結露対策の理屈がスッキリ解決!内窓・二重窓・ぺアガラスが効果的な訳
今年も冬がやって来ました。2019年12月に記事を書いています。この時期になると毎年「結露」についてご相談のお電話が増加します。そんな訳で
「結露対策」としての内窓・二重窓・ペアガラスについて経験値なども絡めて下記の内容を解説していきたいと思います。
・結露の正体
・なぜ内窓・二重窓・ペアガラスで結露を軽減できるのか?
・結露対策にはどの商品を選べば良いのか?
このあたりを記事にしますね。
福岡市博多区のガラス屋・ガラス修理・ドアノブ交換・ドア修理・網戸張替え専用ページ
結露の正体
結露は窓ガラス以外でも発生しますよね。。夏場のキンキンに冷えたビールグラスにもグラスの表面に水滴が付きます。これももちろん結露なのですが、発生のメカニズムを簡単に説明すると、<気温に変化により空気中の水蒸気が水分としてガラス等の表面に現れる現象>です。冬場になると窓ガラスに結露として水滴が付くのは部屋の外(屋外)と部屋の中(室内)の”温度差”によって室内の空気中にある水蒸気が結露(水滴)となっている状態の事です。
なので、極論、屋外と室内の温度差が急激でなければ”結露は防げる”と言う事です。
なぜ、内窓・二重窓・ペアガラスで結露を軽減できるのか?
内窓と二重窓は同じ商品を指す事多いので、内窓で統一しますね。
それでは、内窓やペアガラスが何故、結露対策商品として注目を集めているかそのメカニズムについて説明します。要は空間をもう1つ作る事で、屋外と室内の温度差を緩和していると言う事です。
先ほど説明した様に、1枚のガラスを挟んだ外と内の急激な温度差が結露の原因なので、内窓を設置する事で従来の窓ガラスと内窓のガラスでもう1つ空間(小さな部屋)を作っています。
今までは
外)ガラス(室内
だったのが↓
外)ガラス)空間(ガラス(室内
となります。
そのため、屋外と室内の温度差が緩和されて結露の発生を無くす、または軽減する働きとなる訳です。
結露対策にはどの商品を選べば良いのか?
結露対策で内窓にするかペアガラスにするのかお悩みの方もいらっしゃると思います。勿論、予算やお部屋の状況により厳選して行く必要があるのですが、私の個人的なお勧めとしては、内窓です。
内窓にするのであれば、ガラスの構成はペア(複層)ガラスにするべきです。ご予算的に可能であればLow-eが良いです。私の知り合いの方で内窓のガラスの構成を単板にしてしまい結露の効果が”多少軽減”に留まった方がいます。単板では環境により効果が薄いと思っています。
ペアガラスにするのでAGC(旧旭ガラス)や日本板硝子が商品を出しています。ガラスとガラスに間に”乾燥空気”を入れたり”アルゴンガス”を入れたり”真空”にしたり要は外気を室内を遮断する事で結露対策を始め、防音・遮熱・断熱効果を得る事を目的としています。
結露対策だけを考えた時、内窓とペアガラスを比較してただ1つ押さえておきたいポイントは「サッシの結露」です。ペアガラスにすればガラスの結露は解消出来ますが「サッシの結露」は発生してしまいます。
内窓であれば「サッシの結露」の軽減または解消できるのです。
まとめ
本日は「結露対策」について考察しました。内窓・ペアガラス共にメリット・デメリットがありますが比較的高額なお買い物になりますのでポイントを押さえて後悔の無い様にご検討下さいね。