本日は防音用サッシの戸車交換を行った施工実績掲載したいと思います。防音用のサッシ戸車は少々特徴的な形状や機能を備えていましたのでその辺りのお話しも含めて記事を書きました。また、通常戸車を交換する際には汎用品戸車か純正戸車を選択するのですが防音サッシ用戸車ではそうもいかないようです。詳しくは本文でご確認下さい。

それでは参りましょう!

福岡市のガラス屋。窓ガラス修理交換、サッシ修理、網戸修理、アクリル板交換、ドア交換、フロアヒンジ交換、雨戸修理交換、窓シャッター後付け、ドアノブ交換、ドアクローザ調整交換、玄関交換、窓修理、内窓取付、窓とドアの事ならドアードにお任せ下さい!

サッシ戸車が悪くなる事による故障の症状

サッシに取り付けられているサッシ戸車が悪くなると様々な不具合を発生させる事になります。

最も大きな影響を受けるのはサッシの開閉時です。

・サッシが重くなって開閉がしずらくなった。

・サッシが動かない。

・サッシを引きづっている様な感覚。

・サッシが引っ掛かる様になった。

これらの多くはサッシの戸車に原因がある事が多いです。その他にも下記の様な不具合はサッシ戸車がその原因の一因として考えられています。

・窓からの隙間風。

・クレセント錠の掛りがわるくなった。

・引き戸の召し合わせ錠のかかりがわるくなった。

・窓が傾いている

今回のお客様邸は、防音サッシのクレセント錠がかかりにくくなり、さらにサッシの動きも重くなったため当社に見積りのご依頼頂きました。防音サッシという特殊なサッシだった為、修理できる業者も少なく当社にて修理をお任せ頂く事となりました。

防音サッシの修理(戸車交換)

上の写真が防音サッシを取り外し、下の戸車部分を撮影した写真となります。既に戸車の一部が欠損しているのが確認出来ます。戸車の不具合でお伺いした際にこの様な感じで初見で戸車が明らかに問題ありと判明出来るのは7~8割です。見た目はイマイチ良く分からないが、サッシをバラして戸車を取り出して初めて不具合が判明するケースもあります。

こちらのお客様では他のサッシも色々と不具合箇所を調べてくれませんか?と点検希望と仰っていました。実際に他のサッシはそれ程取り立てて不具合はありませんでしたが、築年数も古いので戸車供給停止になる前に一度全ての戸車を交換しておきたいとの事で4障子分の戸車合計8個の交換を行いました。

一部の新品旧品の戸車並べて撮影しました。

マンションタイプの防音サッシ戸車の特徴

あえてマンションタイプと言っていますが、戸建てタイプでも同様かもしれません。実際に過去何度かマンションタイプの防音タイプでの戸車交換経験があるのでマンションはほぼ間違いないと分かっているのですが、戸建て住宅の防音サッシ戸車は交換した事がなので、どの様な構造かハッキリわかりません。推察するに同じ様な感じにはなっていると思いますがここでは明言を控えておきます。

防音サッシの戸車には通常の戸車とは異なる大きな特徴があります。

それは・・・・・・。

戸車本体が動くという事です。

ん?戸車が動く?

そりゃ~そうでしょう。戸車ってそもそも動く為の部材じゃないの?

そう思った方。正解です。

しかしここで言う、戸車本体が動くとは車の部分が動くと言う意味ではなく、窓の錠であるクレセント錠で施錠をすると窓サッシ本体が気密性を向上させる為に引き合う様に動きます。その動きは戸車本体が傾く事で行われていると言う意味です。

下の写真をご覧ください。

上に写っているのが既存の戸車で、下に写っているのが取替える新しい戸車です。同じものなのですが、お伝えしたいのはバネみたいなものが取付けられていると思います。戸車本体の上と横がバネで連結されています。上の部分はネジでサッシに固定される事になります。そしてこの戸車はクレセント錠で施錠するとバネの部分が少し伸びて窓同士が引き合わされると言う仕組みになっています。一般的な戸車では戸車本体の上の部分と横の部分は固定式で一体となっていますが防音サッシの戸車は本体上と本体横がいわば分離している構造となっています。

防音サッシが使用されているエリア

さて、この様な気密性の高い防音サッシは一般的に使用されているのでしょうか?

