玄関ドア交換を行いました。LIXIL製リモコンキー付きドアでドア取替からリモコン設定までを解説!
玄関ドアが強風に煽られて破損してしまったと言うご相談にお伺いしました。お伺いしてみると築浅のご住宅で一見玄関ドアの破損は見る事ができません。お客様にご挨拶をし、どこが壊れていますか?と伺うと、「ここですよ。ほら、こことここと・・・」指で指して頂いた所を見て行くと確かにヘコミなどがはっきり確認できます。
【玄関ドアのヘコミ】
戸畑区のガラス屋。窓ガラス交換修理、サッシ交換修理、ドアクローザ交換調整、ドアノブ交換、雨戸交換修理、ドア交換、浴室ドア(折戸)交換修理、網戸作製(張替え)窓とドアのお困り事はドアードで解決!
玄関ドアを取り外し交換を行うのですが、最後に撤去の為、既設のドアを車に載せて見て改めてその損傷を確認出来ました。
ドアが折れています。強風で床に設置されているストッパーを起点に許容範囲を超えてドアが開いたために上の写真の様に折れ曲がってしまった様です。
施工前の写真は下記の状況です。
一見するとそこまで壊れている玄関ドアには見えませんね。私もどこが破損しているか分かりませんでした。しかしよくよく見るとかなり痛んでいた事が判明。取替えるしかないです。幸いにも火災保険に加入されており保険適応が可能との事。お客様も保険に入っていてよかったと胸を撫でおろされていました。
玄関ドア交換の作業を行いました。
今回は築浅のご住宅でメーカーはLIXIL、品番も分かりますので損傷したドア本体のみの交換で大丈夫です。これが古い玄関ドアになると本体だけの交換は難しくドア枠から交換せざる得ない状況になります。ドア枠の工事が不要な分価格も抑える事が出来ます。
ドア本体交換の場合はサイズが間違いなければ比較的簡単に収まります。
ドアクローザの取り外し
上記写真の赤〇の部分がドアクローザになります。まずはこの部分を取り外します。ドア枠から延びているアームと玄関ドア本体から延びているアームの接続部分にネジが付いていますのでそのネジをプラスドライバーで外してアームとアームを上下に引っ張るとドア本体とドア枠のドアクローザが取り外せます。その後、ドア本体側のドアクローザ本体を取り外します。ドアクローザ向かって左側のネジを4箇所外し横に引っ張るとドアクローザ本体も外れます。これでドアクローザの取り外しが出来ました。
玄関ドアの取り外し
玄関ドアの取り外しを行います。最近の玄関ドアは昔の様に丁番のネジを外してドアの脱着を行う方式ではなく、ドアを上の方向に持ち上げればドアを取り外す事が出来ます。但し力づくで上に引っ張っても上がらないのでここは文明の力、テコの法則でバールを使用し上に方に持ち上げれば簡単に外れます。
丁番は写真の様に上下が分解出来るタイプです。一方はドア本体に、一方はドア枠に取り付けられているので上に上げればドアが外れると言う構造ですね。ちなみに黒い丁番が新しい丁番で、グレーっぽい丁番が古い既設ドアの丁番です。同じものなので交換が不要なケースもありますが今回は強風でドアが通常以上に開いてしまい破損していますのでその状況を考えれば丁番にも負担がかかっている事が用意に想像できます。なので丁番も交換しました。
【取り外した玄関ドアの写真です】
玄関ドアの取付け
続いて新しい玄関ドアの取付を行います。要は外した工程と逆の工程で取付けて行く事になります。まずは新しい丁番と古い丁番を交換します。
次に新しいドア本体を丁番に固定し建て付けて行きます。
ここで確認頂ける事は、ドア本体にはドアノブや鍵が付いていません。ドア本体とこれらの金物は別梱包となりますので建付け後取付ける事になります。またもしも既設の鍵シリンダーなどを再利用するのであれば移植も可能です。今回はドアクローザのみ移植しました。新たに取り付ける場合は、シリンダー、ラッチ部分を取付けてドアノブ、電気線の接続、リモコンキー用の室内ロック錠の取付けを行います。
建付けの調整もここで行いますのでドア本体の丁番部分のスペーサーでドアの傾きを微調整して行きます。今回は向かって右側に少し倒れていたのでドア上部の丁番スペーサーを1つ取外し微調整しました。下の写真が取り出したスペーサーです。この厚みの分、上部がドア枠側に傾きますので右に倒れている場合は上部のスペーサーを抜けば左に倒れますし、建付け時に左に倒れているのであればドアの下のスペーサーを抜くか、状況によってドアの右上に新たにスペーサーを当てれば右に倒れます。
ドアクローザを取付けてドアの建付けは完了です。
【玄関ドア施工完了の写真】
玄関ドアのコントロールユニットとリモコンキーの設定
玄関ドアのリモコンキー設定は簡単です。
システムキーコントローラユニットの設定
まずは、コントローラーユニットの設定を行います。
1.コントローラーの電源を入れます。
2.ドア本体の鍵を内側から施錠します。
3.ドア本体のタッチボタン部分のカバーを上にスライドさせて外します。
4.登録ボタンの長押し(ピーと音がなるまで)
5.30秒以内に本体ユニット側の登録ボタンを先の尖ったもので長押し(ピーと音がなるまで)
6.ドア本体とコントローラーユニットから同時にピー音がなれば登録完了です。
リモコンキーの設定
1.ドアを閉めて室内から施錠します。
2.ドア本体のタッチボタン部分のカバーを上にスライドさせて外します。
3.登録ボタンの長押し(ピーと音がなるまで)
4.リモコンキーのボタンを押して登録
※複数のリモコンキーがあれば続けて、登録ボタンを押す事で順次登録されて行きます。
5. 30秒間なにもせずに待てば登録が完了します。
まとめ
本日は玄関ドアの交換とLIXILリモコンキーの設定方法を記事にしました。こちらの現場は玄関ドアの修理ご相談から実際の施工まで1ヶ月以上お時間を要してしまいました。ドア本体の入荷が遅かった事と当社とお客様の日程はなかなか合わなかった事が原因です。「でもま~ドアも閉まるし鍵もかかるので、そんなに急がなくてもいいですよ!」といつも優しいお言葉を頂きました。とても寛大なお客様でした。ご利用ありがとうございました!