防音対策に効果的な窓はどれですか?中央区のお客様からの質問です。

福岡市中央区の店舗経営者の方からお問い合わせを頂きました。「お店の外に音が漏れて困っている。何か窓の対策はありませんか?」

クラブ系のお店を経営されているオーナー様からのお問い合わせでした。早速現場にお伺いし現状を確認させて頂きました。防音対策にお悩みのコチラの店舗は丁度改装中で私が伺った際にオーナー様もお立合い下さい色々とお話をさせて頂く事が出来ました。そもそも何故、防音対策をされたいのか?率直にお伺いした所、商売柄、大音量で音楽をかけるので外に音が漏れて近所から苦情が来るそうなのです。ある時は警察も呼ばれたらしくオナー様にとっては防音対策は近々死活問題の課題とおっしゃってました。

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防音対策に効果的な窓のリフォーム

中央区のオーナー様から問合せ頂いた様に建物から外部に音が漏れる原因は”窓”である事が大半です。窓ガラスに振動が伝わり音漏れする訳ですが、防音対策を考えた時に大きく分けて下記の対策があります。

・今のガラスを防音ガラスに入れ替える

防音ガラスとはガラスとガラスの間に特殊フィルムを挟み込んだガラスの事です。例えばガラスメーカーであるAGCであれば、ラミシャットと言う商品。日本板硝子ではソノグラスと言う防音ガラスがあります。

・複層ガラス(ペアガラス)に変更する

複層ガラスにする事によりガラスが2重になります。当然1枚のガラスよりも2枚のガラスの方が外部に振動も伝わりにくくなり防音効果も期待出来ます。AGCでは複層ガラスにレゾネータと言う防音構造を搭載しT-3等級相当の防音性能実現しています。(防音等級はT-1(最も低い)からT-4(最も高い)まで等級がありT-3は上から2番目に良い等級となります。

・内窓を設置する

LIXIL製インプラス、AGC製 窓窓(マドマド)、YKKap プラマードU、大信工業 プラストなど各メーカーが内窓を販売しています。2重サッシにする事は勿論、内窓のガラス構成を複層ガラスにする事によりさらに防音効果が期待出来ます。

防音対策の注意点

防音対策を行う上で忘れてならないポイントがありますので注意して下さい。それは実際に防音対策をしようとする音の3大要素を加味すると言う点です。防音と言えば音の大きさ音圧(デシベル)をイメージしがちですが、騒音の伝わり方は音圧(音の大きさ)・周波数(音の高さ)・音色(音の波)が大きく関わってきます。

低音域~高音域のどの音(周波数)を防ぎたいのか。それに伴って選択するべき防音対策のアイテムが変わってきますし、複層ガラスで同じ3mm厚みのガラスは音を反響しあってかえって騒音になる。逆に5mmの単板の方が防音効果が向上した。と言う事も言われています。

単に音量を防ぐだけではなく騒音の3大要素にも気をつけて現場に適した窓を選ぶ様にしましょう。

まとめ

本日は防音対策について記事にしました。ガラスの厚みを替えるだけの簡単な対策で効果のあったご家庭(こちらの方は小学校の子供の声が騒音と聞こえていたそうです)もあります。DIYで出来る防音対策では防音シートと言うモノも販売されています。ちなみに、中央区のオーナー様は当社でアドバイスもさせて頂き内窓設置で効果的な防音対策が出来ました。ご利用ありがとうございました。

Posted by doorrd