答えはNOです。

防音サッシは空港近くや航空自衛隊など飛行機が頻繁に飛行するエリアで採用されています。一般の住宅地などでは見た事がありません。福岡県で言うと、福岡空港付近のマンションや築上郡築上町にある航空自衛隊築城基地付近です。実はこの築上町のお客様(戸建て住宅)に伺った時にも大変珍しいサッシが取付けられていて後に防音サッシだと分かったのでですが当時はガラス割れでご訪問していたのでサッシ戸車まで見ていませんでした。今思えば確認してみとけば良かったと残念に思っています。

この様に防音サッシが採用されている戸数は限定的でレアな修理であると言えます。ちなみに防音サッシの特徴として戸車以外にもクレセント錠も大変特殊なタイプの物が使用されている事が多いです。

防音サッシには汎用品戸車の取付ができない?!

サッシ戸車を交換する時には一般的に汎用品戸車と言われる戸車が使用される事も多いのですが、こと防音サッシに於いては汎用品戸車は使用が困難です。詳しく解説します。

汎用品戸車は戸車本体が動かない

汎用品戸車において防音サッシ用戸車の様に本体が傾く様な戸車を見たことがありません。おそらくは汎用品戸車メーカーはどこも製作していないと推察します。理由は単純明快で需要が極めて

少ないからです。前述しました様に防音サッシ用戸車の使用されている住宅は極限られた範囲です。全国的に見ても圧倒的に少ない需要の為に設計金型コストをかけて商品化する事は合理的ではありません。

そう考えると汎用品戸車は戸車本体が傾く事がないので防音サッシ戸車としては機能を満たす事が出来ません。実際に取付け自体は出来たとしても使用感は良くないと思われます。戸車が外れたりクレセントが掛かりにくかったり、サッシが正常に動かない等のトラブルの原因になると思われます。

純正品戸車を入手するには知識が必要

汎用品戸車への取替が出来ないのであれば、残されたプランは純正品戸車に取替えするかサッシそのものを全て交換する事になります。サッシそのものを全て取替えるには数十万円の費用がかかってきますので現実的には純正部品に取替えする事がベターな選択です。ただその場合、どこで純正品戸車の供給がなされるかそれなりの経験と知識がないと難しいです。DIYが得意な方はホームセンターでネットで部材を取り揃えられる方も多いと思いますが、防音サッシ用戸車は中々販売されていないのでやはり専門業者に任せた方が確実だと思います。

まとめ

本日は防音サッシの戸車を取替えた現場の内容をメインに防音サッシ戸車の特徴や汎用品戸車との違いについて記事にしました。防音サッシの動きが悪くてお困りの方は参考にして下さい。

サッシの修理相談で最も多い案件は「サッシの動きが悪くなった!」「サッシが重くて動かない」と言うものです。

この症状の多くはサッシ戸車と言うサッシを動かす為に必要な車輪の経年劣化により不具合となります。経験値ではありますがサッシの戸車が悪くなる年数は15年~20年程度です。多少サッシの動きが悪くなっても”引きずって”サッシ開閉をされている方も少なくありません。マンションのサッシは網入りガラスが使用されている事が多く、網入りガラスは通常のガラスに比べて重量も重いので戸車の経年劣化の進み方も早いのが特徴です。

本日は春日市で行った三協アルミのサッシ戸車交換の施工実績を掲載します。ご興味をある方は是非読み進めて下さい。

春日市のガラス屋。ガラス交換・ガラス修理、ドアクローザ交換、ドアノブ交換、ドア修理、サッシ交換修理・戸車交換・網戸作製が得意です。

”サッシが重たい・サッシが動かない”は戸車交換で解決!

