福岡市東区で生活保護受給者の方の団地用網戸交換を行って来ました。

5月頃から網戸の問い合わせが増加傾向にあります。9月~10月頃までは月に50件前後の網戸関連でご相談を頂きます。今回は福岡市東区の市営団地のお客様より網戸がボロボロで動きが悪いと言うご相談でお伺いしました。実はこちらのお客様は娘さんからの代理入電で、生活保護受給者の父親の住んでる部屋の網戸を替えて欲しいと言う内容でした。

【施工前】

網は破れて中桟は折れ曲がっている状況です。網戸の役目を果たしているとは言えない状況でした。

【施工後】

上のレールが開いていて新規網戸を設置してもスムーズに動きません。レールを調整して快適な動きを取り戻しました。手がご不自由なお客様もスイスイ開閉可能になりました。

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生活保護受給者の方が網戸交換を行うには?

こちらの客様はご病気で生活保護の受給をされていらっしゃいます。生活保護受給者の方は2社から見積りを取る必要があります。その見積り取得作業は生活保護受給者本人(もしくは家族や知人など)で行う必要があり、役所で業者を紹介する事はまずありません。当社は福岡県内を対応していますが、各自治体において若干、手続きは変わってきます。

当社の発行する見積書でOKな地区もあれば、該当する市や区が発行する見積書に業者である当社が記入、押印する形式のものあります。また、保護費が出るまでにも時間のかかり具合が異なります。大まかには役所に書類を提出後2~3週間でお金が生活保護受給者の方へ直接振り込まれるイメージです。

行政が2社の見積りを見比べて「安い方」の金額で許可をだし見積り金額を振込みます。

その後、生活保護受給者の方が、見積り金額が安い方の業者に連絡をとり、網戸の発注を行います。新規の網戸が出来てきたら取付日時の調整を業者と行い網戸取付、代金の支払い、領収書を発行してもらい行政に提出すると言う流れです。

生活保護受給者の新規網戸の見積りをやりたがらない業者

実際にある悲しい話しなのですが、生活保護受給者の仕事をやりたがらない業者が案外多くいます。

お金にならないから

2社での相見積もりで”安い方”に発注されます。そもそも割高で商売をしている業者は、足を運んで見積りを提出した所で受注できる可能性が低いのです。かと言ってギリギリまで安くすると儲けも出ません。この様な思惑で生活保護受給者の案件を無下に断る業者がいます。特に全国チェーンでネット広告が主体で商売をしている外注先のサッシ業者は本部に仲介手数料も支払わなくてはならないので事実上”安く”仕事を受ける事が出来ません。

手続きが面倒だから

お客様から実際に聞いた話しなのですが、新規網戸の見積りで訪問してもらったそうです。生活保護受給者である事を伝え見積書を発行して頂くようお願いした所、「手続きが面倒だから請けれない」と帰っていったと言う事。敢えて市名は上げませんが、そこの市は

①見積書提出→②見積りが通った”価格が安い”業者は再度市の専用用紙に押印→③網戸設置作業→➃市役所にお金を受取りに行く。

この様な流れを経て案件を終える事になります。通常は①見積り→②施工(支払い)の2工程で終わるので確かに面倒ですね。全ての市区町村ではありませんが、行政からお金が出る(市民の税金)ので少々時間を要します。その事を面倒と思う業者もいるのです。

サッシ業者への相談方法

新規網戸の作成はサッシ業者の仕事です。電話で新規網戸を作成したい旨伝えると同時に、相見積もりとなるが対応可能か?と言う事も伝えておきましょう。また見積書を発行して欲しい事も合わせて伝えるとスムーズに見積書を発行してくれます。サッシ業者の中には見積書を現場スタッフが持ってないケースもあります。後で郵送してもらう事も出来ると思われますが一見客で”見積りだけ”のお客様では優先順位が低くなる可能性もあります。見積り時に種類を発行してもらった方が無難です。あえて生活保護受給者と言わなくても良いですが、タイミングがあればサラっと伝えていた方が信頼関係は築けるかと個人的には思います。

まとめ

新規網戸設置の実績と生活保護受給者の方が新規網戸を設置するフローについて解説しました。繁忙期では7日~10日程納期まで日数がかかります。ご留意ください。

Posted by doorrd