で2階までシャッターは不要だと思う。そんなに毎年台風が直撃する訳でも無いし、来る来ると言って実際には直接被害を受けた事がない。
2.防災だけの考えで行けば必要ない。今までも何度か台風に見舞われたが窓ガラスが割れた事は無いし、今後も割れるとは思わない。仮に割れたとしても住宅の火災保険に加入しているので保険で窓ガラスの修理費用やその他の被害は賄えると思う。
3.わざわざ2階の窓を破って泥棒が入るとは思わない。それなら別の1階でシャッターが閉まっていない住宅を狙うのでは。
4.窓シャッターには防災・防犯効果はあるが実際に断熱効果があるかは不明。サッシメーカーのカタログで断熱を謳っているカタログを見たことがない。断熱の為なら内窓の方が良いに決まっている。
独自の視点から2階に窓シャッターが必要なのか結論付けて行きます。
まず前提に当社では、2階に窓シャッターの取付け(後付け窓シャッター)を実際に施工している工事店です。上記の色々なご意見はお客様との会話の中で実際に発せられたご意見をまとめたものとなります。会話として同様の趣旨で頂いたのもをテキストに起こしています。
これらの意見と筆者の経験なども踏まえて結論を申し上げます。
結論1
防災目的で、台風時のみ活用されたい方は保険の1つとした考えで2階に窓シャッターと取付けると良いでしょう。
保険は一定のお金を支払いますがそれは万が一に備えてです。保険は使用しないに越した事はないので安心を買っているイメージですね。その様な考えであれば2階に窓シャッターを取付けする事をおすすめします。窓シャッターを取付はしたが全然台風が直撃しないので”損”をした。その様な感覚にはならないでしょうから。
結論2
実際の被害に遭わないと窓シャッターを取付けた事に”損”をしたと思われる方は不要かもしれません。掛け捨ての保険はバカバカしいと思われる方が該当しそうです。筆者の妻が3年前に冬用タイヤ(スタッドレスタイヤ)を購入しました。前の年に雪が積もって車の移動が出来なかった事がきっかけです。しかし冬用タイヤを購入して3年間は車の走行に支障が出るほどの雪は降らず、冬用タイヤが活躍する事がありませんでした。妻は少し損をした気分だと言っていました。窓シャッターもこれと同じ様な感じだと思います。
結論3
窓シャッターには防災・防犯・断熱の効果が期待できます。断熱効果に関しては、実際の数値で明らかになった資料を見た事はありませんが、窓が二重構造になっているので一定の効果は期待できるものと思われます。
そう考えると2階の窓シャッターと取付ける事により、台風の直撃はないものの冬場の隙間風を防ぐ効果は得る事が出来た。内窓の方が断熱効果は高いが、防犯効果の方であれば窓シャッターも負けず劣らず、万が一の台風の時も安心。
この様に、総合的に考えを巡らせて行くと無いよりはあった方が良いと言う考えになって行きます。もちろん予算ありきという事が最終的に部分かとは思います。
まとめ
結論1~3をまとめ、窓シャッターが必要か不要かの答えです。
必要だと思う方は保険的な役割または、防犯・防災・断熱効果を組み合わせて活用する事により2階に窓シャッターを取付ける効果が期待できます。
不要だと思う方は取付無い方が良いです。
この様に、必要か不要かの答えは人それぞれだと言う至って当たり前の答えになりました。おあとがよろしいようで。