春日市の現場です。マンションのサッシで動きが重く大変困っているとおしゃってました。早速状況を確認するためにサッシを外して戸車を確認します。

戸車を交換するポイントとして、サッシには通常のタイプ(フラット型)と階段タイプのサッシがあります。通常タイプは汎用品の戸車を取り付ける事が出来ますが階段タイプのサッシには汎用品の戸車を取付ける事が原則出来ません。また、戸車交換を行う際はサッシの下框を取り外し交換作業を行う必要があります。上記の写真は下框を取り外し古くなった戸車を撮影したものです。

見た目戸車が少し変形している事が確認出来ます。こちらのご住宅の戸車は戸車中心の軸の部分が全く動いておらずサッシを無理やり引きずっている状況でした。サッシメーカーは三協アルミでしたので汎用品の戸車で代用するのか純正の戸車を探して交換するのかお客様にご選択頂く事になります。

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純正戸車と汎用品戸車の違い(メリット・デメリット)

純正戸車のメリットデメリット

メリット

純正戸車のメリットは既存の戸車と全く同じ物なので取替が簡単です。ネジを外して新旧の戸車を入れ替えるか、別の取付けの場合は戸車が差し込み式になっているので強めに叩いて古い戸車を外して新しい戸車を差し込み直せば取付出来ます。

しっかりと取付が出来ているので後々の不具合も殆どありません。

デメリット

汎用品の戸車と比べて価格が高いです。部品代だけで見ると、汎用品戸車は1個1,000円以内になる事が大半ですが、純正戸車は3,000円程度はしますので、2個で4,000円程価格が高くなります。

戸車部品を探すのが大変です。メーカー品番が直ぐに分かれば良いですが、経年劣化で壊れている戸車ですので基本的に古い部品は取付られており部品を探すのが大変です。廃盤になっているものもあります。入手するのが困難と言うデメリットがあります。

汎用品戸車のメリットデメリット

メリット

純正品と比べて価格が安いです。サッシの幅と深さを間違わなければフラットのサッシにはかなりの確率で適合出来ます。取付も簡単で古い戸車を取り外す事が出来れば”カチャ”と嵌め込むだけで取付完了です。

デメリット

階段式のサッシには取付出来ません。またサッシの深さが無ければ取付出来ない事もあります。

取付後の不具合が発生する事があります。取付が簡単な分はめ込み部分の羽がサッシの溝の中に嵌り込み戸車がレールから滑落すると言う不具合を起こす事が多々あります。

戸車の高さ調整が面倒です。純正の戸車はサッシを立て込んだ状態でもサッシの高さ調整が出来ます。高さ調整をする事でサッシの倒れやクレセントの掛りの微調整が出来るのですが、汎用品の戸車は高さ調整をする際に一回一回サッシを取り外し戸車横のネジを回す事により高さ調整を行う物が殆どです。結構面倒な作業となります。

純正戸車と汎用品戸車、どちらが良い?

サッシ修理の専門家からすれば、間違いなく純正戸車をお勧めします。純正戸車が廃盤になっているケースやメーカー品番がわからないケースでは仕方なく汎用品の戸車を使用する事があります。また価格が少しでも安い方が良い!とおっしゃるお客様にも汎用品戸車のデメリットをお伝えした上で使用する事がありますが原則お勧めはしかねます。

上記は純正戸車を新しく取付けた写真です。戸車の横にネジが付いていますのでサッシを建て付けた際に横からサッシの上げ下げの調整が出来ますが、汎用品戸車はこのネジが下についていますので横からの調整は出来ません。

春日市の戸車交換完了

戸車交換が終わりレールを走らせました。スイスイと修理前とは全く異なる動きをするサッシを実際にお客様にさわって頂きその違いを確認して頂きました。「お~全然違うね~こんだけスムーズに動けば全く問題ない!」と大変お喜び頂く事が出来ました。

まとめ

本日は春日市のサッシ戸車交換の施工実績を紹介しました。汎用品と純正部品のメリットやデメリットに関しても何かの参考にして頂ければ幸いです。

福岡市南区のお客様よりサッシの閉まりが悪いので一度見て欲しいと言うご依頼を頂きました。築30年程の和風のご住宅で玄関がかなり広く大変趣のある立派なご住宅です。サッシも標準サイズよりかなり大きく横幅(W)は1300mmほどあります。

