フロアヒンジが錆びでボロボロ。防水性の高いフロアヒンジへの交換は可能なのか?

本日はフロアヒンジについて防水性が高い商品はあるのか?今のフロアヒンジとの取替可能なのか?この辺りについて考えて行きたいと思います。と、言いますのが、当社でもフロアヒンジの交換工事を行う事は多く、対応件数は福岡県を中心にそれなりに多く対応しております。上記の写真は実際に対応した際に交換した錆でボロボロのフロアヒンジです。この様にフロアヒンジが入っているケースそのものが使用出来ないくらい錆びてしまうとフロアヒンジ本体とケースを交換しなくてはならなくなり交換コストもアップします。

ちなみに交換したフロアヒンジ(新品)は下の写真です。

新品なのでピカピカで綺麗ですね。旧品との違いは歴然です。経年劣化で発生するメンテナンスの一環ですので仕方がないと言えば仕方がありませんが、お客様の中には「ビルや店舗を何棟か所有しているのですが、最近立て続けにフロアヒンジの交換を行ってね、特に雨に直接濡れる場所に設置されているフロアヒンジの痛みが酷くてスチールが膨張するせいで回りの床まで補修しなくてはならなくなりかなり割高な工事になったんですよ。防水性の高いフロアヒンジに変更してもらうか、ケース内部に水が入らない様にしてもらう事はできないのですか?」

この様な趣旨の事を言われました。

この点についての回答と、解決策を考えてみました。

北九州市小倉北区のガラス屋。窓ガラス修理交換、サッシ修理、雨戸修理交換、窓シャッター(後付け)取付、ドアノブ交換、ドアクローザ修理交換、窓のリフォーム、アクリル板交換、フロアヒンジ調整交換、内窓取付、丁番交換、クレセント錠交換、窓とドアの事ならドアードにお任せ下さい!

フロアヒンジの錆を防ぐ為に防水性の高いフロアヒンジに交換する事は可能か?

結論からお伝えしますと、可能でもあり不可能でもあります

「なんじゃそりゃ!」

そうですよね、「なんじゃそりゃ!」の理由を説明して行きますね。

まず前提に”防浸形フロアヒンジ”という商品は実際にあり、フロアヒンジケース内に水が入らない様にパッキンで浸水を防ぎます。フロアヒンジケースもステンレス製ですので錆にも非常に強い作りになっています。

問題は、適合出来るドアの種類が限られる事です。フロアヒンジの取替を行う時は現在使用されているフロアヒンジと同じ型式の商品に交換するのが一般的です。仮に現行機種が廃盤になっている場合は後継機種や代替品を選択します。”防浸形”への変更を行う場合は現在のフロアヒンジケースが収まっているスペースに入らない事もありますし、そもそも重量等の関係で適していない可能性も大です。

”防浸形フロアヒンジ”に合わせようとすると逆にコスト高にかり本末転倒という事にもなりかねません。従いまして「 フロアヒンジの錆を防ぐ為に防水性の高いフロアヒンジに交換する事は可能か? 」の答えは「できない事もありませんが、現実的には難しい事が多い=可能でもあり不可能でもあります」という結論となりました。

フロアヒンジ内部を錆びにくくする方法はある?

運よく現在取り付けられているフロアヒンジが”防浸形フロアヒンジ”に取替え可能であれば、その内容で業者に工事を発注し問題解決です。しかし、「いや~お客さん、このタイプのフロアヒンジを ”防浸形フロアヒンジ” に取替えるのは無理ですよ~」と言われてしまった場合、他に何か対策として出来る事はないのか?この点について考えてみました。

特に雨が直接当たる場所に設置されているフロアヒンジを使用されている会社、店舗の責任者やオーナーさんは参考にされてはいかがでしょうか?

フロアヒンジのケースをコーキングで防水処理

まず検討したいのがフロアヒンジケース内部に極力雨が入らない様に、ケースの蓋とケースをコーキングで密閉する事です。もちろんドアと接続されている軸の部分をもコーキングで防水する事は難しいです。しかし、雨の降り込み方によっては、ケースの蓋に対し防水対策を行えばなかり有効に効果を得られる可能性はあります。

ケース内部を定期的に清掃

コーキングで密閉する以外では手間はかかりますが、雨が降りかかった時にケースの蓋を開けて清掃、乾燥させてやる方法もあります。ケースの蓋はプラスドライバーで簡単に開ける事ができますので、慣れてしまえばトイレの掃除をするより簡単かもしれません。持ちビルオーナーさんは清掃会社にフロアヒンジ内部の清掃を指示しておけば時に負担になる事もないと思います。

ケース内部に錆止め処置をする

内部の定期清掃を行う上で、さらに効果的なのは錆止めの処置を行っておく事です。フロアヒンジの蓋を開けて内部の水分を綺麗に拭きとき乾燥させた後に錆止めスプレーを適量振りかけて再度綺麗に拭きとりましょう。錆の発生の予防になりますので、直接雨の当たる場所でもフロアヒンジを比較的永く使用して頂けるのではないかと思います。

まとめ

本日はフロアヒンジの錆びについて対策はないのかとお考えの方に”防浸形フロアヒンジ”についての活用方法や仮に ”防浸形フロアヒンジ” との取替が出来ない際の代替案について考えてみました。

ドアの大切な設備になりますので、定期的なメンテナンスを行う事により永く使用出来ればその分メンテナンスコストも軽減できるのではないでしょうか?

Posted by doorrd