その修理は本当に賃貸入居者の負担?ガラス割れ、ドア補修、サッシ修理、網戸張替

このブログを書いているのは2020年3月4日です。毎年2月~3月にかけては賃貸住宅の退去に伴うお仕事のご依頼が急増して来ます。

今まで放っておいたガラス割れやドアや壁のヘコミ・穴・傷、退去時には現状回復を行う義務が生じる為、退去される方が修理しなくてはなりません。基本的に管理会社にお願いすると”高くつく”と思ってらっしゃる方が多く、自分で業者を探して修理をしてもらおう。。とお考えの方が当社にご連絡を下さいます。

もちろん、管理会社からのご依頼も増加するのですが管理会社さんが入居者に請求する際に、いくらか上乗せしているいかは不明ですね。

そんな住宅メンテナンスの需要増加の時期なので、それに因んだ記事にしてみました。実際にお客様宅にお伺いした時に「これって、本当に入居者の私が負担しなければならない修理ですかね~?」と聞かれる事もたびたびあります。なので本日は、

その修理は本当に賃貸住宅入居者の負担?というテーマでお届けします。

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賃貸住宅で入居者負担の修理になるケース

ズバリ、入居者が故意・過失によって破損させてしまった物。

これは確実に入居者の修理負担と思って間違いないです。

・何か物をぶつけてガラスを割ってしまった。

・夫婦喧嘩でパンチ(ものを投げて)して壁やドアにヘコミなどつけてしまった。

・飼っているペットがひっかいて傷がついてしまった。網戸を破ってしまった。

この様なケースは入居者に原状回復の義務が生じますのでご自身で業者を依頼するか、管理会社に相談して修理を行う必要があります。

賃貸住宅で入居者が修理しなくても良い可能性があるケース

・ガラスのひび割れ

網入りガラスでは「熱割れ」と言う症状が発生し入居者が意図せずガラスにヒビが入ってしまう事があります。部屋の内側と外側の温度差等により生じるガラスのヒビ割れなので賃貸入居者の負担でガラス修理するケースはあまりないようです。

・網戸の経年劣化

常に外に面している網戸は紫外線や雨風にさらされ続けています。当然、建物の年数が経過すれば網戸の網はボロボロになり、網戸の車(戸車)もプラスティック製なので朽ちて行きます。その結果、建付けが悪くなったり網戸がレールからすぐに外れたりする現象が起こります。基本的には経年劣化による症状の為、入居者負担で修理する事は考えにくいです。

・サッシの動き

入居時は快適だったサッシの動きもその内悪くなります。状態としては重くて開閉するのが大変。。レールを引きずっている感じがする。。というもの。ゴミや埃の塊が溜っている事もありますのでサッシを取り外し”掃除”を行いましょう。それでも良くならない時はサッシの戸車に原因があるか、サッシのレールに原因があります。また、その両方かもしれません。

使い方が悪い!と主張される管理会社やオーナーもいるかと思いますが、業者の立場で考えると”経年劣化”の可能性の方が高いという印象です。

・ドアの故障

ドアの故障で考えられるのは、室内ドアであればレバーハンドル・丁番。玄関や勝手口ドアであればドアクローザや丁番、錠前などです。いづれも経年劣化により故障する部品なので故意に壊した覚えが無い時は、「経年劣化ではないでしょうか?私が壊した証明はできますか?」と、やんわり、しつこく主張した方が良いと思います。もともと余程入居者に不利な契約でなければ、普通はオーナー負担で修理すると思います。

まとめ

新しい生活に向けた賃貸住宅退去にはいろいろなトラブルや金銭的負担も潜んでいます。事前にしっかりとした情報を入手して出来るだけ無駄な出費は抑えたいものですね。賃貸住宅の修理は故意・過失があったのか、どうなのか。と言う事に照準が当てられます。また時間の経過と共に劣化して行くものは原則、賃貸住宅のオーナー負担となる事は一般的と覚えておきましょう!

Posted by doorrd