【サッシ修理のDIY】サッシが外れない時の対応策を3つ紹介します。

サッシを外したいけどサッシが外れない。この様な時にはどうすれば良いのか?

今回はこの問題について解決策を3つ解説して行きます。サッシを外したいケースとしては下記の様な事が考えられます。

・サッシの中に小さな玩具や装飾品が入り込んでしまった。

・サッシの動きが悪く、戸車交換など自分でチャレンジしてみたい。

・サッシを外してサッシレールなどを洗浄したい。

・サッシを外してガラスの水洗いをしたい。

いかがでしょうか?

そもそも、サッシを取り外そうと思った時に一番最初に気にするべき事は「サッシの外れ止め」です。サッシには外れ止めと言う物が取付られていて、本日は、その外れ止めを解除してもサッシが外れなケースの解説をしますので「外れ止めの解除方法」については別に詳しく解説した記事がありますので”サッシや網戸の取り外し方法を解説します”も合わせてご参照下さい。

サッシの外れ止めは解除したけど、サッシを持ち上げても持ち上がらな場合は下に読み進めて下さい。解決方法が示されています。

博多区のガラス屋。ガラス交換・ガラス修理、ドアクローザ交換、ドアノブ交換、ドア修理、サッシ交換・網戸作製が得意です。

サッシの取り外し方法とサッシが外れない原因

サッシの取り外し方

そもそもサッシの取り外し方が分からないとおっしゃる方もいらっしゃると思いますので念のためご説明すると、サッシは外れ止めの解除(古い住宅でサッシの外れ止めが無い、又は欠損しているサッシもにあります)を行いサッシを上の方向に持ち上げて、下の部分をレールから手前(自分側)に抜く感じで取り外します。要はサッシの戸車がサッシのレールに乗っているので一旦、上方向に持ち上げて、レールに乗っている戸車を宙に浮かせサッシ下部をフリーの状態にし手前に抜き出すと言うイメージです。

外れ止めが解除されていない状況と言うのは、上方向に上がらない状態でサッシが抜けない状況を言います。

前提として窓は室内側と室外側がありますが、サッシを外す場合は室外から作業を行い室外側に自分が立って、室外方向にサッシを外すと言う事になります。

何故外れ止めがあるのか?

では一体何のために「外れ止め」はあるのでしょうか?

一番の理由は”防犯のため”です。サッシが簡単に外されてしまうのであれば、あなたの留守中に泥棒がやってきてサッシを外して中に侵入してしまわないとも限りません。そのような事の無い様に外れ止めが取付けられており、外部から窓サッシが外れない様にしていると言う事です。従って原則外部からは外れ止めが解除できない構造になっている事が一般的な外れ止めの設計です。

もう1つが滑落防止のためです。サッシでは重要があるのでサッシ本体が浮き上がって滑落してしまう事もまずありませんが、網戸など比較的軽い重要の物は外れ止めが効いてないと台風や突風で本体が持ち上がり落ちてしまう可能性があります。この様な滑落防止と言う意味でも外れ止めが必要となるのです。

サッシが外れない原因

サッシが外れない原因はサッシ本体が上方向に持ち上がらない事です。

その要因として外れ止めが解除されていない事もありますし、もし解除されているとしたら上に持ち上がるスペースが十分にないと言う事になります。

木造住宅に多いのは開口部分が広い窓の場合は真中付近の梁の部分が弛んで落ちて来ている事がその原因となっているケーズが多々あります。住宅の老朽化による歪みです。マンションではその様な歪みはあまり考えられませんが外れ止めが特殊な所にあり自分では解除していると思っていても実際には解除されていない事が考えられます。またマンションやビル・施設のサッシはビル用サッシと言って造りが少々特徴的な物がありサッシを外す時に決まった位置でないと取外し出来ないサッシなどあります。

最初にやってみる外れないサッシの外し方

前述したように木造住宅では窓開口部分の中央が落ちている可能性がありますのでサッシを右側か左側に寄せて外すとサッシが意外と簡単に外れる可能性があります。サッシの片方だけでも外れれば下記の「サッシが外れない時の対処法(内装バール)」で意外と簡単に外れます。

サッシが外れない時の対処方法(内装バール)

内装用の小型バールや写真の様なマイティバールを使用する事でサッシが外れる場合はあります。小型のバールやマイティバールはホームセンターやネット通販で購入する事ができ価格は1,000円以下とお手頃です。

使用方法としては出来れば2人以上で使用する事をお勧めします。一人がサッシを上方向に持ち上げもう一人がサッシの下部の戸車付近に小型バールを差し込み上方向に上げつつ、手前に引き出す様に力を掛けます。サッシの片側が外れたらもう片側も同じ要領でサッシを持ち上げる様に取り外して来ます。注意点としてはサッシは比較的柔らかいのでサッシ本体が変形する可能性がありますので留意しておくことが必要です。

サッシが外れない時の対処方法(ジャッキアップ)

私が良く行うサッシが外れない時の外し方で”ジャッキアップ”があります。車のジャッキで良いのですが。これに窓の上部に届く程度の角材を持ってきて角材をサッシの上部にあて(角材を直接サッシレールにあてるとレールが変形してしまう可能性があるので、私はさらに面板をレールに当てて面で力を受けるようにします)ジャッキアップをしサッシを外します。木造住宅であれば、ほぼ間違いなくこの方法で外れると思います。コツは、ジャッキアップする場所が外したいサッシの直ぐ傍の方が良いです。10mm以下のジャッキアップで外れるはずなのであまり上げ過ぎない様に注意が必要です。あまり上げすぎると回りの外壁や欄間のガラスなどの破損にも繋がるからです。またこの作業も2人以上で行う事をお勧めします。一人がジャッキを上げる係、もう一人は角材を軽く持って角材が跳ねてしまわない様に補助をする係です。慎重に数ミリ上げたらサッシを持ち上げてサッシが外れないか確認しながら作業を行います。くれぐれも一気にジャッキアップをしない様に気をつけて下さい。

サッシが外れない時の対処方法(L字ばらし)

マンションなどでジャッキアップが出来ない時は最終手段としてL字ばらしと言う方法があります。この方法は多少DIYに自身のある方向けの方法になりますがマンションでサッシが外れない場合は最悪この方法を使って何度かサッシを外した経験があります。

方法はサッシの横枠と上枠を外しサッシの上部に遊びを作って取り外す方法です。取り外す場合には横枠が1方無いのでガラスが滑落してしまう恐れがある事を留意して下さい。

やり方は簡単で、サッシの下のネジと上のネジを外すとサッシの横枠が外れます。さらに反対側の上枠を外すと上枠を横に抜く事が出来ます。こうする事でL字にサッシを外した事になりサッシ上部に余裕が生まれるはずです。慎重にサッシを持ち上げればサッシが外れると思います。この作業も2人以上で行う事をお勧めします。

まとめ

本日はサッシの取り外し方法について記事にしました。

木造住宅とマンションとサッシが外れない原因の違いこそあれ今回お伝えした3つの方法でほぼ間違いなく大半のサッシは取外し出来ると思います参考にされて下さい。

Posted by doorrd