通常サイズは700~900mm程度なので私共業者からすると大板の分類に入る大きさで一人で作業が出来るかどうかギリギリのサイズです(この現場は安全確保のため二人で作業を行いました。

お客様のお悩みとしては下の画像の赤の縦ライン。この部分のサッシとサッシ枠が「ガタン」とぶつかる。。。サッシを開ける時も”きつく”閉まっていて開きづらい。という事です。

この症状の原因は何パターンかありますがサッシも大きいので戸車が歪んで(ヘタって)いる為にサッシのレールの上を正常に走行出来ていない事が原因でサッシ枠に「ガタン」と当たると推測しサッシ(障子)を一旦取り外し戸車を交換する事をご提案しました。

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【施工中】

サッシを外すとこの様な状態です。一見正常に見える写真ですが、サッシの重みで歪んでいる部分など気になる箇所が多い状態です。

階段式戸車交換は純正部品で対応がベスト

写真の戸車は階段式サッシの戸車となります。ビル用サッシなどでも多く使用されているのですが、サッシの室内側と外側では下部のサッシ框が階段(段差があると言う事です)になっています。この下部がフラット状のサッシであれば汎用品のワンタッチ戸車でも対応出来るのですが階段式サッシの場合は純正品もしくは代替品で対応するのがベストです。

【施工中】

戸車が取付けられている下部の框を取外し戸車交換の作業を進めて行きます。

下の写真の赤〇部分は経年でサッシの重みもあり変形している箇所です。一瞬、加工が施された形跡かと思ったのですが今までサッシを取り外した事はない。。とお客様がおっしゃっていましたので自然現象の様です。

【戸車取替完了】

戸車を新しくしました。車輪の部分と台座の金属の部分は1セットになっているので、そっくりそのまま交換します。ネジの部分で戸車の高さ調整を行います。

戸車の高さ調整はどんな時に行う?

戸車の高さ調整はクレセントの掛かりが悪い時やサッシが下のレールを引きずっている状態の時に行います。基本的にはサッシ屋が行う作業で高さ調整ネジも分かりにくい所(目隠しされていて見つけにくい)にある事が多いです。

まとめ

今回は階段式の戸車を交換してお客様の不満を解決する事が出来ました。戸車がヘタっていて片方の片が落ちている感じでサッシ枠に当たっていました。開ける時も片方に重心が偏っていたために開けづらい症状となっていました。スイスイ動くようになったので大変ご満足して頂く事が出来ました。他にも動きが思わしくない箇所があるとおっしゃっていたので次回全部のサッシ点検を行うお約束をし現場を後にしました。ご利用ありがとうございました!

福岡市西区のお客様より「雨戸の戸車交換はできますか?」とお問合せを頂きました。「はい。ご対応させて頂いております」とお伝えすると実家の築30年程の雨戸の動きが悪いと言う事で、お電話頂いているのは別に所帯を持った息子さんというご説明を受けました。

一度実家(お母様が一人住まい)に現調に伺ってもらって全部の雨戸の動きを点検して頂けませんか?とご依頼されました。

早速、福岡市西区のご実家に伺うとご年配のお母様がご対応して下さいました。「すいませんね~お忙しい所、私がちょっと息子に”雨戸が重くて動かしづらい”と言った所、オタクにお電話したようで・・・こっちです・・」と実際に重たい雨戸に案内して下さいました。

確かに重いです。「息子さんから全体的に雨戸を見て下さって事なので一通り拝見させて頂いてよろしいでしょうか?」とお伝えしグルリと住宅を一周させて頂きました。2階も雨戸が設置させていたのでその部分も含めて確認し状況を息子さんにお伝えしました。

合計18個(9障子)の戸車の動きが悪い旨ご報告し全部取り換えて下さいとご依頼を頂きました。個数が多いという事でお値引きもさせて頂き戸車1個あたり2,500円(部品代・工事代込み)で受注させて頂きました。

