食器棚のガラス交換費用が意外に高い理由と出来るだけ安くガラス交換を行う知恵。

食器棚が割れてしまうトラブルも後をたちません。最近の食器棚は厚みも太く(5mm程度)中にはガラス以外の素材が使用されている事もあり”割れにくく”なっています。ただし万が一割れてしまった時は意外と修理費用が高額になる事が多いです。また従来のガラスタイプの食器棚ガラスも「思っていた以上に費用がかかった!」とおっしゃるケースがあります。本日は食器棚のガラス割れ交換について解説して行きたいと思います。

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食器棚のガラス交換が意外に高い理由

食器棚のガラスは比較的小さなサイズの物が多いです。引戸タイプの食器棚では四方のガラスがむき出しになっていて手掛けの加工が施されていたり、一方のみの手掛けの木が使用されているガラスは横幅40cm~80cm×高さ30cm~40cm程度が標準的な大きさです。

また、ドアタイプの食器棚は枠の中にガラスが収まっていて食器棚の内部がガラス越しに見える様になっています。こちらも標準では横幅30cm~50cm×高さ80cm~120cm程度が標準タイプです。

ガラスのサイズが大きくない事からお客様としては4~5千円ぐいかな~とイメージをされている方も多いですが実際は1万円を超える事も少なくありません。その理由につては下記の様な事が考えられます。

面取り加工が必要

引戸タイプの食器棚ガラスではガラスが枠に入っていない事があります。その部分は面取りの処置をしておかなければ手を怪我したりする可能性がありますのでガラス業者は工場で面取り加工したり、現場で電気工具のサンダーを使用してガラスの面取りを行います。この分の手間代(技術代)がガラス代に追加されるので費用が高くなる事となります。

手掛け加工が必要

こちらも引戸タイプの食器棚ガラスによくある事ですが、ガラスの表面に取っ手のついている物があります。これは手掛け加工といって引戸を横引きする時に指が引っ掛かる様にガラスに窪みをつけている加工方法です。この加工を行うには専門の工場で加工する必要があり、食器棚ガラスの価格を上げる要因になっています。

加工ガラスの為

手掛け加工以外にも食器棚のガラスは加工されている物が結構多いです。幅広面取りや湾曲仕様などガラスの形状を変える加工がされている物もありこの様なガラスは一気に2~4万円の修理代金になって行きます。

食器棚のガラスが特殊なタイプ

食器棚のガラスはガラス屋では修理が難しいものもあります。食器棚は家具に該当するので家具メーカーが大量生産を前提で通常ガラスがはめ込まれる部分に特殊な素材を使用している場合、単体で同等の素材の物を仕入れて修理すると、とんでもない金額になる事があります。それこそ食器棚を買い替えた方が良いのでは?と思える程の修理代金です。この様なガラスではない特殊な素材の物が破損した場合はガラス屋ではなく食器棚を購入した家具屋に相談し家具メーカーで修理を行う方法も検討するべきですね。

食器棚のガラス割れを安く済ませる方法

食器棚のガラス修理を出来るだけ安く済ませる方法をお教えします。それは通常ガラス屋が取り扱っている板ガラスで修理をしてもらう事です。加工を行わずに最低限の処理で施工をしてもらえば意外とお安くガラス交換ができるかもしれません。

具体的には、面取り加工は電動工具を使用せずにヤスリで簡単に面取りしてもらう。または自分でヤスリを使用して面取りを行う。手掛け加工は価格がアップする事間違いなしなので、手掛け加工は行わずにガラスを納めてもらう。手掛け加工が無いと開け閉めが難しい場合は吸盤等を取付けて持ち手の代替とする。さらに特殊なガラスが使用されている場合は、同等品ではなく、一般的なガラス若しくはアクリル板を入れてもらう。この様な工夫をガラス屋さんに提案して検討してもらえれば比較的安く食器棚ガラスの交換が出来ると思われます。

まとめ

本日は食器棚のガラス割れが意外に高い理由と安く済ませる方法について解説しました。食器棚には色々なデザインや種類があります。従来品は中の食器が見えるようにガラスが使用されている物がメインでした。その当時食器棚を購入された方が年を召されて”うっかり”ガラスを割ってしまいガラス交換の依頼を当社でもよく受けます。その時に「思ったより高いね~」と言われる事があるので今回の記事を作成させて頂きました。何かの参考になれば幸いです。

Posted by doorrd