室内建具の加工ガラスが割れてしまった。修理費用や加工ガラスの種類について解説。【画像付き】

室内ガラスが割れてガラス修理業者に依頼する事もあると思います。そんな時、いったいいくらぐらい費用がかかるか心配だ!と思われる方も当然多くいらっしゃいます。本日は室内建具の加工ガラスが割れた時に参考にして頂く記事となります。加工ガラスの種類や費用、安く修理をする方法などについて解説しています。加工ガラスが割れてしまい、業者を呼ぶと高いから・・・と、そのままの状態で放置されている方もこの機会に修理をご検討頂ける材料として下さいね。それでは始めていきましょう!

中間市のガラス屋、窓ガラス修理交換、サッシ修理、ドア修理交換、雨戸修理交換、戸車修理調整、ドアノブ修理、網戸作製(張替え・修理)、ドアクローザ修理調整、玄関ドアリフォーム、浴室折戸交換、アクリル板交換、窓リフォーム、窓とドアの事なら窓店にお任せ下さい!

建具の加工ガラス、主な種類

建具の加工ガラスは大きく分けて2種類のタイプががあります。主に廊下と室内を仕切るドアの部分に取り付けられている事が多く、”中スリガラス”と”幅広面取りガラス”という種類のガラスが使用されています。画像にてご確認下さい。

中スリガラス

中スリ加工ガラスの写真

1枚のドアに対して規則的に複数のガラスが入っているタイプです。ガラスの回りは透明で中心部分のみスリ加工がされています。

中スリ加工ガラスの写真

コチラもほぼ同じ中スリ加工ガラスです。中心部分のスリ加工の範囲は製作指定できますので、回りの透明を広く作ったり出来ます。

ドアの加工ガラス

マンションなどで使用されている事が多い”中スリガラス”です。長方形のスリ加工以外(曲線など)も制作可能です。またガラス自体も直角以外で製作も可能です。”中スリ加工”はスリ加工フロスト加工とあり中心部分の白っぽい部分の加工方法が異なります。フロスト加工の方が高価で汚れにくい仕様です。スリ加工は珪砂(けい砂)でガラス表面につや消し処理を施し作製します。フロスト加工はスリ加工からさらに化学処理を加えて滑らかな仕上がりにしていく事で製作する加工カラスです。

型板ガラス幅広面取り

つづいて、型板ガラスの幅広面取り加工を解説します。まずは画像をご覧ください。実際にお客様宅でガラス交換を行った写真です。

型板ガラスの幅広面取り加工ガラス

赤で囲っている部分の内側が型板ガラス仕様になっており、その外側が透明の幅広面取り加工がされた状態のガラスです。引き戸やドアなどに6枚や8枚など枠で仕切られ使用されているケースが多いです。全体を撮影した画像が次の写真です。

室内建具引き戸

一番下が先程の割れたガラスです。その上段のガラスをご確認下さい。中心部分が型板ガラスで回りが透明ガラスに見えます。この様なガラスの事を”型板ガラス幅広面取り加工”と言います。

建具に使用されている事の多いガラスはこの2種類となります。

加工ガラスではないガラス。2ミリの梨地ガラス(F2Nとも表現します)

室内ガラスで使用される事の多い2ミリの梨地ガラス(下記画像)ですが、こちらのガラスは加工ガラスと言う訳ではありません。格子で分かれている様に見えますが、実際には3分割されている物が多く、注意深く見て行くと木の桟が2本ほどネジで止められていて、その桟木を外す事でガラスの入れ替えが出来る仕組みです。この他、団地や公団で使用されている乳白色のガラスでスリガラスがありますがこちらも加工ガラスと言う訳では無く、単板ガラスと言われる通常ガラスになります。加工ガラスと一般のガラスの大きな見分け方は、ガラスのどこかの部分が透明で他の部分が透明ではないガラスはほぼ間違いなく加工ガラスと言えますね。

梨地ガラス2mm

加工ガラス交換までの流れ

通常単板ガラスとは、透明ガラス、型板ガラス(かすみガラス)、スリガラス、網入りガラス、梨地ガラスの事を言います。これらの種類のガラスは通常品になりますので一般的なガラス屋にはストックがあるケースも多く取替もスムーズにできます。

しかし、前述した加工ガラス交換は個別に採寸しオーダーメイドで作製しますので、少々時間もかかります。オーソドックスな流れとしましては、

現地調査→お見積り→ご注文→加工ガラス製作→納品→取替施工

この様な流れとなります。

現地調査から取替施工までの日数は1~2週間が平均的な期間です。

加工ガラス交換の修理代

加工ガラス交換の修理代金の目安を掲載します。ガラス屋によって設定されている金額は違いますが、おおよその相場となります。

・スリ加工(300mm×300mm)=10,000~18,000円

・フロスト加工(300mm×300mm)=13,000円~20,000円程度

・型板ガラス幅広面取り(300×300)=8,000円~16,000円程度

・スリ加工(900mm×900mm)=18,000~25,000円

・フロスト加工(900mm×900mm)=21,000円~28,000円程度

・型板ガラス幅広面取り(900×900)=16,000円円~23,000円程度

加工ガラスの修理代を安く済ませる方法

加工ガラスは一般的な単板ガラスに比べて少々高額になります。その理由は明快でガラス原価が高くなるからです。通常の単板ガラスを使用すれば8,000円ですむ工事が1万円を超える事になります。

加工ガラスの修理代金を安く済ませる方法としては、加工ガラスを使用せずに通常の単板ガラスと取替する事です。ガラスの厚みと縦横のサイズさえ合えば特に加工ガラスを作製ずに一般的なガラスに交換する事によりコストを抑える事が可能です。

スリ加工であれば加工がされた物でなくスリガラスと入れ替える事も出来ます。スリガラス厚さ3mmは(900mm×1800mm)のガラスから切り出せますので大抵の建具ガラスの対応は可能です。また、型板ガラス幅広面取り加工も通常の型板ガラスに交換する事でコストカットが出来ますので依頼されたガラス屋さんにご相談してみて下さい。

まとめ

本日は加工ガラスについて種類や費用に関して詳しく解説しました。何かの参考にして頂ければ幸いです。

Posted by doorrd