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【施工前】

どぶ溝用レールが固着して殆ど動いていませんでした。30年程以前の建物なのでこの様な症状も珍しくありません。

新しい戸車をご用意しました。年数により純正部品の供給が終了しているケースも多々あります。

レールの幅や雨戸の取付幅・深さなどを加味して適切な戸車を選択します。

【施工後】

新しい戸車を設置しました。1つの雨戸に2つの戸車が付いてありますので全部で9枚の雨戸戸車を交換する事になります。合計18個の戸車交換を4時間ほど掛けて交換させて頂きました。

まとめ

作業が丁度終わるころに息子さん夫婦とお子さん(5歳くらい?)が実家に遊びがてら作業の進捗を見に来られました。差し入れに温かいコーヒーと、おーいお茶を頂き世間話をして現場を後にしました。雨戸もスイスイ動くようになってお母様も大変ご満足の様でした。

八幡東区でサッシの動きが悪いので見て欲しいとご依頼を頂きました。

マンションの中窓だったのですが確かに動きが重たいです。

「いつ頃からこの様な感じでサッシが重たいのですか?」

お客様「このマンションは中古で購入して最近引っ越して来たんです。購入時には特に気にしていなかったのですがお掃除をしようと初めて窓を開けた時に”おもた~い”と気づきました。直りますか?」

私「なるほど。では一度状況を確認してお見積りを出させて頂きますのでサッシを取外しますね!」

と言う事でサッシを外して玄関前の廊下で見て見ました。戸車そのものが割れている状況で戸車交換をご提案お見積り金額はサッシをバラす工賃や部品代も入れて12,000円となります。幸いにも適合可能な戸車の在庫もありましたので直ぐに作業可能ですよ。。と言う事で作業依頼を頂きました。

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下の写真が割れていた戸車や周辺部品です。結構特殊な戸車ですが別の代替品でご対応します。

写真が反対になっていますが、赤〇で囲んでいる所が取替させて頂いた戸車です。

サッシ戸車交換の工程

サッシの戸車交換をする場合、まずはサッシを窓枠から外します。状況によりそのまま戸車が外れるものもありますが基本的にはサッシの下框を外します。

サッシの下框はサッシの両側に1本または2本のネジで固定されていますのでそのネジを外します。注意点としては同じ並びに戸車の調整ネジ(戸車を上げたり下げたるする為のネジ)がありますのでそこを一生懸命に回してもサッシは外れません。

両側のネジを外すと下方向に抜けます。ただ多くのケースで固着していて外れにくい事が多いので私達サッシ屋は木を当ててゴムハンマーや木で叩いて下枠を外す事もあります。

戸車の交換時間

サッシの戸車は下框を外すまでに約10分。

それから既設の戸車を取外新しい戸車を取付けるまでに10分。

下框を取付直し、元取りにサッシに建て付けるまでが5分。

クレセントのかかりなどの調整で5分。

合計30分程度がおおよその目安となります。

戸車の交換や建付け後の調整に大幅に時間を要す事もありますので30分~1時間程度の作業時間と考えておいた方が無難です。

まとめ

八幡東区でサッシの戸車交換を行った施工実績を掲載しました。サッシの外し方や戸車交換の時間など参考にして頂ければ幸いです。ちなみのこちらの現場は工事時間40分程度でした。クレセントの動きが元々悪くシリコンスプレーを吹きかけたりクレセントの位置を微調整したり若干時間を要しました。

ただ最終的にはサッシの動きも良くなりクレセント(鍵)のかかりも良くなったので大変お喜び頂けました。

サッシの開閉が上手く出来ないと言うご相談を頂き、北九州市の現場にお伺いしました。サッシはかなり大きめのサイズで、横幅1200×高さ2000程のペアガラスです。サッシ(障子)が重たいのでその重量に耐え切れずにサッシレールが一部破損していました。

重量があるため一人での作業は出来ません。2人作業でサッシを外しオーバーレール補修を行いました。

【施工前】

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【施工後】

戸車が滑走するレールが曲がっていてはスムーズな動作をしないばかりか、戸車も故障してしまう原因となります。2本ともオーバーレール施工を行いスムーズな開閉が出来るようになりました。

サッシ開閉不具合の原因は何?

