窓シャッターの防音効果について考察。防音効果目的でシャッターを選ぶのはNG?!

窓シャッターと聞いてどの様な効果が期待できると想像しますか?台風時の暴風から窓ガラスを守る役割が最もイメージできるのではないでしょうか?その他にも防犯の用途で使用したり、断熱や遮熱の期待も出来る!とお考えの方もいらっしゃると思います。

それでは防音についてはどうでしょうか?窓シャッターについて声高に防音性のPRしている販売店を見た事はありません。しかし全く効果がないのでしょうか?せっかく窓シャッターの設置を検討するのであればその辺りの性能もしっかり知っておきたいものですね。

そこで今回は、窓シャッターの防音性能について考えて行きたいと思います。

よろしいでしょうか?それでは参りましょう。

福岡市南区のガラス屋。窓ガラス修理交換、サッシ修理、窓シャッター取付、雨戸修理交換、フロアヒンジ交換、ドアクローザ修理、ドアノブ交換、プリーツ網戸取替、ドア修理交換、浴室折戸修理、クローゼット建具修理、窓とドアの事ならドアードへ!

窓シャッターに防音効果はあるのか!?

まずは本題、窓シャッターに防犯効果はあるのか?この点についての答えです。

防音効果は、無い事はない。

という実に曖昧な結論となってしまいました。ネット上では30db(デシベル)軽減できると書かれていたり、遮音性を期待できるとされていますが、根拠がイマイチ不明です。業者である私もメーカーから窓シャッターの防音について聞いた事がありませんし、カタログを見ても記載されている項目を見つけ出す事が出来ませんでした。ただ、音の伝わる仕組みは振動なので理論上、音の振動を遮る障害物(シャッター)がある事は、少なからず防音・遮音にプラスに作用すると考えられます。

ちなみに30db軽減できるとはどの程度の防音効果が期待できるか?皆さんの身近にある音ををdb(デシベル)で表して見ました。

90db=カラオケルームや騒々しい工場の中(相当うるさい)

80db=電車の中、救急車のサイレン(うるさい)

70db=騒々しい事務所、掃除機の音、会話が成り立たない(うるさい)

60db=走行中の自動車、デパートの中、普通の会話ができる(普通)

50db=静かな事務所の中、エアコンの室外機の間近(普通)

40db=図書館、昼間の閑静な住宅地(しずか)

30db=ささやき声、深夜の郊外(凄くしずか)

20db=ほとんど音が聞こえない、雪の降る音(無音に近い)

この様な音のイメージです。さて、このイメージを元に30dbがどれ程の防音効果があるのか考えてみます。ちなみに音は10db下がると大きさが半分になった様に感じるそうです。

窓シャッターと取付けると90dbのカラオケルームの騒々しさが60dbに軽減されるという事ですので、走行中の自動車の室内程度の騒音になります。

70dbの会話が成り立たない掃除機の音から40dbの図書館並みの静けさになるのです。30db軽減恐るべしですね。実際にこれ程の効果があるのかは個人的には疑問が残りますので、参考程度に、こんな意見もあるんだなとご理解下さい。

防音目的で窓シャッターを選ぶのはNG?!

防音効果についてネットの情報や口コミ情報を鵜呑みにするのは後々の”後悔”に繋がるかもしれませんので絶対にやめた方が良いです。一番信用できる情報は窓シャッターのメーカーに問い合わせて、窓シャッターの防音効果のデータがあるのか確認する事です。(おそらく無いとおもいますけど)もしデータがあればそれに沿って防音効果がどれくらい期待できるのか推察できますし、データが無いのであれば、防音効果は無い事はないだろうけど・・程度に期待しない事です。とは言え少しでも防音効果が期待できる商品を選びたいと言う方に窓シャッターの種類を押さえておく事をお勧めします。

窓シャッターには大きく3タイプの種類があります。

クローズタイプ

一般的に普及しているタイプの窓シャッターです。光や雨風が入らない様に窓をガッチリと守ります。防音性を少しでも得たい方はこのタイプの窓シャッターを選ぶとよいでしょう。

スリットタイプ

窓シャッターから光や風が取り込めるようにシャッターにスリット(切れ目、隙間)が開いたシャッターです。防音効果は殆ど期待できないと思います。なぜならシャッター全体に隙間が開いているからです。

ブラインドタイプ

ブラインドの様にシャッタースラットの角度を調整できるタイプの商品です。天気の良い晴れた日は防犯性を守りながら外気を取り込む事も出来ますし、目隠しや雨風を防ぐ為にスラットを閉じればクローズタイプの様にしっかり窓を守ります。スリットタイプよりも防音性は高いと言う印象です。

防音性を確保したいのであれば内窓がおすすめ

窓シャッターを取付けたものの防音効果が感じられない、もしくは窓シャッターに変わる防音対策はないか?とお考えであれば内窓を検討される事をお勧めします。そもそも内窓は、防音や断熱、結露対策などで大きな効果を発揮します。しっかりとしたメーカーの防音に関するデータも公表されているので安心して取付が出来るのではないでしょうか。

まとめ

本日は、窓シャッターの防音効果について考察してみました。窓シャッターの取付をご検討の方は是非参考にして下さいね。

Posted by doorrd