プロの技!サッシが外れない時の対応方法を3つ解説。

サッシを取り外したいケースがあると思います。

例えばサッシを外して水洗いしたい時。

例えばサッシの下に小さな物(玩具やイヤリング(装飾品)が入り込みサッシを動かすと、サッシの下に入り込んだ物が壊れそう、またはサッシに噛んで動かない場合。

例えばサッシのレール部分にゴミや埃が溜っていた一度サッシを外して掃除をしたい場合。

この様なシーンでサッシを取り外したいケースが考えられます。サッシてどうやって外すのか?

詳しくは「サッシや網戸の取り外し方法を解説します。」でまとめていますので参考にされて下さい。

そんな中、サッシを外そうと試みたけど中々サッシが外れないんだけど・・・どうすればいいの?

サッシが外れない時には業者を呼ばずに何か対処法があるのか?

本日はこの点に関して深堀して解説しています。それではどうぞ!

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サッシが外れない場合は外れ止めを探す!

サッシの外れ止めは多岐に渡ります。一般木造住宅のサッシであれば、上部のレール部分を見渡して行けばサッシが上がらない様に邪魔をしている部品がありますので、その部品をネジを緩めてズラす事でサッシが外れます。または、障子(サッシ本体)に外れ止めが取付られています。基本的には上部の両端にあります。ネジを2回転程緩めてサッシを持ち上げれば自然に解除されますのでサッシを持ち上げて取り外す事が可能です。

マンションタイプのサッシになるとさらに違った外れ止めが取付られています。サッシ本体の正面上部に小さな穴が空いている場合はそれが外れ止めの解除部分です。その小さな穴に「千枚通し」の様な先端が細くなったものを差し込むと外れ止めが解除されます。

また、別のタイプのものでサッシの正面上部に横3cm×高さ2cmほどのプラスチックの部品が取り付けられている場合はそれが外れ止めになっている可能性が高いです。マイナスドライバーなどで”つまみ”が引き出せます。それが外れ止め解除となっています。

外れ止めは基本的に上部にある事が大半ですが、中にはサッシの下にも外れ止めが設置されています。サッシ本体(障子)の下部中央に設置されている外れ止めは、サッシ枠のある一定の場所でしか持ち上がらない(つまりサッシが外せない)仕様となっていて外観からは判断がしずらい事となっています。私どもでも一通り外れ止めを探してどこにも見当たらない時にこのケースを疑います。

一般的にはサッシの中央部分にちょっとした切込みが入っており、その切込みにサッシ本体の下部に設置されている外れ止めがピッタリ合った時にサッシが上がる(外れる)仕組みとなっています。

外し方のポイントとしてはサッシを持ち上げたままレールを移動しあるポイント(切込み位置)で当たる様な感じになりますので、そのポイントで何度かサッシを細かく移動し上手く外れ止めと、切込みを合わせて取り外します。

サッシを一部分解してサッシを外す

サッシの外し方としては少々難易度が上がります。DIYなど得意な方向けの情報となります。大きさにもよりますが2人以上で作業をされた方が良いです。1人作業だとガラスが外れ落ち割れてしまう可能性が高まりますのでご注意下さい。

サッシがサッシ枠から外れない状態で、サッシ本体の横と上の框(サッシ)を外す事で、サッシ本体を取り外す方法です。サッシは主に四方4つないし6つのネジで止まっている事が大半です。

まずは縦のラインの框を外します。上下のネジを外して引き抜けば縦の框が外れます。外れにくい時はガラスの面に角材等を当てて框を外す方向にトンカチ等で叩くと比較的簡単に縦の框が外れると思います。続いて上部の横框を外します。角に付いているネジを外せば縦框同様に外れます。

サッシがゴムのビートの場合は縦・横の框は簡単に外れますがコーキング(シリコン)施工の場合カッターでコーキングに刃を入れておく必要がありますのでご確認下さい。

この作業の本質は上部の框を外してサッシ本体と梁の部分の隙間を広げる目的、または外れ止めが解除できていない為サッシの取り外しが出来ない(外れ止めの多くは上部についているので上部の框を外せば必然的に外れ止めが効かない状況になりますので)事をクリアーする目的です。上部の框を外す為には左右どちらか一方の縦框を外しておく必要があると言う事です。

上部框が無い状態では、簡単にサッシが持ち上がりますのでサッシを取り外す事が出来ます。ガラスがサッシから抜けない様に注意して下さいね。

ジャッキアップでサッシを外す

車で使用するジャッキで梁の部分を持ち上げてサッシを外す事も出来ます。この方法は木造住宅に限定されます(マンションでは無理です)が簡単にサッシが取り外せると思います。木造住宅でサッシが外せない原因の1つに梁の部分が落ちている為にサッシ枠とサッシ本体(障子)が接ってしまい、サッシが上に持ち上がらない為にサッシ取り外しが出来ないと言うものです。

用意する物は、ジャッキと適切な長さの角材、当て木。

この作業も2人以上で行う様にして下さい。ジャッキと角材を使用して梁の部分に当て木を当ててジャッキアップし梁を少し持ち上げます。急激に持ち上げない様に少しずつ梁を持ち上げサッシを外します。

イメージとしては上記の様な感じになります。

ジャッキを置くところは水平な場所に、木が弾かない様に直角に梁と当てるのがポイントです。梁が落ちている場所はサッシ枠の真中である事が殆どですのでジャッキは出来るだけ真中で使用します。1cm程度上がればサッシが外れますので細かくチェックしながら極端にジャッキアップしない様に注意して下さい。

まとめ

本日はサッシが外れない時の外し方を3つ解説しました。これらはプロである私たちが使う方法です。

ご自身でも出来る方は活用して頂きたい記事ですがくれぐれも無理のない様にして下さい。症状が悪化した、ガラスを破損させてしまったとならない様にお気をつけ下さいね。

Posted by doorrd