私たちはお客様から「サッシの動きが悪いので見て欲しい」と言うご依頼を頂きます。ではどの様な原因でサッシの開閉不具合は起こるのでしょうか?

1.戸車の故障

戸車の経年劣化が最も多いです。車輪の部分が回らない場合やプラスチック製の車が割れている事よくあります。中には戸車が無くなっていてサッシを引きずってサッシ開閉をされているお客様もいらっしゃいます。「戸車が無いですよ!?心当たりはありませんか?」とお聞きすると「そういえば何か部品みたいなものが落っこちていた事があったけど分からなかったので処分しました!」とおっしゃる方も珍しくないです。苦笑い。

2.サッシレールの曲がり

今回の北九州市のお客様宅もこの症状ですが、サッシのレールが曲がっている、歪んでいる事でサッシ開閉時に引っ掛かりが出来て思うように動かない事も良くあります。この症状で長く使用すると戸車自体も悪くなって行きます。オーバーレール施工かサッシ交換が主な修理方法となります。

3.サッシ枠の不具合

サッシの枠が歪んで障子が干渉し動きが悪くなる事があります。30年以上経過する住宅で時折みられる症状ですが、サッシ本体を枠ごと交換するかサッシを加工する事がトラブルの解決方法となります。

まとめ

サッシの開閉不具合について施工例を含めて、起こりうる原因と修理方法を解説しました。ご自宅のサッシの動きが悪くなった時の参考にしてみて下さい。

福岡市中央区でマンションにお住いのお客様より「サッシが思うように開かなくなったので見に来てくれないでしょうか?」とご相談が入りました。結果”オーバーレール”の施工を行い解決しました。実際の写真を掲載します。

サッシ開閉の不具合は戸車の載るレールの部分が上記写真の様に「ぐにゃ」と歪んでいた事が原因です。なぜ、歪んでいたのか?と言う事ですが、レールのこの部分は水が外に流れる様に穴が空いていました。実はこの窓、かなり大きく、横幅1400×高さ2200程はあります。しかもペアガラスなので2人で持ち上げないと対応出来ないレベルの重量です。60kg以上の重さはあります。水切り用の穴が空いている箇所はどうしても弱いので、重量に耐え切れなくなって自然と歪んで行ったのではないかと推測できます。

歪んだ戸車レールを可能な限りペンチを使って真直ぐにして行きます。

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基本的にアルミ製のレールなので簡単にペンチで曲がります。ただし、一旦曲がったアルミは、元通り真直ぐなる事はありません。

続いてオーバーレールの施工を行って行きます。

サッシ開閉不具合を解決するオーバーレールとは

オーバーレール・・・あまり聞き馴染みがないワードだと思います。

上の写真の様なステンレス製のUの字部材です。既設のサッシレールの上から被せるだけの比較的簡単な施工で新品のレールが簡単に完成します。上から被せるだけなのでDIYが出来る方であれば朝飯前に出来ると思います。1820㎜のサイズで販売されている所が多く、ネットや金物屋さんで購入可能です。価格も1本2,000円弱の価格帯となっています。

オーバーレールの施工方法

既設のサッシの長さをスケールで測り、5~10mm程短めにカットします。私たちはサンダーで”シャキン”とカットして、カットした面の面取りを行います。DIYで行うのであれば金切りノコなどで切れるのではないでしょうか。後はレールに被せるだけ。。ただしそのまま被せただけでは”遊び”が多くぐらつく事もあります。福岡市のこちらのお客様宅でも若干ぐらつきがありましたので、接着すると言う意味でもオーバーレール溝にコーキングを入れて固定して行きます。

部屋外側のステン色のレールが新規にオーバーレール施工した部分です。綺麗に真直ぐなレールに生まれ変わりました。

DIYで行うオーバーレール施工の注意点

オーバーレール施工を行うとレールの厚みと高さが変化します。少々分厚く、少々高くなるのです。既設のサッシがこの”少々の変化”に対応できるのか?ここの見極めが非常に大切です。別の福岡市のお客様がご自身でオーバーレール施工を行おうとネットで部材を揃えてチャレンジしたそうなのですが、既設の戸車サイズにレールが合っていなくて、サッシの動きが増々悪くなったとご依頼を頂いたケースもありますので、ご自身で施工される場合は”事前調査”だけは確実に行った方が良いと思います。

あと、サッシが重く1人で脱着が困難だったり、サッシが枠から外れなかったりなど初めてサッシを外される場合は色々な事が想定されます。

福岡市中央区のお客様に最終的な確認をして頂きました。

お客様にご満足いただけました!

お客様に最終確認と言う事でサッシを開け閉めをして頂きました。いままではかなりガタガタなってストレスがかかっていたと言う事でしたが、新しくオーバーレールを施工させて頂き”スイスイ”窓が動くようになりました。

「お~すごく動きが良くなったよ!ありがとう」この様な言って頂きました。

ご利用ありがとうございました。

門司区のお客様より、温かくなって来たので網戸を開けて風の入替をしたいのだけど、サッシがガタついて上手く開ける事が出来ないと言うご依頼を頂き戸車交換を行った現場です。

まずは、施工前の写真です。

施工前の戸車は経年劣化で樹脂部分(車部分)がもろくなって来ています。一部は”欠けて”細かい亀裂が入っている状況です。

下の写真は、戸車交換を行い、新品の部品を取り付けた状態となります。

写真は1つだけですが、実際には左右2つの戸車を交換しています。(お客様がお出掛と言う事であまり時間がなかったので少々慌ててしまい全体の写真を取り損ねました。汗)

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ご依頼主の方はご年配の女性の方で、リュウマチで手がご不住だったので、特に少しの不具合でも大きな支障をきたす事になります。戸車は戸車で悪いのですが、その他に戸車が動くレールの部分も”歪み”が出ており、せっかく戸車交換をしても”スイスイ”開閉する事は難しい状況です。レールの手直しの必要があるのですがペンチで少しずつ微調整を行いどうにか満足のいく仕上がりとなりました。

戸車が乗るレールがないので網戸が設置出来ない。

ご依頼主のお客様と別の棟に娘さんがお住いと言う事です。基本的に同じ作りでご依頼主様のお部屋の寝室には網戸が設置出来ているのに、娘さんのお宅には寝室に網戸が取付出来ないと言う事です。なんでも知り合いの便利屋さんに一度来てもらって網戸の取付をお願いした所、網戸を設置する為のレールが無いので取付出来ない。。と言われたとの事。実際にご依頼主様の所の寝室網戸を見て見ると確かに後付けのレールが付けられています。「娘さんの所も、同じように後付けの網戸用レールを取付すれば新規網戸を取付出来ますよ」とアドバイスさせて頂きました。

戸車交換の仕事から追加受注を頂きました。

当日はそのまま帰社したのですが、後日、「娘の所も戸車のレールを付けて欲しい」と会社に連絡がありました。「網戸も一緒にご注文するので出来るだけ安くして欲しい」との事、もちろん可能な限りお安くご提供させて頂きます!と言う事で、別の棟の娘さんのお宅にお伺いしました。娘さんに抱かれた赤ちゃんと3歳くらいの男の子がお出向してくれました。

「お母さまの方から網戸の新規設置のご依頼を頂きまして現調にお伺いしました。」

「あっはい。聞いています。よろしくお願いします」と言う事でお邪魔させて頂きました。一通り寸法を測らせて頂き、網戸も含めて部材の用意等で10日前後のお時間を頂く事でご了承をして頂きました。部材入荷後、滞りなく作業を終える事が出来ました。

作業日にはお母さまも立ち合いをされましたので、改めてお礼を言って現場を後にしました。

ご利用ありがとうございました。